フリーBGMとは#2 用途とメリット
株式会社TRACKSのクリエイターサポートです。
#2の記事でフリーBGMとはなにか、どこまでが無料なのかを解説しました。今回は、フリーBGMは何に使えるのか、具体的な例を挙げながら解説していきます。
※この記事は一般的なフリーBGMについて解説しておりますが、作曲家によりライセンスが異なります。使用時は必ずライセンスをご確認ください。
1. 用途別の使用例
まず、フリーBGMがどのような用途で使えるのかを紹介します。
映像・音声の背景音楽
映像や音声のみのコンテンツの背景音楽として使用することができます。映像や音声のみコンテンツは様々ありますが、例えばテレビ番組、ラジオ番組、配信用番組、コンクール作品、ラジオドラマなどにも使用することができます。
舞台や劇
講演、芝居、討論、劇など、舞台で使用することができます。
ゲーム
スマホアプリやPCなどのゲームに使用することができます。ただし、音楽をメインとしたゲームはライセンスで禁止されている場合があります。
学校関連
課題としての作品制作や文化祭ステージでの利用など、学校関連の用途で使用することができます。
店舗・イベント
店内BGMや店内放送、イベントや結婚式にも、フリーBGMを使用することができます。ただし、フリーBGMがメインとなるように流すことは多くの場合ライセンス違反となります。例えば音楽イベントにてフリーBGMブースを作り、BGMをメインで流すようなことはライセンスで禁止されている可能性があります。
広告
テレビCM、ラジオCM、企業のPR動画など様々な広告に使用することができます。
2. メディア別の使用例
次に、フリーBGMを使ったコンテンツはどのようなメディアで配信して良いのかを解説します。
インターネット
YouTube、X(旧Twitter)、TikTokなどの無償サービス、NetflixやAmazon Prime Videoのようなサブスクリプションサービスを含め、あらゆるプラットフォームで配信することができます。また、企業や個人のWebサイトに掲載することも可能です。
テレビ・ラジオ
番組本編かCMかを問わず、テレビ・ラジオ・有線放送で使用することができます。ただし、音楽を聞かせる目的での利用はライセンスで禁止されている場合があります。
映画
映画館で上映することもできます。
DVD等のパッケージ
DVD等のパッケージに作品を収録して配布・販売することができます。ただし、フリーBGMのみを収録して配布することは、多くの場合ライセンスで禁止されています。
3. フリーBGMのメリット
上記のように幅広い用途、様々なメディアに使用することができるフリーBGMについて、改めてそのメリットをまとめてみます。
完全無料で使える
使用用途やメディアによって初期及び追加の費用がかかることがなく、完全無料で使用することができます。また、放送・上映したものを録音して配布したり、配信したりしても問題ありません。
許諾が不要
多くのフリーBGMは作曲者の許諾なく使用することができます。ただし、作曲者によってはクレジット表記が必要な場合もありますので、ライセンスを必ず確認してください。
商用・非商用を問わず使える
フリーBGMを使用したゲームやDVDなどを販売したり、有償のイベントで使ったりすることができます。ただし、作曲者によっては、商用利用の場合のライセンスが異なる場合がありますので、ライセンスを必ず確認してください。
法人・個人を問わず使える
多くのフリーBGMは、利用者が法人でも個人でもライセンスが変わりません。
サイトへのアカウント登録が不要
フリーBGMは作曲家のサイトで配布されていることがほとんどですが、それらのサイトへのアカウント登録等は不要であるため、気軽にダウンロードすることができます。
全世界で使える
多くのフリーBGMのライセンスでは地域を限定していないので、日本に限らず海外で流通するコンテンツにも使用することができます。
4. まとめ
今回は、フリーBGMは何に使えるのかについて解説しました。使用可能な用途やメディアが幅広く、メリットも多いフリーBGMですが、使用の際にはライセンスに注意してください。フリーBGMの注意点やライセンスの読み方についても、別途記事をまとめる予定ですので、ぜひチェックしてみてください。
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