人生変わって三年目
はじめに
こんにちは。あるいはこんばんは。もしくはおはようございます。
ポーカーディーラー・プレイヤーのたぴと申します。
ついにこのゲームに出会って丸2年が経ちました。
時給もよさそうで楽しく働けそうと、ディーラーのバイトを始めたのが2022年の2月。そのままポーカーの楽しさと深みにハマって、プレイヤーとしても向き合い、周りの人たちに恵まれたおかげで、ディーラーとしてもプレイヤーとしても、成長を感じることができながらここまで来ました。
今回は2年間ポーカーをやってきて、僕が歩んだ軌跡についてご紹介します。
1年目
ポーカーとの出会い
ポーカーに出会ったきっかけは僕の実姉が「カジノディーラーのバイト始めたわ」と言ってきたのがきっかけでした。
すぐに深い興味を持ち、姉の職場に連れて行ってもらい、初めてカードとチップを触ってポーカーをプレイしました。川崎VALUEが僕のポーカー人生の原点でした。
その時の記憶はほぼないのですが、唯一覚えていることは、ブラフオールインに失敗してチップを失くしたことだけです。ずっとチャレンジャー精神だけはあるみたいですね。
そのまま流れるようにバイトとして採用され、2022年の2月、めでたくディーラーデビューです。やたらと首にキスマークがついてるお姉さんが同い年ということに驚きを隠せませんでした。
JOPTってなんだ?GGってなんだ?
ディーラーを始めて3ヶ月程。その間、JOPTという言葉をやたらと聞きました。サテライト?衛星のこと?なんだかよくわからないが、どうやら”大会”とやらがあるらしい。
2022年5月。竹芝にてそれが開催中とのこと。竹芝ってどこよ?というくらい情弱な僕でしたが、川崎VALUEのマネージャー的存在であるジャスティン氏の粋な計らいにより、早上がりしてそいつに参加することに。
まだ金銭感覚の狂っていない当時の僕から見て、15Kも払ってポーカーするとかまったくもってわけがわからなかったので、ジャスさんからステーキングとかいうこれまたよくわからない制度で5Kも頂き、GG150 Bountyに参加し、インマネには程遠く終わるものの1枚のバウンティチップを獲得。これがGGとの出会いでした。
この時のT$30は、なんのなにもなく、溶けて消えていきました。
ミックスゲームとの出会い
6月、WSOPと初夏の熱気に浮かされていたころ。とあるツイートが目に飛び込んできました。
な、なんか全然よくわからないけど、ポーカーが9種類あるだと?
Poker Players Championshipって名前のトーナメントがあるの?めっちゃかっこいいじゃん、、、
は?5万ドル?え???桁おかしくない?????
ここでミックスゲームなるものが存在することを認知します。
そしてタイミングよく、川崎VALUEの当時の常連のとあるバカラ狂の方に、PLOとかいうエキサイティングなゲームを教えてもらいました。
全然戦い方わかんないけど、楽しいかも!
