ただ”やめてない”だけの人

どうも、とれいんです。
気がつけば大喜利を始めてから今年2022年7月で丸20年経ちます。
20年もやっているのに未だにどこにも波風一つ立たせていない身で恐縮ではありますが、
せっかくなので、備忘録も兼ねて色々振り返ってみようかと。

事の始まりは中学３年生の時、当時電撃G'sマガジンという美少女ゲームやらなんやらの専門誌がありまして。
そこでシスター・プリンセスという兄（読者）１人に対して妹が１２人もいて、人気投票やらアンケートの結果が次回の紙面に反映されるという企画があって、まだアイマスどころかAKBすら影も形もない時期にそんなことやってまして。クラスメイトだかにそそのかされて見事にハマってしまったわけですよ。中３の男が下手したら最年長で高１くらいのキャラにお兄ちゃんとかお兄様とか言われるねじれ現象に陥ってたわけです。受験勉強しろよ。
で、最初はそこの読者コーナーにお便りで投稿してたわけです。２回位採用されたんじゃなかろうか。ちなみに当時のHNは思い出すだけでアイタタタな気持ちになるので謹んで伏せさせていただきます。

当時、家に当時PCの類はなく。ネットカフェなんかもまだまだ周りにない時代に。バスでちょっと行った所の回転寿司屋が昼間の時間だけデザートやらケーキのみをレーンに流すみたいなサービスしてまして。そこのスペースの片隅に使い放題のインターネットに繋がってるPCがあったんですね。
そこでろくな知識も無いままPCを触りインターネットの世界に飛び込んでいくわけです。何で検索して飛んだのかは覚えてないけど。
飛んだ先が当時読者投稿コーナーの常連だった山神さんという方が運営してらしたHPだったんですね。で、当時個人HPにつきものだった掲示板に心臓バクンバクンしながら書き込んだりして交流させていただいて。今でもTwitterや何年か一度お会いするくらいの付き合いを続けさせていただいてるのですが、
そこのリンク集からSMILE×SMILEという
（管理人さんの方の名前は忘れたのですが）個人大喜利のHPに飛びまして。
その大喜利企画に興味本位で投稿したのが大喜利活動の始まりです。
現在の名前もその時から変わらず使用しています。奇抜な名前にしなくてよかった。こだわりは無いけど愛着は湧いてます。
（ただ、最近同じひらがな表記の「とれいん」さんで日本でも有名なマリオカートの実況者の方が居るのでこっちのほうが早いけどもちょっとだけ１文字２文字付け足す形でマイナーチェンジでもしようかなと考えたり考えなかったり。）

その時生まれて初めて送った回答が
お題
こんな流しそうめんは嫌だ
回答
たまにもの凄い勢いで逆流する

まあまあシンプルなお題にいかにも『大喜利始めたてでござい』みたいな
まあまあ安直な回答をしたわけですが。
判定のルールは忘れたけどこの回答が２位とかに選ばれまして。
そこで味をしめて毎週のように１００円くらいの一番安いプリンだけ頼んで
そこのPCコーナーに１時間位前週に送った回答の結果の確認と新しいお題に対する回答を投稿をするために通い詰めてました。受験勉強しろよ。
たしかその企画は雑誌の投稿コーナーみたいにシーズン毎の累計ポイントで優勝者を決めるみたいなルールだったと記憶してるのですが、
毎週通った甲斐もあってシーズン総合２位とかにつけた記憶があります。
当時はお題に答えてリアクションと結果が返ってくるだけで面白かったので、夢中になって手当たり次第に投稿してましたね。今でも似たような感じではありますが。その初期衝動が今にも続いてる・・・のかなあ。

家に初めてネット回線らしきものがつながったのはその年の秋頃で、電話機にLモードという当時ケータイ電話にｉモードが普及し始めた頃に家庭用電話機でも同じようなサービスがあって。電話機のディスプレイに簡易的に表示されるHPの画面から親の目を盗んで平日の夜中に投稿活動してた記憶があります。間違いなくこの頃が１番大喜利中毒でした。映画とかだったら完全に家族に隠れて爆弾とか作ってるやつの行動なのよ。

そんなこんなで週１の回転寿司屋通いに終りが来るのが中学の終わりか高校１年生のときか、ついにネット回線とノートパソコンがこの手に。無線はあったけどWi-Fiは時代的にまだまだなかった時代ですね。この頃になると大喜利。当時はやっていたボキャブラ天国のオマージュ企画。長文と言われているいわゆる漫才やコントの台本だけで競う企画へ投稿と手当たり次第に参加し、２ちゃんねるの大喜利板や当時存在していたＹａｈｏｏチャット大喜利、MSNチャット大喜利なんかにも手を伸ばしていました。

