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京王杯スプリングカップ 2021【予想】

京王杯スプリングカップ 過去

春の東京開催らしく、2F目から10~11秒台を刻み続ける高速レースになりやすいレースで、重馬場だった2017年を除いた過去5年の勝ち時計は1分19秒台。
レース上がり3Fも過去5年で最も掛かった年が重馬場だった2017年の34秒2で、3年は33秒台と速い上がりも求められる。

また、もともと馬格のある馬が有利なレースであり、2018年のダンスディレクター(440kg)は1番人気で15着、2015年のダイワマッジョーレ(438kg)も1番人気10着と、過去5年の1番人気で牡馬にしては軽かった2頭はいずれも二桁着順に沈んでいる。

馬場は週中に降雨もあったが、金曜時点ではもう乾いて良馬場になっており、先週に続いて高速馬場想定。
4レースの未勝利戦では1分21秒2の勝ち時計で、勝ち馬の上がりが33秒7。
少なくとも1分19秒台での決着は固そう。

また、今週からBコース替わりとなるため、内有利の傾向も想定しておきたい。


①エアアルマス(⋯)

2019年の夏にダート路線に転向してから3勝クラス→エニフステークス→太秦ステークスと3連勝。
続く武蔵野ステークスは初めて砂を被る競馬になったことで11着の大敗を喫したが、昨年の東海ステークスでは重賞常連馬のヴェンジェンスやGⅠ馬インティらを抑えて重賞初制覇を飾った。

前々走のチャンピオンズカップは内枠を引いたことで砂を被らないようにハナを奪いに行ったが、1秒1差の10着に大敗。みやこステークスから連敗する形となったが、2019年の東海ステークスを勝った時は重馬場でスピードが活きる馬場だったが、この連敗はいずれもパサパサの乾いた砂。スピード型の本馬にとっては距離の克服が困難な厳しい馬場だった。

1600mに距離が短縮された前走のフェブラリーステークスは最内枠から上手くスタートを切って、番手からスムーズな競馬。乾いた良馬場に加えて早めに後続が上がってくる厳しい展開であったが、0秒7差の5着。
掲示板は確保して地力の高さは証明してみせた。

今回は錦ステークス5着以来、約2年ぶりの芝に挑戦。当時は高速決着への対応が難しいことからダートへの転向を決意しており、この高速馬場で4番人気ならば思い切ってバッサリ切る。

②ビッククインバイオ(⋯)

陣営は回りの左右は関係ないと強調するが、左回りは新潟2歳ステークスやアルテミスステークスでの3着好走を含む【4.0.3.1】に対して、右回りは【0.0.0.6】。

そのほとんどが中山1600mだっただけに、ただ単に中山が合っていない可能性も考えられた前走の京都牝馬ステークス(阪神開催)だったが、直線で伸び切れず10着に敗れた。

昨年の白秋ステークスでも外枠から行きたがっていたように、左回りの1400mが現在のベスト条件で、最も好走の可能性がある重賞に思うが、10着に敗れた前走の京都牝馬ステークスが持ち時計を0秒5も更新して、1分20秒8 の走破時計だった。
牡馬を相手にこの高速馬場では厳しいかも知れない。

③グルーヴィット(⋯)

一昨年の中京記念では3歳で3.5kgの斤量差があったとはいえ、左回りの1600mを得意とするプリモシーンやクリノガウディーを下しての勝利。
昨年の高松宮記念は休み明けに加えて、スローペースで前が有利の展開の中、メンバー2位の上がりで追い込んで勝ち馬から0秒3差の6着に健闘しているように力はあるが、暑さが堪えたり、集中力の問題もあって中京記念以降は勝利から遠ざかっている。

適性に乏しいダートを使われることもあったが、芝の左回りに限れば【1.1.1.3】。着外に敗れた3戦はGⅠと暑さの厳しい8月の関屋記念であり、昨年の本レースでも直線で右にモタれて手前も替えない中で0秒3差の3着に好走している。

ラップの面では勝った中京記念が前半からスピードを持続させる消耗戦だったため、ある程度は流れそうなメンバー構成は昨年より向きそうではあるが、過去に1分32秒9で走ったNHKマイルカップや昨年の本レースから1分19秒台決着への限界も感じる。

