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中京記念 2020【予想】

中京記念 過去

今年は阪神で行われる中京記念。過去の傾向は参考にならないので、今開催の阪神1600mから考える。
昨日までにこの連続開催で行われた1600m戦は18鞍。上がり3位以内馬が【17.16.11.13】と前が残る印象も強いが、昨日の最終レース1勝クラスでも上がり3F上位3頭で決まったように差しも利くようになっている。

その1勝クラスの勝ち時計が1分35秒0。1秒ぐらいは掛かっている印象で、同じ舞台の米子ステークスを道悪巧者のスマイルカナが勝ったように雨の影響受けた連続開催終盤で力の要る馬場。

①ベステンダンク

キャリア43戦の8歳馬だが、前々走のマイラーズカップではインディチャンプの②着、前走の都大路ステークスでは重馬場で58kgを背負って優勝。

京都がベストの印象も2年前の米子ステークス勝ちなど阪神マイルにも実績があるが、差しが利く馬場だけに57kgで勝ち切るまではどうか。

②ハッピーアワー

差しが利くようになってきた馬場は好材料かも知れないが、ほぼ確実に発動する出遅れ癖をどうにかしないことには難しいだろう。

③ロードクエスト

前々走のマイラーズカップが得意とするスローペースの瞬発力戦で0秒6差の④着。昨夏の関谷記念でも0秒3差の⑥着に追い込んでいるが、今回は上がりも掛かりそうなだけに厳しいだろう。

④トロワゼトワル

マイルの日本レコード保持馬として、前走のヴィクトリアマイルは逃げて2着のサウンドキアラとは0秒1差の④着。気温が高くなる点はプラスだが、高速マイルをマイペースで運べることがベスト条件で、連続開催終盤のタフな馬場は簡単ではない。
人気もしているしバッサリ切るまである。

⑤レッドレグナント

桜花賞⑮着から約2年、14戦目にしてようやくオープンに返り咲いたが、51kgの軽ハンデでも重賞で即好走は難しいように思う。

⑥ペプチドバンブー

何故か前に行ってズルズル下がった前走のダービー卿チャレンジトロフィー。約1年半ぶりの芝でのレースだった3走前の雲雀ステークスでは後に阪急杯を制するベストアクターから0秒5差の⑦着。

中9週以上の間隔を空けたレースではこの雲雀ステークスを含めて【2.2.0.1】としており、ダートを走っていたようにパワータイプで時計が掛かる馬場もプラス。

道悪になってくれれば言うことなかったが、それでも16番人気は信じられない。重賞騎乗経験が4度しかない4年目の富田騎手には荷が重いかも知れないが、豪州での武者修行で鍛えられたはずのメンタルでじっくり脚をタメれば。

⑦ケイアイノーテック

前々走から着用しているチークピーシーズの効果は出ているようで、前走の安田記念も0秒7差の⑤着。

NHKマイルカップ勝ちなど東京巧者の印象もあるが、阪神マイルに問題はなく、得意とする前傾ラップになってくれれば。

⑧ディメンシオン

500万下時代に重馬場で2勝を挙げているが、高速マイルがベスト条件と見ており、時計の掛かるマイルはどうか。中2週すら経験がない中で初めての中1週がどう転ぶかも分からず、掲示板が目標になるのでは。

⑨ブラックムーン

2年前の京都金杯勝ちが1分34秒3、前年マイルチャンピオンシップが1分34秒1で走って0秒3差の⑥着。
時計の掛かった年明けのニューイヤーステークスと洛陽ステークスでいずれも③着までに入線できなかった点は年齢による衰えも感じるが、今年の連続開催終盤で時計や上がりが掛かりそう点はプラス。

⑩プリンスリターン

ごちゃついたこともあって難しいレースになった前走のNHKマイルカップ⑮着は度外視。微妙に長い可能性もあるが、年明けのシンザン記念で好走したように恐らく時計が掛かる1600mはベストの条件。52kgは魅力だが、差しが利きだした馬場でどこまで粘れるか。

⑪ソーグリッタリング

26戦して掲示板を外したことが僅か2回と、ペースやコースを問わずに堅実に走る。前が残る馬場の恩恵こそあったが、不良馬場でも②着を確保した前走のエプソムカップ。今回は軽ハンデ馬との闘いになりそうで、勝ち切るまではどうかも堅実に走ってくれるのでは。

⑫ミッキーブリランテ

前走の米子ステークス③着は巧くインを突いた好騎乗もあり、メンバー2位の上がりも先着を許した⑬ラセットはさらに0秒5速いものだった。今回は1kgもらえるが、時計の掛かる馬場に懐疑的な部分もある。

⑬ラセット

⑫ミッキーブリランテ同様、前走の米子ステークスはインを巧く捌いた好騎乗もあったが、次位ミッキーブリランテに0秒5差をつける33秒1の最速上がりには目を見張るものがあった。3歳時には時計の掛かるきさらぎ賞での③着好走がある。

⑭メイケイダイハード

二桁着順が続き前走はダート戦に出走。時計が掛かるマイル戦だった年明けの京都金杯は53kgで⑩着に敗れており、当時と同じ53kgでは一変は難しいだろう。

⑮ギルデッドミラー

51kgのハンデは⑪ソーグリッタリングらと6kg差。NHKマイルカップは内の先行馬が極端に有利な馬場状態が味方しての③着だが、重馬場のこぶし賞や稍重のアーリントンカップでも②着を確保しており、時計の掛かる馬場にも対応できそう。外枠でどう乗るか。

⑯リバティハイツ

前々走の阪神牝馬ステークスでも0秒4差の⑥着に健闘しているが、やはり前傾ラップの1400mがベストの印象に変わりはない。仮に得意とする前傾ラップになったとしても掲示板までではないか。

⑰ストーミーシー

上がりや時計の掛かる1600m戦はベストと言える条件で、前傾ラップになれば勝ち切るまでは難しくとも好走の可能性はあると見る。

⑱エントシャイデン

昨年の3連勝でのオープン入り後はなかなか結果が出なかったが、3月の六甲ステークスで久しぶりに③着以内の好走を果たすと、前走の安土城ステークスで接戦をモノにして勝利。

大外枠でさすがに勝ち切るまでは怪しいが、追い込んでの3着内好走なら。

【結論】
複勝 ⑥ペプチドバンブー

16番人気ということで思い切って大勝負。鞍上に不安があるけど、単勝も少し買った。

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