その方と予定を合わせて、連れて行ってもらって中野DDPTのPLO Practiceに参加します。これが僕のミックスプレイヤーとなる起源でした。
アフロヘアのダウナーな感じの先生(この人がヒルマさんだと勘違いしていましたが、くまさんでした。)にポーカーを教わる。
そもそもポーカーの"戦略"を教わる、という経験も、この時はとても新鮮に感じられました。
Draw Practiceにも参加したり、いろんなミックスゲームが遊べる店舗に行ってプレイしてみたり、あれよあれよと沼っていきました。
ミックスディーラーデビュー
11月に、WPT Tokyoが新宿・三角広場にて開催されました。
DDPTの総帥(という表現が正しいかは不明)であるshopmakerさんが、ツイッターにてミックスゲームのディーラーを募集するとのこと。
時給も上がるし、そもそもミックス好きだし、こんなんやるっきゃないじゃん!ということで、大型大会でのミックスゲームのディーラーデビューを果たします。
今ではそつなくこなせるようになったポット計算ですが、当時はマジで吐きそうになるかと思うくらいできませんでした。よく「そんなわけないじゃん」と言われますが、ポット計算の上達方法はマジで"慣れ"です。これはガチです。ほんとに。嘘じゃない。マジの大マジ。
そんでもって大して計算もできないのに、当時自己顕示欲マシマシだった僕は、FTのディーラーというものに漠然と憧れを抱いていました。なんとそれがこのWPTで実現されてしまったわけです。
本当にありがたい貴重な経験をさせていただけました。とても嬉しかったことを覚えています。
僕のことを信頼してくれたのかなと今では客観的に思えますが、まあとにかく舞い上がりました。ありえないくらい緊張もしましたが。
ディーラーというのはなんかまあ不思議なもので、ブラインドとスタックがデカければデカいほど撒いてて楽しいし嬉しいんですね。
その後、SPADIEのPLOでもFTのディーラーをさせていただいたりと、歴半年ちょっとのペーペーにしてはありがたい経験をさせていただくことが多かったですね。
ミックスプレイヤーデビュー
初めて大型大会でNLH以外のトーナメントに出たのは、12月に六本木で開催されたKK LIVE TOKYOでした。
PLOと、Triple Draw MIXに参加します。
PLOは序盤非常に好調で、アベレージ上を維持してレイトレジストのタイミングを迎えましたが、shopmakerさんにほぼすべてのチップをたぎって献上し、終了。
TD MIXはひたすらブラフキャッチされてボコられて飛びました。この時の僕は、FLはブラフ頻度少なくていいことを知らずにひたすらブラフが好きだからと打ちまくっていましたね。
とまあ、今の自分から見てもわかるしっかりとした下手くそだったわけです。でも楽しかったなあ。
ポーカーが上手くなる
川崎VALUEではすきまさんを講師に迎えた講習会が定期開催されたり、ポーカーチーム"Giant Killing"が発足。
大学が近いからと掛け持ちでディーラーを始めさせていただいたじゃんけんポーカー水道橋には、プリンスさんによる道場が行われるなど。
運よくNLHが上達するための環境にとてつもなく恵まれました。
僕自身は大した座学をしてきていません。本当に教わる事ばかりでした。
でも、だからこそ、
ミックスゲームで、勝ちたい。
ミックスゲームにはGTO WizardもSolverもない。
自分の力で考えて、強くなるしかない。
競技人口も少なく、周りの仲間にはできない。
ポーカーの王者を名乗る上で、この上ない名誉になる。
「すごい、たぴくんだからこそだ」と言われたい!
そんな夢を、この頃からぼんやりと持っていました。
インマネと詐欺に始まる2023
年末からインフルで体調をぶっ壊し、なんの実感もないまま2023年を迎えます。
JOPTが始まる頃には体調はすこぶる回復しており、PLOのトロフィーが獲りたいの一心で参加します。近くのマンボーでシャワーと数時間の仮眠をとるだけ、みたいな限界シフトで働いて、その給料でポーカーする、というのを成人式蹴飛ばしてやっていました。
初日、普通に23時とかで退勤して、滾った結果終電をあきらめてOFC Joker Ultimateに参加します。
今思うとマジで正気の沙汰じゃない。絶対におとなしく帰った方がEVあります。
同卓者を焼けさせるレクレクラッキープレイをかまし続けて5位に食いつき、大型大会で初めてのインマネを果たします。