人気薄ならまだ考えたが、6番人気では妙味なしと見て今回は様子見とする。

④エーポス(⋯)

2歳の暮れにデビュー勝ちを収めてから白梅賞→エルフィンステークスと力の差を見せつけられる敗戦が続くも、デビュー4戦目のフィリーズレビューで一変。

前後半3Fが 33秒4 - 36秒0 の阪神1400mらしい前傾ラップを中団のインで追走すると、直線でもインから抜け出して快勝。メンバー最速35秒1の上がりは次位より0秒7も速い断トツの数字だった。

本番の桜花賞は極悪馬場に勝負処で脚を取られて9着に敗れたが、前年暮れのデビューから休みなく走ってきた疲労もあっただろうし、大外枠から出遅れとレース展開としても厳しいものがあった。

秋に復帰する予定もあったが裂蹄もあって1年ぶりのレースとなった前走の阪神牝馬ステークスでは、番手から渋太く粘って0秒2差の5着。
本質的には内回りの消耗戦タイプと見ていただけに、長期休養明けで瞬発力戦での健闘は、馬体重こそほぼ変わっていなかったが、休養期間中のパワーアップも考えられる好内容であったように思う。

初の左回りにはなるが、フィリーズレビューを制した1400mへの距離短縮は歓迎材料で、前走の阪神牝馬ステークスも1分32秒2の好時計で走って高速馬場にも対応済み。さらに内枠の岩田康騎手とあれば叩き2戦目での前進も期待されるが、反動も気になるところで本質的には内回りの消耗戦向きと見ており、牡馬相手のここでは来ないことを祈る。

⑤カイザーミノル(△)

2勝クラスの卒業から4戦、足踏みが続いていたが、1400mへと距離を短縮された斑鳩ステークスは中団から最速タイの上がりで鋭く抜け出す完勝。

初ブリンカーの影響もあっただろうが、1分20秒3の勝ち時計は前日の京都牝馬ステークスと0秒3しか違わない優秀な数字で、重賞初挑戦となった前々走のオーシャンステークスでも好位から粘って0秒3差の5着。

中山1200mにしては緩いペースで、実際に前に行った3頭で決着した前有利の展開が味方したことは確かではあるが、初の1200mを思えば好内容。
1600mへの距離延長となった前走のマイラーズカップでは上位2頭の決め手にこそ屈したものの、好位4番手から渋太く粘って3着に好走。
前後半4F 44秒5 - 46秒9 の前傾ラップを粘った内容は濃く、ブリンカー着用から能力が開花した印象。

左回り【0.0.0.4】に少し不安はあるが、1分20秒3の好時計勝ちを飾った斑鳩ステークスに前走のマイラーズカップも1分31秒6で走っており、高速馬場への適性は高い。速い上がりが要求される東京コースより、直線に急坂のある阪神や中山向きにも思えるが、引き続き8番人気の低評価なら押さえておく。

⑥シャインガーネット(◎)

昨年は左トモの筋肉痛からクイーンステークスを回避して秋華賞も断念。春のNHKマイルカップ以来となる約7か月半ぶりの実戦となったターコイズステークスは1000m通過が58秒3とある程度流れた中でもモロに引っ掛かって9着に敗れたが、それでも0秒7差と54kgのハンデを背負っていたにしては離されていない。

1400mに距離を短縮した前々走の京都牝馬ステークスでも前半で引っ掛かりながらも0秒5差の5着に健闘。兄姉がダート馬であることからダートに挑戦した前走の名鉄杯では手応え良く回ってこれたが、直線では伸びを欠いて9着。
適性を見出すことは出来ずに芝に戻すことになった。

1400mも歓迎ではあるが、昨春は同週にフィリーズレビューがありながら牡馬相手のファルコンステークスを選んで勝利すると、桜花賞をもパスしてNHKマイルカップ出走と左回りにこだわったローテーションを組んでいたように、引っ掛かりやすい印象がある右回りより左回りの方がスムーズに走れそうで、東京1400mは条件としてはベストに思う。

