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垂直登攀

2021年11月、実践経営者道場《大和》(旧盛和塾大阪)の第五経営委員会にて経営体験発表をさせていただきました。

30分ほどの経営体験を発表させていただいた後、ソウルメイトから次のような質問をいただきました。「薬局のことを知らない、会社のことを知らない社長として就任され、その就任直後から数々の困難に見舞われました。そしてそれを一つ一つ乗り越えていったわけですが、それはどうして成し得たのでしょうか。」


一瞬、私は答えに窮しました。頭に浮かんだ言葉で答えます。「ただ、ただ必死だったんだと思います。その裏には強い責任感がありました。」

その後に思い出したのは、大学4年の就職活動の時にいつも私が説明していた、私の気質についてでした。「私はどんな困難があろうとも、要領よくそれをこなしたり、その課題の脇をすっとすり抜けたりするような事は決して致しません。その困難を壁にたとえれば、まっすぐにその壁を上って越えていく、そんなタイプの人間です。」

稲盛塾長は、様々な困難に「垂直登坂」ような気持ちと姿勢で向かっていき、課題を克服したと教えてくださいます。私が若い頃から持っている姿勢は、塾長の仰る「垂直登坂」に近いものなんだと気がつきました。そして、これからも要領で課題をクリアするのではなく、馬鹿みたいに正面からぶつかり、そして強い闘争心を抱いて、世の中に良くする課題に取り組んでいこう!と強く心に決めた次第です。

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