新しい知識習得の誘惑にどう立ち向かうか

既存で覚えたい項目があり、外部要因(誘惑)が発生する

何か予定を立てて、作業をしようにも誘惑に駆られてしまう。以下の例がある

・AmazonPrimeReadingやUnlimitedで魅力的な書籍に出会う
・外出先の本屋で魅力的な書籍に出会う
・思ってもみなかったゲームや遊びに惹かれる
・いつまでもダラダラしていたい

などがある。遊びに関しては、「学習」と「遊び」で大枠の優先度が決められているならば、意思決定はさほど精神リソースの資源を消費しなくて済む。
けれども、技術書だと同じ学習にカテゴライズされているので、優先度決定がやや難しくなる。何より、誘惑によって得られた「学習における熱」を消すか増やすか迷うところである。

1本終わらせてから次に行くほうがタスク消化は早い

「片手間に何本も並行して作業」していると、結果的に意思決定やスイッチングコストの影響などで「1本終わらせて次行く」方がタスク消化は早い。
そんなこと、よく言われていることだがこれが難しい。誘惑が存在している限り、これはずっと、呪いのように付きまとう。ずっと無限に同じことを当たり前のようにできるほど、人は優れていない。

出来ないから、日ごろ何かと叫ばれているのである。

本当に当たり前にできているならば誰も何も言わない。生存している人が当たり前に行えている「人間は呼吸をしないと生きていけない」という事は日ごろ、とやかく叫ばれていないように。

「額縁に飾られた絵である」と思い込む

有名なマシュマロテストがある。子どもに卓上に置かれたマシュマロを与え、15分我慢できるかどうかのテストである。
個人的には、テスト結果ではなく、15分我慢する対策方法に着目したい。
子どもの行動で15分我慢できた行動は「別のことをしてマシュマロを意識外に置く」が大体だったそう。

そして実験者の対策の一つとして「マシュマロを絵に描かれたものと思い込む」とする方法がある。

これは「絵に描かれており、眼前にあるマシュマロは決して食べれないもの」と思い込むことで欲求を減らすことを目的としている。決して手に入らないもの。これがミソである。人は手に入るかもしれないという可能性があると、それが願望になり、願望と現実のバランスが取れなくなると欲求不満になったり行動阻害が発生する。「願望を捨てる」ことで、意識の方向性をコントロールするという方法論である。

これは扱いに注意が必要で。すべてにおいて欲を捨てると向上心が失われる可能性がある。「誘惑を対処する」ときにのみ活用したい。


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