パワー寄りの血統で瞬発力戦よりは持続力戦向きではありそうだが、2歳時に勝った赤松賞は高速馬場で、前述の京都牝馬ステークスも頭を上げる場面がありながらも1分20秒5で走破。
中間はクロス鼻革を試して、折り合いの改善に向けて全力で取り組んでおり、ここは勝負駆けの可能性。

差し馬に騎乗する田辺騎手は無理に抑えつけて末脚を潰す騎乗も散見されるが、1〜2番人気の支持を受けるラウダシオンに勝った左回りの1400mが舞台で、9番人気なら賭ける価値はあると見る。

⑦セイウンコウセイ(⋯)

2019年のCBC賞3着を最後に好走がないが、昨夏のセントウルステークスは1週帰厩を遅らせたほど暑さに弱いタイプで強引な逃げも厳しいやむを得ない大敗。

前々走のシルクロードステークスは58kgのハンデを背負って、4角1〜2番手馬が下位に沈む中、3番手から0秒5差の5着に粘っており、昨年の高松宮記念では着順こそ7着でも僅か0秒4差に健闘。今年の高松宮記念でも9着に敗れているが、先行して0秒5差に粘ってここでも上位人気の支持を受けているラウダシオンやミッキーブリランテに先着している。

8歳でこれだけ健闘していることには頭が下がるが、得意とする条件でも一歩足りない競馬が続いているだけに、さすがに3着内好走となると厳しいと見る。

⑧ショウナンライズ(⋯)

前走のダービー卿チャレンジトロフィーでの9着で、連続二桁着順こそ「9」でストップはしたが、昨年のニューイヤーステークス5着を最後に、10戦連続での掲示板外凡走はまだ継続中。

明け8歳馬に一変を望むのは酷に思う。

⑨ビオグラフィー(⋯)

シルクレーシング所属のロードカナロア産駒で、1勝クラスを勝ち上がるまでに6戦を要したが、年明けの昇級初戦以来となった前々走の豊橋特別を18kg増の488kgで復帰すると不良馬場の中を逃げ切って完勝。

中1週で挑んだ前走の淀屋橋ステークスでも好位から差し切る快勝で、連勝でのオープン入りを果たした。

ロードカナロア産駒ではあるが、これまで挙げた4勝中、3勝が道悪となっており、高速馬場でどうか。

⑩ラウダシオン(⋯)

ファルコンステークス2着から挑んだNHKマイルカップは逃げるレシステンシアを番手から徹底マークする形で競り落としての戴冠。
2歳女王の状態がベストではなかったことや、前有利の馬場に直線での強風等の恩恵が多分にあったことは確かだが、世代トップレベルのスピード能力を持っていることも確か。

昨秋の富士ステークスではGⅠ馬で2kgも重い別定重量ながら、前後半4Fが45秒4-48秒0という前傾ラップを6~7馬身ほど離れていたとはいえ、3番手から2着に粘る濃い内容だったが、マイルチャンピオンシップはスローペースで流れたために持ち味のスピード持続能力が発揮できずに15着に大敗。

年が明けてのシルクロードステークスは2歳以来だった1200mにも対応して3着に好走したが、高松宮記念では重馬場に脚を取られて14着に大敗。
重〜不良ではそれまで【1.1.1.0】としていただけに、1200mは忙しかったのかも知れない。

昨秋からは前哨戦で好走しながら本番で大敗となっている中で、今回は1400mへの距離延長。
約1年ぶりの距離になるが、ファルコンステークス2着を含めて【2.1.0.0】と現状ではベストに思える上に、府中の高速馬場はNHKマイルカップ優勝にクロッカスステークスも勝っている得意とする舞台。

中盤が緩む瞬発力戦になると怪しくなるが、淀みなく流れそうなメンバー構成は歓迎。
一週前にしっかり追っているとはいえ、直前がラスト1Fも13秒8 と異常に軽かった点は疑わしく、穴を狙いたい今回は1番人気だけに思い切ってバッサリ。

⑪ミッキーブリランテ(▲)

