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レパードステークス 2020【予想】

レパードステークス 過去

札幌とは逆に、直線部分が長くコーナーが短くて急。
そのため、前傾ラップがほとんどでも先行馬が有利。

交流GⅠジャパンダートダービー組が【2.2.1.9】と好走馬を多く出していることもあって距離短縮組優勢にも映るが、過去5年では3頭の勝ち馬が前走東京1600m。
ただ、あくまで使われていただけであって、その3頭は③⑨⑧着と敗れてからの巻き返している点が重要。
大箱1600mとコーナーが急な小回り1800mでは求められる適性はまるで違う。

これまで5日間の開催で組まれたダート1800戦での12鞍中11鞍で4角3番手以内の馬が勝利しており、定説通りの先行有利。

降り続く雨で不良馬場になったことによって、昨日に比べて走りづらくなっているようにも映る。

①ケンシンコウ(⋯)

11番人気ながらメンバー3位タイの上がりで追い込んだ前走ユニコーンステークスは展開の恩恵もあったように映る。
ここ2戦連続で出遅れている点も展開や、最内1番枠を考えると大きなマイナス。

②ブランクチェック(⋯)

牝馬限定戦で52kgということもあって1600mへの距離延長を決めた前走の2勝クラスだったが、「少し力むところがあって、その辺が距離を延ばして心配はしていた」という栗田調教師の不安をよそに2馬身差をつける楽勝劇を見せた。

今回はさらに延びる1800mの距離に、この内枠でオトコ馬に揉まれた際の対応が課題になる。

③タイガーインディ(⋯)

初めての古馬との対戦となった前走の2勝クラスもアッサリ突破したことは立派であるが、1400m以下からの距離延長組は【0.0.0.4】と好走例に乏しく、1600m以上の経験がないことも厳しい印象。

揉まれたり砂を被った際の弱さはこのメンバーならスッと前に行けそうなだけに大丈夫そうではあるが、スピードが活きる馬場であっても最後まで持つかは難しいだろう。

④デュードヴァン(△)

前走のユニコーンステークスは4角で後方3番手だったが、次位に0秒8差もつける1頭だけ抜けたメンバー最速の上がり35秒5で追い込んで②着。
勝ったカフェファラオには5馬身離され、ダートで初めての黒星を喫したが、世代上位の実力は示した。

当然、ここでも現在1番人気の支持を受けてはいるが、ダート戦【3.1.0.0】でもワンターンの東京1600mの経験しかなく、急なコーナー4つの小回り新潟1800mは全く別物。「芝が走らないことはない」と加藤征調教師が話すようにスピードが活かせる馬場であっても、初めてのオールダートで行き脚がつかずに後ろから…の展開も考えると人気を裏切るシーンが頭をよぎる。

⑤ラブリーエンジェル(⋯)

これまでの12戦中9戦が東京1400~1600mで、6度の3着内好走もすべて同条件。ここでは厳しいだろう。

⑥ラインベック(◎)

芝GⅠ・NHKマイルカップでも⑧着ながら0秒6差と健闘しながら、母アパパネ、兄のモクレレ、ジナンボーにも経験がなかった前走のダート挑戦は大きな決断。

今回も初めて砂を被った時の反応がどうなるかだが、友道厩舎初のダート重賞初勝利があっても。

⑦ミヤジコクオウ(▲)

前走の交流GⅠジャパンダートダービーは行きっぷりも今ひとつで2秒1差の大敗となったが、騎乗した幸騎手と川村調教師が口を揃えて「大井の馬場が合わなかった」と話しており、ナイター開催の影響もあったかも知れない。

交流GⅠを9勝したエスポワールシチーの半弟で、スタートで躓いた伏竜ステークスを除けば好位~先行からメンバー上位の上がりで好走しており、前々走の鳳雛ステークスの勝ち時計1分51秒0は過去7年で最速。2017年の勝ち馬ローズプリンスダムもジャパンダートダービーでの敗戦から巻き返して勝利を飾っている。

初めてとなる左回りも「調教で見る限りは問題ない」とのことで、あとは「気持ちの面で物足りなさがある」との報道もあっただけに暑さによる状態には注意を払っておきたい。

⑧ダンツエリーゼ(⋯)

3度目の挑戦となった前走で1勝クラスを卒業したが、牝馬限定戦であり、不安定なスタートにも課題が残ることを考えれば厳しいレースになりそう。

⑨メイショウダジン(⋯)

芝に2度挑戦する程のスピードタイプだけに馬場状態次第では考えるが、末脚を活かすタイプに加えて⑧ミヤジコクオウには2戦2敗。厳しいだろう。

⑩ライトウォーリア(〇)

初めての左回りになるが、高野調教師、岩田望騎手が口を揃えて「バランスがいいので右回り、左回りは問題はない」と不安はない様子。
前々走の伏竜ステークスはブービー負けの大敗を喫したが、初めての砂を被る経験や揉まれたことでハミが外れただけでなく、中山までの長距離輸送を前に最終追い切りがハード過ぎたとの反省もあったよう。

初めての古馬との対戦となった前走の2勝クラス・インディアトロフィーは外から被されたこともあって勝負処での手応えが他馬に見劣ったが、渋太く盛り返して勝利を収めており、この脚抜きのいい重馬場での勝ち時計の1分50秒0は今回のメンバーの中では最速。芝でデビューしていることも含めてスピードの活きる馬場なら追い風で、揉まれ弱いウィークポイントを抱える中で比較的外めの10番枠も良い。

⑪フレイムウィングス(☆)

脚抜きのいい稍重~重馬場で①②①着としているようにスピードを活かしたいタイプ。1勝クラスを勝ったばかりではあるが、同じ舞台を経験している強みはあるだろうし、外から上手く先行できれば。

⑫バンクオブクラウス(⋯)

前々走の鳳雛ステークスでは⑧ミヤジコクオウに0秒5差、前走のインディアトロフィーでは⑩ライトウォーリアに0秒7差をつけられて敗戦。
ここでは厳しいだろう。

⑬ニュートンテソーロ(△)

前々走の1勝クラス勝ちは脚抜きのいい不良馬場でのもので、未勝利戦勝ちはコーナー4つの中山1800m。
前走の2勝クラスは1秒2差の大敗を喫しているが、3走前のように外から先行できれば。

⑭フリーフロー(⋯)

前走の1勝クラスは脚抜きのいい重馬場で2馬身差の快勝だから、速い馬場ならプラス。
コーナー4つの中山1800mではデビュー戦勝ちと1勝クラスの②着があり、ともに上がり最速。

⑮フェイバリット(⋯)

未勝利戦脱出までに5戦、1勝クラス卒業までに5戦。前走の2勝クラスは1秒差の⑤着に敗れており、ここでの好走は難しそう。

【結論
単勝 ⑥ラインベック

結局、馬場が読めずに買わないことにしたが、本命はラインベックにしておく。


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