当時のネット大喜利サイト事情ですが、ラジオ投稿者、ジャンプ等の雑誌投稿者
芸人の個人サイト。もしくはボキャブラ天国やオンエアバトルのファンサイトの管理人の方々が個人HPに投稿コーナーを設けるか大喜利メインのHPを開設して、それこそ１つのHPの中でいろんなルールの大喜利を並行してやっていて、しかもそこに参加していた参加者の人が我も我もと新しくHPを立ち上げてと枝分かれを繰り返した結果その数が半端じゃなく多かった。
全盛期には１００くらいの大喜利サイトがあったんじゃなかろうか。
そんな中、完全に初心者な自分は入り口が入り口だったからどこにもメインで属すこともなく。目を瞠るような成績を残して一目置かれるでもなく、色んなところでなんとなく名前を見るけど特にメインストリームに居るわけでもないので、
ネット大喜利の中でも特に○○勢、何々界隈、どこどこの人と呼ばれたことはなかったな。それが今までずっと続いてる。今だったらかろうじて東北の人かな。どの時代を切り取っても、参加した場所の種類は多いけどどこもメインではないというか。社会人以降もボケて、アメーバ大喜利、ニコ生。Twitter。You Tube。全部参加してるけどせいぜい１つの動画とか企画だし。１年位集中して参加したら離れていったっていうのも多いし。
唯一番組終了まで頑張ったのがケータイ大喜利とすっぴん！の朝喜利かな。
この２つはスタートが遅すぎたと今でも悔やんでます。今ではテレビ・ラジオ系はIPPONグランプリが最後の砦。絶対読まれたいなあ。
閑話休題。別にそこの界隈に嫌気が差したとかそういうことは一切無いので悪しからず。大抵参加してたところが休止とか活動収縮したので合わせて自分もフェードアウトみたいなのが大半です。後は１～２回投稿忘れて次参加しなきゃなあ、とか思ってる間にズルズルパターンも。
メインで活動してるネット大喜利サイトにしたって忙しさやらモチベーション低下やらで２～３ヶ月投稿しない時期も普通にありましたからね。ちょうど投稿してない時期にボケノートとか大喜利PHPとかが盛り上がってそこの波には完全に乗り遅れてたなそういえば。そんでしれっとまた始める。その時もいちいち引退とか休止とか宣言したことは一度もないですね、しばらくいいかなあと思ったら投稿止めてまたぼちぼちやるかあと思ったら再開すればいいし。自分はずっとそんなスタンスです。

生大喜利に関しては投稿活動を始めた当時、
生大喜利なんて言葉すらまだ存在しなかった時代に、
イロトリドリノセカイというサイトのオフ会で会議室で集まって大喜利して
それをYou Tubeとかもまだない時代に動画で配信してて。
いつか自分もこんな事したい！と思っていて、ちょこちょこオフ会に参加したときに、カラオケボックスの中とかでやってたりしてたのが、
２０１３年になにかの拍子にふと検索掛けてみたら、「仙台でもやってるじゃん！」と当時罠箱さんという方が主催していた東北大喜利会に参加したのが最初です。ちなみに初参加で優勝しました。やったね。
その時のメンバーとは今でも長くお付き合いさせていただいてますし、仙台で活動しているお笑い事務所のティーライズさんとの繋がりもできたり、そのご縁で今ではライブの大喜利コーナーに呼んでいただいたりと、本当にありがたい思いをさせていただいてます。さらにそこから東京行ったり仙台に大会でお呼びしたりして。仙台に人を集めて開く大会の運営として活動するなんて貴重な経験もしましたし。
さらにネット大喜利時代の人たちと初めてお会いできたりして。
まあいい時代になったなあと。
今では罠箱さんも東北大喜利会の運営から離れ、かといってこのままだと他に定期的に開催する人も居なくなってしまうので、「東北で生大喜利できる場所も無くなっちゃうのもあれだしじゃあ誰もやらないなら自分が開くけど良かったら来る？」くらいのスタンスで大喜利会も開かせてもらってます。「東北大喜利会」という名前はあくまで罠箱さんの物なのでいつか正式に使用の許可をいただけるまでは、「東北大喜利練習会　ギリレン」という形でやらせてもらってます。
コロナ禍に入ってもZOOM大喜利という形で大喜利会を継続開催できたのは本当に大きい。せいぎくんカツノリさんありがとう。
参加者の皆本当にいつもありがとう。
しかしマジで今のリアルのプライベートの交友関係の８割が東北の大喜利会やティーライズのお笑いで知り合った人なので。あの時東北大喜利会の情報見つけてなかったらと思うとゾッとするな。
地元のメンツとは中々会えないし他の仲いい人は一番近くて関東だし。

本当は当時こんな大喜利のサイトでこんな成績を残したのが思い出でーとか
ターニングポイントになった生大喜利でこの瞬間が忘れられなくてーみたいな話ができればいいんでしょうがいかんせん特に大した結果も残しておらず、読み応えのない記事だなあとは自分でも思います。次回大喜利の記事書く時は優勝報告とかしてみたいね。こんなでも何かに参加する時はそれなりに本気なので。そっちのほうがより楽しめるし。
こう振り返ってみると、続けてきたとかじゃなくてただ本当に"やめなかった”だけ。というかこんだけ長いことやってると生活の中に当たり前に存在しすぎてやめるだやめないだのレベルじゃないのかな。米食べる食べないとかそういう次元。「当分米食うのやめてパン主食にするか」と思ってもしばらくしたら。「やっぱ米だな。」みたいな。パンも好きだけどね。

基本大喜利大好きな所だけは一貫して変わらないので。
これからも面白そうな所にとりあえず顔を出して参加してみる、いつの時代もどこの中心にいたことはなく、メインで活躍する人を遠巻きにながめながら周りをうろついてる感じの投稿人生で、きっとこれからも『何メインでやってる人かは知らないけどなんか色んな所で名前見る東北の人』でやっていくんだろうなと思います。どこかで見かけたらよろしく。

とりあえず次はスプレッドシート大喜利にチャレンジしてみたいんだけど
完全に始め時を見失ってしまったな。どうしたもんか。

ではでは。