1年間ポーカーやってきて初インマネがルール覚えたてのゲームでした。まあ、これがポーカーの面白さってコトで、ね。
MIX NLH&PLOにも参加します。が、NLHでタフコールし続けた結果いいとこなく即トビ。
この日が一番睡眠時間がとれました。
最終日のPLO Closerにも参加。まあとんでもなく楽しかったですね。
初めてチップリ写真載ったのも、FT写真載ったのも、このトーナメントでした。
※この写真は5月にColossusをディープランしたたいざんのポーズを真似たスーパーウルトラ激アツ写真です。
FTバブルの8人leftで、とんでもないバブルファクターに圧されてめちゃくちゃに痛めつけられました。隣のテーブルでほの競馬さんがめっちゃ叫んで興奮してて、マジで早く誰でもいいから飛んでくれ~~~!!!みたいなことを思ってた記憶があります。
その後、ぽぽんと人が飛んで、ヌルっとインマネを果たします。
ラスハンはフロップKQJのJJTxのセットで、AAxxのフラドロとAIまでいって、フラッシュ引かれてフルハウス引けずに飛びました。FT行けてインマネまでしてめちゃくちゃ嬉しかったけど、ここで引けてたらマジで優勝も見えたかもしれないと、とにかく悔しかったのを、今でもラスハン覚えてるくらいには感じました。
その後、入ってきたプライズは川崎で仲良くなった人に詐欺られてなくなりました。金の貸し借りは危ないことを学んで、2023は幕を開けました。
2年目
noteを書く
レイズ権の記事が軽くバズりました。
これを書くきっかけになった方はもうディーラーをやめてしまい、関わりがなくなってしまいましたが。ただ、いい経験になったので感謝です。
これに味を占めてもう何個か書いてやろうと思いましたが、書き出してみると自分の文章力が足りずに思うように上手く書けないということが頻発。というか、"僕ごときが"という気持ちがどこか湧いてしまうんですね。もっとこういうのに詳しい人はいるじゃん。みたいな。ただ、詳しいかどうかはそれはそれで重要だけど、書けるかどうかも大事だよね。のマインドで頑張るのは大事かもな。と最近は思います。
まあ、普通にめんどくさくて書けないことが80%です。もっと褒めてもらえるように頑張りたいと思います。
こちらも若干反響ありました。よければぜひご一読ください。
ディーラーのモチベーション
金欠で新年を迎えたので、ひたすらディーラーしてました。
Masters S-1。名誉ある大会でDDPTの下についてディーラーさせてもらったり、戦国ポーカーツアーで数年ぶりに浴衣着てディーラーさせてもらったり。
その中で、いろんな人と話したり、いろんな人のディーリングを見たり、いろんな人からディーリングを褒められたりして、ディーラーもっと上手くなりたいというモチベーションが上がっていきます。
僕が一番ディーリングを教わった、師匠ともいえるれんちゃんも卒業したり。素直に寂しかったですね。
そんな中迎えたJOPT GF。10gameが開催されるとのこと。
プレイヤーとして出てみたかった気持ちもありますが、ディーラーとしてのモチベの方が高かったので、10gameを撒きたいの気持ちのほうが強かったのを覚えています。実際、ディーラーしててめちゃくちゃ楽しかったです。PLO CSのFTのディーラーさせていただいたり、ディーラーとして参加した大会の中で一番楽しかった大会だったかもしれません。
10gameのプレイヤーがみんな楽しそうで、次は出たいなぁとぼんやり思ったのを覚えてます。
ちなみに、ノリで出たNLH Builderはバブバブで砕け散りました。マジで吐きそうでした。
打ち上げに呼んでもらえたことも嬉しかったですね。そうそうたるディーラー陣に混ざってみんなでワイワイできた、というのが自信につながりました。
フロアへの道
7月のJOPT。10game出ようかなと考えていましたが、最終日にフロアが足りないとのこと。プレイヤーとしての参加はせず、ついにフロアデビューを果たします。
任命されたのは、最終日のMIX 2-7TD&Badugi。
ディーラーもしましたが、フロア補佐というか、手伝いみたいなこともいろいろさせていただき、おおまかな流れを学んでいきます。
迎えた最終日。
マジで意味わからんくらいもう訳わかんないほどの人が来て、マジで何もできませんでした。
すぐ横でPLO Closerのフロアをやっていたカズーさんと、TDのざわおさんと、付け回しのゆふぃさんと、マジでみんなに助けられました。
フロアってこんなに大変なんですか?わけがわかりません。みたいなお気持ちに。