オープン入りを決めた錦ステークスが1分33秒9で、米子ステークスでの3着好走が1分33秒1、昨夏の中京記念や関谷記念でもそれぞれ5着→4着に健闘したが、中京記念が1分33秒0で自己ベスト更新で、関谷記念の走破タイムは1分33秒5。
年明けのニューイヤーステークスも1分33秒2の勝ち時計と高速決着向きまでいかない「そこそこ」の良馬場志向と考えていたが、

前々走の阪急杯は、勝ったレシステンシアには2馬身離された完敗とはいえ、1分19秒2のコースレコード決着での2着には驚かされた。
前走の高松宮記念では10着に敗れたが、大外枠からスタートで後手を踏みながら、初の1200mのペースにも重馬場にも対応。直線ではジリジリと差を詰めて0秒6差とそれほど離されてはいない。

好走のカギを馬群に包まれることでの闘争心と陣営は話しており、実際に外枠14番で外からの競馬になったニューイヤーステークスも最後に差し返しているように確かに頷ける部分もあるが、前有利の馬場ではあったが、インディチャンプに先着した阪急杯の内容は、馬が大きく変わって開花している可能性もあるかも知れないと考えている。

高速馬場もその阪急杯でコースレコード決着に対応しており、前半から流れそうなメンバー構成も歓迎。

⑫トゥラヴェスーラ(△)

母ジャジャマーチャンがGⅠスプリンターズステークス勝ち馬アストンマーチャンの全妹という社台ファームの期待馬で、昨夏の福島テレビオープンで初のオープンクラス勝利を飾った。

年明けの淀短距離ステークスでオープン2勝目を挙げたものの、重賞ではワンパンチ足りないレースが続いている現状から、GⅠ初挑戦となった前走の高松宮記念では16番人気の低評価に甘んじていたが、後方からの追い込みで0秒2差の4着に大健闘。

メンバー中、3位以内の上がりは実に12戦ぶりで、これまでの好位から立ち回りの巧さを活かすレースから
思い切って脚をタメる形にしたことや、重馬場がハマった印象ではあるが、ダノンスマッシュやレシステンシア、インディチャンプに続く4着は価値が大きい。

今回は1400mへの距離延長に伴う折り合いに、高速馬場も課題になりそうだが、昨春の鞍馬ステークスでは1分7秒7(2着)で走ったこともあり、陣営が自信を持つ左回りを狙っての出走。
10番人気なら大穴で期待してみたい。

⑬エングレーバー(⋯)

デビューから連勝も飾ったキャロットファーム所属の期待馬で、プリンシパルステークスでは悪天候による開催打ち切りに伴う翌週の東京までの再輸送がありながらクビ差の2着に好走。

クラシックへの出走は叶わずに自己条件から再出発。道悪に泣いたり、左後肢を痛めての離脱もあったりと時間はややかかったが、初の1400m戦となった前走の心斎橋ステークスを鮮やかに差し切って待望のオープン入りを果たした。
稍重で記録した1分20秒2の勝ち時計は2回阪神開催でNo.1、それも3馬身差の圧勝での記録だけに大きい。

高速馬場への適性は十分で、これまで33秒台の上がりも2度記録しており、東京1400mの舞台も合いそう。
5歳馬ながら休んでいた期間も長く、キャリアはまだ12戦。昇級初戦ではあるが適性の高さでどこまで。
穴馬として面白いと考えていたが、3番人気では妙味なしと見てバッサリ。

⑭タイセイビジョン(○)

2019年のGⅠ朝日杯フューチュリティステークスではサリオスから2馬身半差の2着。
初めて連対を外したNHKマイルカップでは1~2着馬を前に見る絶好の3番手で運びながら直線では前にいたラウダシオンに伸び負けて0秒3差の4着。

昨秋の富士ステークスでは前後半4Fが 45秒4 - 48秒0 という前に厳しい前傾ラップの中、自身より前にいたラウダシオンにまた伸び負けての5着。
同世代のライバルは2kg重い斤量を背負っていただけに成長力を含めて完敗の格好だった。

