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共同通信杯 2020【予想】


過去にはドゥラメンテ、リアルスティール、スワーヴリチャードを輩出した出世レース。
目標であるダービーを前に東京コースを経験させたい
ディープインパクト産駒(下表緑色)は過去5年で毎年馬券に絡んでいる。

共同通信杯血統上がり

ただ、洋芝をオーバーシードされている影響もあって、欧州血統(上表黄色)の活躍も顕著であり、
4番人気以下で3着以内に入った7頭はいずれも父か母父が欧州型であった。

最内枠①エンは川崎で2連勝を決めての参戦。
父Tavistock は Montjeu 産駒の Sadler's Wells 系で、ミッキーロケットが勝った2018年の宝塚記念で2着に追い込んできた香港馬ワーザーの父でもある。
Sadler's Wells ≒ Fairy King のニアリークロスを持つ、重厚すぎるくらいの欧州血統でダートで連勝するのだから力はある。
昨日のクイーンカップをミヤマザクラが制したことで、2020年の3歳重賞は馬番1番の馬が5連勝。

3歳重賞5戦連続1枠

この内、フェアリーステークスを逃げ切ったスマイルカナの鞍上は、今回本馬に騎乗する柴田大知騎手。
スタートがカギになるが、特に逃げたい馬もおらず、すんなり逃げることができれば6連勝目があるかも。

②ビターエンダーは前走の京成杯が外差し馬場の恩恵があって0秒5差。単まではどうか。

③ココロノトウダイは福島デビューから、新潟で未勝利戦を勝ち、前走は福島でのきんもくせい特別。
ローカルを回っての挑戦で4番人気となっているが、これまでの3戦は全て上がり最速をマークしており、6番人気で優勝したディーマジェスティと重なる。
前走のきんもくせい特別で下したエヴァーガーデンは
今回3番人気になりそうなダーリントンホールに葉牡丹賞で先着しており、人気程の差はないはず。
父も欧州型Kingmambo系のエイシンフラッシュで、重馬場も大丈夫だろう。

前走でようやく未勝利を脱出した④シングンバズーカは父シングンオペラがオペラハウス産駒。鞍上の柴田善騎手は昨日の芝5~7レースで、9番人気2着、6番人気3着、8番人気2着と大活躍。
これまで5戦の上がり順位は1-1-2-1-1 であるが、相手なりに走っての3着が精一杯ではないか。

ルメール騎手騎乗で3番人気の支持を集める⑥ダーリントンホールは、父 New Approach が Galileo 産駒で母父も Nureyev 系の Pivotal 。血統から時計が掛かった方がいいはずで、前走葉牡丹賞の0秒2差はよく頑張ったとも言えるが、上がりの掛かった近2走で連続3着だけに単まではどうか。

今年出走する唯一のディープインパクト産駒が⑦フィリオアレグロ。過去5年間、毎年馬券に絡んでいると書いたが、実は産駒初出走となった2011年から9年もの間ずっと馬券に絡み続けている。
1戦1勝馬ではあるが、その新馬戦で重馬場を経験できたことは大きい。3着以下は6馬身離しており、2着レッドルレーヴも次走で勝ち上がったように決してレベルが低かった訳でもない。
半兄サトノクラウンが道悪巧者だっように馬場を味方につければ単まであるのかも知れないが、この時期の1戦1勝馬は本命にしないと決めているので。

最後に断然の人気を集める⑧マイラプソディ。
人気を裏切ることも少なくないスローの新馬戦直後の1戦1勝馬と違い、前走の京都2歳ステークスで後方からの競馬ではあったが、淀みのないペースも経験。
その前走ではコーナーでモタつき4角前でムチも入ったようにコーナー4つの競馬より、ワンターンの東京1800mの方がいいだろう。
ただ、初めての長距離輸送に他馬より重い57kg、
何より脚元の緩い道悪馬場で負担を掛けたくもないだろうし、無理をさせる理由は武豊騎手でダービーを勝ちたい松島氏にも無い。
私が調教師なら大目標であるダービー前にコースと道悪を同時に経験できてラッキーぐらいにしか考えないし、能力の違いで勝ってくれたらだろう。
ここは取りこぼしに賭ける。

本命は③ココロノトウダイ。鞍上の丸山元気騎手はここまで4勝しか挙げられていないが、積極的な騎乗は見せており、セントポーリア賞で10番人気のショウナンハレルヤや、先週の新馬戦では6番人気のアクロアイトを勝たせたり、個人的には田辺騎手より面白い騎手だと思っている。父エイシンフラッシュに初重賞勝ちを。

【結論】
単勝 ③ココロノトウダイ

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