ついでにこのJOPTではディーラーとしても結構大きなミスを犯して、完全にモチベが下がっていきます。
ただ、信頼してもらってフロアに任命してくれているので、それには応えないと。これからも頑張っていきたい所存です。
プレイヤーのモチベーション
相対的に、プレイヤーやりたいの気持ちが高まるきっかけになったJOPTでした。
NLH Megastackで、前述したGiant Killingのメンバーのにっしーさんが優勝したり、PLO Closerですきまさんが優勝したり。
知ってる人が勝つところを見ると、やっぱり感動するし、感化されます。
とにかくトロフィーが欲しい。
てか、10game出たい。
この前のSPADIEのPLOでバブったのも悔しいし。
燻ぶった気持ちを抱えて、8月を迎えます。
KK LIVE TOKYO。10gameが開催されますが、JOPTよりもバイインが高いのに1dayイベント。だったら10月のJOPTを待つか。と、ここでもシフトに入ります。
フロアとして仕事をさせていただき、JOPTよりは上手くできたことで少しだけ自信を持てました。
が、最終日には睡眠不足で完全に電池が切れました。人間、睡眠は大事です。
U-30が開催されます。NLHもなんやかんや大好きで、というか一番やってきたゲームなわけなので、Main Eventに出場します。
が、ロングストラクチャーに耐え切れず集中力が切れ、かなりわかりやすいミスプレイで飛びました。結局ディーラーばかりしてました。
戦国ポーカーツアーではPLOとH.O.R.S.E.に参加します。PLOではブラフを失敗し、H.O.R.S.E.はずっと砂利のままそこそこのところまで残りますが耐え切れずに飛び。
その後誘われた2-7TDのSit&goで運よく優勝します。2-7TDのHUをここでめちゃくちゃ教えてもらいました。
このあたりでPokerstarsに手を出し始めます。マイクロレートのミックスゲームのトーナメントを打ち込みました。
H.O.R.S.E.で優勝したり、WCOOPの2-7SDで日本人ラストロンガーの10位になったり、2-7TDでサテライト通過からギリギリミニインマネしたり。
そんなこんなで10月のJOPTを迎えます。
2023 JOPT Tokyo #03
PLO CSのフロアや、Stud8のフロアをやったりします。Stud8ではめちゃくちゃでかいTD案件が起きたりして、これもまたしんどかった記憶があります。新システムのGame IDに慣れてなく、難しい思いをしました。
こちらも本当にいろんな人に助けられました。感謝しかありません。
プレイヤーとしては、JOPT初開催の2-7SDと、待ちに待った10gameに参加します。
10game Day1Bでは、序盤にNLHでフラッシュオーバーフラッシュを食らわせてダブルアップしたり、PLOでストフラ引いてウレションリポットオールインしたり(こちらは降りられた)、めちゃくちゃにラッキーしてアベレージちょいくらいのスタックで通過します。
とにかく同卓した人たちがみんないい人で、終始めちゃくちゃ楽しくプレイできました。
このテーブルめっちゃ楽しかったなぁ。
その後、深夜の2-7SDへ。
当然のように滾っているので誰よりも早く着席しました。そして1回飛びます。
しかし滾っていますので、ダブルブロッコリーも視野に!とかほざきながらリエントリー。結果FTへ進んだものの、インマネはすることなく9位で飛翔。
Flickrにめちゃくちゃ眠そうな顔の僕の写真が載ってて震えました。
さすがにおもろい。
念願のブロッコリー🥦
JOPT最終日。10game Day2が始まります。
正直、2-7SD走って滾りまくってたので、全然眠れませんでした。近くのバグースでずっとツイッターしてました。
脳内の分泌されてるなんかしらだけで頑張っています。
とはいえ遅れることなく着席し、NLHからスタート。
ここでまた病気が出ます。
ブラフ失敗し、とんでもない砂利スタックに。
しかし、BadugiやらStudやらで何とか持ち直します。
ここでも3bp3wayの3rdドローで8バドを完成させたり、FLO8でウィールを引いたり、またわけわからんくらいのラッキーをします。
そしてITMが決定。
Stud8で2人同時飛びして、H4HすることなくITMが決まったのもこれまたラッキーだったかもしれません。メンタル的に非常に好調です。
応援に来てくれているみんながタリーズ買って差し入れてくれたり、RedBull持ってきてくれたり、本当にありがたい応援でした。とても助かりました。
