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小倉2歳ステークス 2020【予想】

小倉2歳ステークス 過去

開催日程変更の影響で10頭立ての少頭数となったが、小倉1200mらしい前半から流れるラップには変わりはないと見て消耗戦を想定する。

過去5年の好走馬15頭全馬が前走での上がりが3位以内であるように、ただ前にいて残れたような馬には厳しく、最後まで脚を持たせることが重要。

ほとんどの馬が前走で先行しているので、展開は読みづらいため、重馬場に対応できそうな馬を狙いたい。

①ラマルセイエーズ(⋯)

3戦して勝利を挙げられず、未勝利の身での参戦。
少頭数とはいえ入着賞金狙いの後方待機策から展開が向いての掲示板が限度と見る。

②フォドラ(⋯)

果敢にハナを切った前走の函館2歳ステークスはクビ+クビ+ハナ差の④着。デビュー戦で負かした2頭が勝ち上がっており、フロックではなさそうだが、上がり3Fはメンバー中11位。位置取りの利もあったか。

ノーザンファームしがらきでの外厩効果に期待したいところだが、タフなレース展開を考えるとどうか。

③カシノレオ(⋯)

スピードの違いで押し切ったデビュー戦は九州産限定戦で同日の新馬戦(混合戦)より1秒遅い勝ち時計。

34秒6 - 35秒6 = 1分10秒2(九州産限定)
33秒8 - 35秒4 = 1分9秒2

前半3Fが0秒8遅い楽なペースにもかかわらず上がりが劣っている以上、高いレベルだったとは言えず、負かした馬の次走以降の成績も【0.0.1.16】と好走は九州産限定戦の③着が1度あるのみ。

九州産限定戦のひまわり賞も大外17番枠だったとはいえ、57kgを背負ったヨカヨカに完敗。
ここは登録馬が少ないと見ての連闘策だろう。

④リサコーハク(⋯)

3戦目で⑨モントライゼに1秒7差、4戦目で⑩フリードに0秒9差の完敗。ダートに矛先を変えた前走で勝ち上がって今回が6戦目。
ここは入着賞金狙いの連闘策と見る。

⑤アールラプチャー(⋯)

先週日曜に行われた芝1200m戦4鞍は1分8秒5~8の範囲でレベルの判断は難しい。
2番手から勝ったが、外枠で揉まれずに競馬が出来てのものだけに外から来られた時の対応が課題になりそうで、出走頭数の少なさから出走を決めた印象も拭えず軽視する。

⑥セレッソフレイム(☆)

重馬場の新馬戦を勝って、続く開幕初日のフェニックス賞で②着。全く異なる馬場に対応できるセンスに、馬群の中でも競馬が出来る精神力。
意外と奥の深い馬である可能性も感じるが、デビュー戦で負かした馬の次走以降の成績が③⑪⑧⑥⑧⑯⑧着と振るわない点は心配。

開幕初日のフェニックス賞ではヨカヨカの逃げ切りを許したが、差しが決まりやすくなっている今の馬場なら経験が活きそうではある。
勝てば約5年3か月ぶりの重賞制覇となる小牧太騎手が鞍上で勝ち切るまではないと見る。

⑦ルクシオン(⋯)

4角手前から軽く気合をつけただけで3馬身差の楽勝だったデビュー戦。九州産限定戦だったその勝ち時計は同日のフェニックス賞はおろか、牝馬限定の新馬戦より1秒4も遅い1分9秒8。
34秒8 - 35秒0 = 1分9秒8(九州産限定)
33秒8 - 34秒6 = 1分8秒4(牝馬限定)

前半3Fが34秒8では勝ち時計も遅くて当然ではあるが、前半3Fが遅くて後半3Fも遅いのであればレベルが劣っていると判断せざるを得ないし、実際に負かした馬の次走以降は【1.2.0.14】で、好走は九州産限定戦に限られている。

馬の状態を優先して間隔を空けるべく先週のひまわり賞をパスして、中2週となる本レースに狙いを定めた河内調教師の方針は素晴らしいと思うが、馬券的には
デビュー戦よりずっとタフなレースになることを考えると厳しい。

⑧メイケイエール(▲)

スタートから押して掛かるという不格好な前半3Fから一転、持ったままで5馬身ちぎった後半は見応え十分の内容だった。
だが、その内容を差し引いても同日の九州産限定戦の未勝利戦より0秒2劣る1分9秒4の勝ち時計からはメンバーが弱かったことによる圧勝の可能性は考えておきたいし、武英智調教師によると「普段から落ち着きのある馬」とのことだが、中1週での再度の小倉輸送は2歳牝馬には酷だろう。

2番人気は武豊騎手の騎乗による過剰人気に映る。

⑨モントライゼ(◎)

新馬戦こそ後にフェニックス賞→ひまわり賞と3連勝を飾るヨカヨカの②着に敗れたが、続く前走は好スタートからスピードの違いでハナへ立つと4角手前からスパート。直線では一杯に追われる他馬を尻目に馬なりのまま後続を突き放して2着に1.7秒差をつける圧逃劇を披露した。

いずれもダート戦だが、負かした内の2頭が勝ち上がっており、勝ち時計の1分10秒2も重→稍重に回復している馬場差ことあるものの、前日の古馬1勝クラスより0秒6速い好タイム。

連続開催後半に加えて稍重のタフな馬場での勝ちっぷり、松永幹調教師も「どちらかと言えばパワー型。高速馬場よりは、渋った方がいい」と話すだけに開催後半の馬場に雨が降っての重馬場は追い風だろう。

ダイワメジャー産駒は好相性。川田騎手は過去9回騎乗するも【0.1.1.7】昨年も1番人気のカイルアコナに騎乗して⑤着に敗れている。

⑩フリード(○)

⑧着に敗れたデビュー戦から鮮やかな変わり身を見せた前走。勝ちタイムの1分7秒5は、2013年にホウライアキコが記録した2歳コースレコードだけでなく、2歳日本レコードをも0秒3更新。

時計面だけに限れば同日の古馬1勝クラスより0秒1速く、前日フェニックス賞とは同じ前半32秒9から後半3Fで0秒4の差をつけており、ヨカヨカ以上のパフォーマンスと言っていい。

重馬場はパワー型に映るだけに心配していないが、逃げたことで一変したことを考えればハナに立てなかった際の不安はあるし、ハナに立てても展開的に厳しいレースラップではある。

【結論】
本命 ⑨モントライゼ

単勝では配当つかないので、3連単1着固定で点数絞って勝負する。
1着 ⑨
2着 ⑥⑧⑩
3着 ⑥⑧⑩

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