ミステリについて

さて、第2回の題材はミステリについてということなので
早速語ります。多分最初の出会いは小学生の低学年の時に歯医者においてあった少年マガジンでみた金田一だったと思う。確か墓場島で寝袋で寝てる所に銃剣が刺さってるシーンだったかな。ちなみに金田一は同じく子供の頃に雪夜叉のシーンでしっかりトラウマになった記憶が。斧パッカーンで頭ブシュってなったやつ。OPテーマもやたら怖かったなあの頃は。
ちなみに大人になってからも同じシーン見たんですけど明智警視のキャラが別の意味でトラウマになりそうでした。誰だお前は。
その後コミックスで金田一を読んで面白いってなって。後は古畑任三郎が面白かったので
そこでミステリ系がさらに好きになって高校の頃に出会った逆転裁判にドハマリし・・・と言った経緯です。
ただ、いわゆる本格ミステリというか小説媒体にちゃんと触れたのは実は二十歳超えて地元に戻ってきてからで、就職で関東に行ってた頃は本なんか読んでる余裕なかったなあ。精神的にも。
それから毎月4~5冊のペースで読んでます。
自分の思うミステリーの良さってトリックで驚かせてくれるとか
探偵のキャラが良いとか色々あってそれもなんですけど
『最後に謎解きと種明かしというオチがある』事が
ちゃんと最後まで読みすすめるための保証というか推進力になっている。
という点が大きいんじゃないかと思うんですよ。
最後はこれどうやって落とすんだろうっていうドキドキですかね。
途中がアレでもそこが気になるから読了できると。
そういう点がミステリの優れてるところだと思います。
まあもちろん「散々引っ張ってそんなオチかよ!」って作品もありますけどね(笑)
ちなみにトリックの好みとしては、物理的に「なんとか頑張って細工しました!」みたいなトリックよりも、心理的な部分から殴ってくれるトリックの方が好きです。金田一だと魔犬の森の何気ない一言だとか、ああいうの。
後は物理トリックでも「そこまでやるか!」レベルに振り切ってくれるのも好きですね。叙述トリックも大好物です。
最近はラノベ的というか軽い読み口でキャラが立ってる作品も増えてきたので
そういうのも読みやすくていいですね。

では最後に好きなミステリ作家ベスト3を上げて終わりにします。
順不同で。といいつつ上位3人にしぼりきれなかったので。
あくまで今の気分も含めての3人ということで勘弁を。

・綾辻行人
ミステリを語る上でここはやっぱり外せないのかなあと。
ミステリ界で綾辻前綾辻後という言葉ができた芸人で言う
ダウンタウン的な存在です。マジで。
「ミステリーってこういうのですよ!よろしくね!」という具合に
真後ろから堂々とぶん殴ってきます(笑)
自分も二十歳超えてからの入り口で読んだ本は「十角館の殺人」なので
今からミステリ読む人はとりあえず綾辻の館シリーズ(最低でも迷路館くらいまでを順番に)か
Anotherを読んでおけばまず間違いないです。
Anotherの方が文体が優しいし
キャラも立ってるからおすすめかな。

オススメ 十角館の殺人 迷路館の殺人 時計館の殺人 どんどん橋、落ちた Anotherシリーズ


・早坂吝
エロとバカに油断してると滅茶苦茶なところからパンチが飛んでくる作家でおなじみの早坂吝。文体は読みやすいし最近の作家さんなので電子書籍でも書店でもお求めやすいかと。
とにかく滅茶苦茶驚かせてくれるんですけどそれと同時に絵を想像すると
「バカじゃねえのこいつ!!(褒め言葉)」と思わず笑ってしまうくらいの不思議な読後感が味わえます。エロに耐性がある人は是非是非。

オススメ ◯◯◯◯◯◯◯◯殺人事件 誰も僕を裁けない 双蛇密室 殺人犯 対 殺人鬼


・巧舟
逆転裁判シリーズのディレクター&シナリオライター。
作家ではないけどここは絶対外せない。
絶妙なネーミングセンスと強烈すぎるキャラクター。
会話の中にしれっと挟み込まれるユーモアと飽きさせない文体。
終盤の怒涛の伏線回収、時には力技すぎるトリックと真相。
更には媒体がゲームなので自分で謎を解く爽快感と展開がどこで終わるか読めない(小説のように残りページが分からない)とここで書くには魅力が伝えきれないと思うので、ぜひ興味があって未プレイなら1度プレイしてみて下さい。絶対損はしません。
ちなみに自分の特に好きな事件は 逆転のトノサマン(1)逆転サーカス(2)
盗まれた逆転(3)華麗なる逆転(3) 
大逆転裁判とゴーストトリックについてはシナリオの流れ込みで好き

オススメ 逆転裁判シリーズ 大逆転裁判シリーズ ゴーストトリック

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