アベレージあるのに9Bigbetしかないみたいな、カリカリした状況が続きます。
そしてFTへ。
FT始まって早々に、ブラインドヘッズで初手7バドとTバド同士でぶつかり、全弾入り切ります。
ポジションとられていて確実に格上のとぅんさんをこれで飛ばせたのはこの上ない大ラッキーでした。マジのマジで上振れています。
FT入った時点では3番目のスタック量でしたが、ここでチップリーダーに。あるぞ。マジである。
2-7SDでBTNでJローが入ります。房州さんのAIを受けて、引かれることなく飛ばす。デカい。ある。
2-7TD、SBで34でスチールを試みるも失敗。3枚チェンジで257。ヤバい。確実にキテる。
PLOはセットが刺さる刺さる。
NLHでもラッキー。SBでA4sをpushして、BBにQQ。マズいなと思ったらAを拾う。
そのままとんでもない量のチップリを維持してHUを迎えます。
2-7TD。3枚1枚でまたしてもNo.1を引きました。
相手のスタックももうほとんどありません。
これにコールをもらえれば、勝ち。
応援に来てた人から聞いた話ですが、
「めちゃくちゃ呼吸乱れて首元めっちゃ動いてるから、また変な滾ったブラフしてんのかと思ったよ」
とのこと。めちゃくちゃにバリューでした。
やっぱり、緊張に完全に打ち勝つなんてのは無理なんだとその話を聞いて悟りました。
しかしfoldされてしまいます。決めきれず。
またすぐ後、7ロー2枚ドローの形でプリドロー3betAIになりました。こちらはOOP。
2枚、1枚。
1枚、1枚。
Pat、1枚。
97542をshowdownします。
叫んだし、泣いた。ポーカーやってて初めて泣いた日だった。
実力ではいろんな人に負けてたかもしれないけど、この日一番ツイてるのは俺だった!だから勝った。オレンジ色の、喉から手が出るほど欲しかったトロフィーが、ついに、この手に。
この感動を、味わえて良かった。
この上なく、たまらなく、嬉しかった。
50万相当のプライズをゲットします。これももちろん嬉しいのですが、1stと書かれた群青色のカードと、色つきのトロフィーがとにかく嬉しくて、選手契約とか正直よくわかっていない僕はかなり適当に契約を済ませてしまいました。絶対にコインより渡航費でもらう方が良かったなと今は思います。
給料倍々チャレンジは成功に終わりました。
帰宅。ま~~~~寝れないのなんの!興奮冷めやらぬというのはまさにこれかと。
ツイッターで溜まった祝勝リプを返して、もうなんかずっとTL見てた気がしますね。
自分でブックマークしてしまうくらい嬉しい。
僕のポーカー人生の転機とも言えるような、そんなJOPTでした。
そしてなんともめでたいことに、Tag Teamではこれまた川崎のポーカー仲間であるかずポーカーさんが優勝したり、Megastackではたつまつたさんが優勝します。
※旧川崎VALUEのアカウントのツイート。今は変わってパラダイスワイというアミューズメントバーになりました。
前回に引き続き知り合いが優勝。なんなら僕も優勝。たまんね~~~のなんの!!本当にラッキーしたJOPTでした。
調子に乗る
もうブイブイ言って調子に乗り散らかしています。SPADIEでは初開催となる2-7&Badugiにレイト1時間前くらいに出場します。
マジで光の速さで飛びます。
そしてリエントリー。運よくHUまで残りますが、ことごとく引けず、引かれ、2位。
2位。銀メダルももらえるしプライズも大きくて普通に嬉しいものでしたが、先月優勝の気持ちよさを味わっているので悔しくて仕方ありませんでした。
でも、楽しかったですね。
なんかすごいメンツだなぁ。
WPTでもなにかエントリーしようか迷いましたが、少し不安要素もあったのと、ディーラーの時給がインフレを起こしたのでディーラーとして参加させていただきました。壇上座らせてもらったり、フロアしない大会が半年ぶりとかだったので楽しかったですね。
いざ海外へ
プライズを利用してAPT Hanoi Billionsに参加します。
マジで深夜テンションで宿と飛行機を決めて、どうせ現地に行けば知り合いいるだろうと高を括って一人で参戦することを決意します。
結果、予約していた宿に到着すると、
「オーナーと連絡とってる?」
「とってないですが」
「ここに電話して」
『◎$♪×△¥●&?#$!(ベトナム語で何言ってるかわからない)』
ホテルのフロントマンに電話を替わってもらったところ、もう部屋いっぱいで止まれないからキャンセルして別のとこに行ってくれとのこと。
huh?