マイルチャンピオンシップでは中団から直線で伸び負けて14着に大敗を喫したが、年明けの京都金杯では、後にマイラーズカップも勝利するケイデンスコールから0秒3差の4着に健闘。
マイルチャンピオンシップと比較して、緩急の小さいペースだったことや開幕週で内の先行馬有利の馬場も味方した印象は否めないが、噛み合えば古馬が相手の重賞でも好走に手が届く手応えは掴めた印象。

ただ、1600mでは折り合いに気を遣う必要もある分、一戦級相手では少し長い可能性もあることから、今回は1400mへの距離短縮。
京王杯2歳ステークスを2歳レコード勝ちした舞台で、鞍上にはルメール騎手を迎えて約1年ぶりの勝利を図る一戦であり、一昨年の勝ち馬タワーオブロンドンと重なって映ることもある。

1番人気として全幅の信頼となると怪しいが、2番人気で単勝4倍つくなら、折り合いをつける技術はNo.1のルメール騎手による復活劇を期待しても。

⑮イッツクール(⋯)

芝1200mで勝ち上がっており、2〜3歳時はききょうステークス勝ちや、マーガレットステークスでの2着と芝のレースでの好走もあったが、ズブくなってきて3勝クラスで頭打ちになったことからダートに転向。

ブリンカーの着用等、試行錯誤が続いて9戦を要したが、前々走の中京スポーツ杯を逃げ切ってオープン入りを果たした。
昇級初戦の名鉄杯はハナに立つこともなく9着に大敗を喫したが、今回は約1年5か月ぶりに芝へ再挑戦。

かつては芝でも好走していたが、スピードの面でズブくなってきたことでダートに転向しており、血統面でもアルデバランⅡ✕エンパイアメーカーとダート血統である印象が強い。時計の掛かる馬場ならともかく、高速馬場では厳しいように思う。

⑯シーズンズギフト(⋯)

ニュージーランドトロフィー2着後に判明した右前管骨の骨折休養明けとなった昨秋の紫苑ステークスでは内にモタれながらも3着を確保して優先出走権を得ながら秋華賞を回避。
2000mのスローペースでも折り合って精神面の進境を見せていただけに、この回避はノーザンファーム側の意向と訝しむ声も聞かれたほど不可解だった。

1週スライドする形での富士ステークスでは、逃げるスマイルカナを潰しにかかる横山典騎手の謎騎乗。
前後半4Fが45秒4 - 48秒0というハイペースを演出するだけして直線は流して回るシンガリ負け。
続くターコイズステークスは一転して後方から折り合いを重視する競馬で、4角ほぼ最後方から最速上がりで0秒3差の4着まで追い込んだが、前走の中山牝馬ステークスでは重馬場でも関係なくモタれながら掛かり通しで競馬にならず、13着に大敗。

もともと紫苑ステークスでマジックキャッスルに先着しているように世代上位の能力がありながら、使い分けによる計画性に欠けるローテーションの犠牲に遭った格好となっているようにも思う中、折り合い難から今回は初の1400m戦に挑戦。

短距離での復活を図るが、これまでレースの上がりが35秒を切るようなレース自体が新馬戦以降、ほとんど中山ばかりを使われて経験することさえなかったが、上がり3Fの自己ベストが34秒5であるように瞬発力で勝負するタイプではなさそうで33秒台前半の上がりとなると厳しいように思う。

⑰カタナ(⋯)

芝でデビューしたものの、3戦して5着→7着→10着と結果が出なかったことでダートに転向。クラス慣れに苦労しながらも14戦かけてオープン入りを果たした。

オープンクラスへの昇級後も欅ステークス(13着)→エニフステークス(14着)→名鉄杯(競走中止)と、壁に当たっている現状であり、この中間では障害練習も取り入れている。

これまでに挙げた4勝は4番人気→9番人気→7番人気→13番人気と忘れた頃に穴をあける馬ではあるが、怖がりな面があってハナに立ちたいタイプだけに、約3年2か月ぶりの芝で変わり身となると、そう簡単ではないように思う。

【結論】
本命 ⑥シャインガーネット

ワイドBOX ⑤⑥⑪⑫⑭

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