弥生賞ディープインパクト記念 2020【反省】

トライアルらしく中盤大きく緩んでの瞬発力戦。かなり力の要る重馬場でパワーも要求された。

勝った①サトノフラッグは最内枠を懸念していたが、スタート後すぐに外に出して馬場を選んでの追走。3～4角を馬なりで上がっていく姿は父ディープインパクトを想起させるものだった。
他の騎手が口を揃えて「勝ち馬が強かった」とコメントしたように、ここでは力が一枚違う勝ちっぷり。

GⅠホープフルステークス3着の実績が評価されて最終的に1番人気の支持を集めた⑧ワーケアが2着。1周スムーズに回っての結果で力負けと言わざるを得ないが、加速に時間が掛かるタイプだけに中山コース自体はあまり合っていないことも確か。

皐月賞の出走権確保に向けて人気馬の中では一番早く動いた⑩オーソリティだったが、馬なりで勝ち馬に並び掛けられると直線早々と交わされて、最後は⑧ワーケアにも差されて3着。皐月賞の出走権確保は叶ったが、このレベルに入ると現状ではワンパンチ足りない印象。

昨夏の札幌2歳ステークス勝ち馬⑤ブラックホールは戦前から話していた通り、後方から勝ち馬の直後を追走。残り800m過ぎから仕掛けて外から進出し、メンバー2位の上がりをマークしたが4着まで。
馬場は向いた印象でも、急坂で勢いが鈍った感。

1戦1勝で臨んだ④オーロアドーネは前3頭から離れた4番手から。直後にいた⑩オーソリティが外から動いてきたため早めに動く形になり、直線の追い比べで伸び負けて5着。

本命⑥ウインカーネリアンは番手での競馬を期待していたが③パンサラッサが控えたためハナへ。道中は⑪ディヴィナシオンに掛かり気味に競られた上に3角から4番手以降の馬に来られる厳しい競馬となった。