いやいやいやいやいやいやいや待てよ。
こちとらagodaでもう予約済んでクレカで決済までしてんだが?
とは言えどうすることもできないので、agodaのカスタマーセンターに連絡してキャンセルの手続きを取ります。幸い、宿代は返金されました。
困りはしましたが、死ぬわけではありません。
雨宿りしながらイモトのWiFiで必死に宿を探します。
そしてAPT会場近くの別の宿を予約。
地図が示す場所に向かいますが、そもそも宿は存在しませんでした。
マジでどういうこと??無い宿を予約した???
またキャンセル。結局、会場からはかなり離れた場所に、3件目にして宿を確保しました。
いや、死ぬかと思ったわ。雨の中異国の地を彷徨うとこだった。コーラの味もなんか変だし。この国。
とは言え、取れた宿はかなりいいとこでした。7泊で3万円いくかくらいの金額なのに、清潔感もあって、タクシーも拾いやすい良い立地。
が、ここですべての上振れを使ってしまったのでしょうか。
異国の地にて砕け散る
宿にチェックインを済ませて、会場に向かいます。海外での初めてのポーカーに胸躍らせて到着。いざ!2-7SDにエントリー、するつもりだったのですが。
トーナメントは中止。ほとんどのテーブルがNational Cupという、JOPTでいうPPCくらいの規模のNLHトーナメントに割かれており、キャパが足りないのか夜のトーナメントが軒並み中止に。
さらにAPTのツイッターでは次の日のLimit R.O.S.E.も中止を発表。
そんなことあるかよ。ミックスゲームやりたくてこちとらここに来てんだ。と、叫びたくなりましたが、しょうがないのでそのなんちゃらかっぷとかいうやつにエントリーします。
結局海外初トナメはNLHかい。という。
ほぼレイトのタイミングで特攻して、さっそくKKで気持ちよくなりました。
が、半壊し、その後フリップ負けで飛び。
こうして絶望の初日を終えることとなります。
2日目。出る予定だったトーナメントがなくなったので観光を楽しみます。バインミーとかいう、何が入ってるかなにもわからないけど美味いパンをかじったり、without パクチー!とか叫びながら注文したフォーにパクチーがもりもりに入っていたり、下手なジェットコースターよりは怖いバイクタクシーを乗り回したり。いつでもみんながクラクションを使って会話している、カルチャーショックとまではいかずとも、明らかに異様な雰囲気に漂う感じ。挨拶もありがとうも知らない言語で道端に座り込んでいる人々が会話する様子はとても新鮮でした。
3日目。会場が増卓されて、念願の9game MIXにエントリーします。
125Bigbet持ちでスタートします。デカすぎ。
結構調子よくレイトまで迎え、そのまま上振れて走り切ってくれ!と思いましたが、Razzで事故ったり、PLOで日和ったり。最後はNLHにて、KK<A5sで飛びました。
でも楽しいですね。日本人もそこそこいて、外国人はみんなフレンドリーで。日本語はしゃべっちゃだめだけど、雰囲気は和やかで。いい経験でした。
その後、ミックスのトーナメントはいくつか中止されることなく開催されたものの、出るトーナメントで軒並み滑り散らかし、ノーインマネで終了。マジで吐くかと思うような気持ちで帰国します。
お土産話として宿がなくなった話を擦りまくりました。
しばらくはいいや
乗りこなしていた調子から盛大に落馬して、プレイヤーのモチベーションが転落します。が、迎える名人戦。
麒麟児戦へのエントリー予約も済ませているので、ここでまくりたいところです。
この大会では学ばせていただくことが本当に多くありました。配信卓に座らせてもらったり、他の大会でもよくフロアをやっている方々と一緒に仕事ができたので、いろいろな話を聞かせてもらいました。
特にelglaさんのTDA講習会は本当に貴重な経験でした。お声がけしてくださったたいがさん本当にありがとうございます。
ちなみに麒麟児戦はAAかち割られたり、そこしかないじゃんみたいな薄いバリューコンボに突っ込んだりして2飛びしました。千里はTロードローも引ききれずに飛びました。だめだぁ。
あけまして
2024年を迎えます。最後の三角広場。前回チャンプとして迎えるJOPT。
ですがプレイヤーとしてのモチベはフルに底尽きているので、全日シフトを出します。限界シフトを超えた、臨界シフトで挑みます。
ほとんどフロアでした。
10game Day1Aではよくやれたと自分でも思います。幸い大きな問題も起きず、またいろんな人がサポートしてくれて、いい流れで終えることができました。
PLO Deepでは吐きそうでした。GameIDのシステムとかみ合わず、本当にそこに座ってていいのかわからない人が出てきてしまいます。それの対応に追われて勝手に一人で焦ってしまい、なにもできませんでした。反省です。
臨界シフトを組んでいるので、最終日は会場に泊まりました。冬なので、床が冷たくてまったく仮眠をとれなかったことを覚えています。
しかしなんと、今回から10gameのトロフィーの色が紫になっているではないですか。PLO CSと同じ色。オレンジよりはレアリティが高いですね。ほしい。そして今回も知り合いがディープランします。またこれを見てモチベーション上がってしまうくらい単純です。次もまた10gameに出ることを決意します。
海外での仕事
shopmakerさんから直接お声がけいただき、韓国で開催されるEAPCにフロアとして参加することになります。なんとありがたい。
組織図公開されて、焦って遅れて出したSPADIEのシフトを結果的に全キャンセルする圧倒的暴挙を犯したことをこの場を借りて懺悔いたします。日本ポーカー連盟さま、大変申し訳ございませんでした。
そして韓国へ旅立ちます。
到着して、ケジャンをごちそうになるなどおもてなしを受け、会場に到着。ダウンを脱ぐ間もなくBadugiのタイマーがスタートし、仕事が始まりました。なんの勝手もわかってないので焦りました。
プレイヤーとしても少し遊ばせていただきました。ステーキングを受けたBadugiをものの10分、3ハンドで飛んだり、最終日のNLHでまたバブバブバブバブバブバブくらいで飛んだり。PARADISE CITYはすごかったですね。
「博打は勝ち分を増やすより負け分を取り戻すときが楽しい」
という名言(?)、今後一生忘れることはないと思います。
ルーレットで増やしまくって、お土産をスーツケースパンパンに詰め込むことができたので大満足です。
帰国時、空港の固いベンチで仮眠をとっていたらそのままチェックインの時間を過ぎて飛行機を1便遅らせたりしましたが、腰が砕け散りながらもなんとか帰国しました。いい経験でした。
3年目を迎えて
これが僕のポーカーを始めてからの2年間です。周りの環境に恵まれて、ラッキーも数えきれないほどして、吐きそうなくらい苦しい思いもして、こんなギャンブルにハマって人生変わって3年目。
長々とどうでもいいことを書き連ねているだけですが、ここまで読んでくださってありがとうございます。僕のことを少しでも興味持ってくれたら嬉しいです。いろんな人と仲良くなってポーカー遊べたら嬉しいです。
よかったら僕のツイフィールも読んでみてください。こんなに長いこといろいろ書いてはないですが、もっともっとどうでもいいことが書いてあります。
これからも、ディーラーとして、フロアとして、プレイヤーとして、国内外のポーカーシーンを楽しめていけたら幸いです。
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