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マーチステークス 2020【予想】

降雪の影響で順延となったが、天気が今ひとつなこともあってまだ乾き切っておらず稍重馬場での施行か。
3レースの未勝利戦と6レースの1勝クラスの勝ち時計がともに1分54秒7、2勝クラスが1分54秒9と、
例年1分52秒台の決着が多い、ペースが速くなりそうな今年は1分51秒台になるかも知れない。

マーチステークス 過去

馬格のある馬が毎年好走しており、
前走499kg以下【0.1.1.26】に対して、
前走500kg以上【5.4.4.38】
単勝回収率 157% 複勝回収率 124%

①ワイルドカード

前走のベテルギウスステークスではオープン入り直後ながら、ダート重賞戦線で活躍しているスマハマに快勝。本格化した感もあって2番人気の支持だが、休み明けに一抹の不安があることと、この枠だと下げることも難しく激流に飲まれる可能性を考えたい。

②クリンチャー

初ダートの前走は適性の高さを見せたが、今回は芝時代も含めて初の1800mの距離。稍重で時計が出やすい中、ダート逃げ先行馬が多く速いペースが予想される今回は追走で脚を使わさられる可能性もあり、芝路線で活躍してきた馬だが、また差して届かずもある。

⑦タイムフライヤー

前走フェブラリーステークスはハイラップを前受けして掲示板に残る非常に強い内容。
逃げ先行馬が揃った今回も厳しいラップになる可能性があり、芝で活躍馬を多く出しているハーツクライ産駒だから時計の出やすい馬場もプラスだから、地力も含めて押し切れて不思議はない。
ただ、1600の前走でも行きたがる面を見せていたし、場合によっては今回のペースでも温い可能性も。

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⑥ルールソヴァール

サウンドトゥルーの全弟で2年前の佐賀記念を勝ったが、その後骨折により1年以上の休養。
前走のスレイプニルステークスが1年4月ぶりで、今回はそこから約8か月ぶり。
本質的に叩き良化型でもあるし、陣営としてもここは無事に回ってきて欲しい気持ちだろう。

⑦コマビショウ

オープン入り後は⑪⑩④着。過去5年で3頭の好走馬を送り出している母父ホワイトマズルの血は魅力だが、重賞での好走はもうワンパンチ欲しいところに映る。

⑨リアンヴェリテ

2018年と2019年に北海道で連勝。冬でも2月の1600万下条件戦を勝ってはいるが、今回は⑮メイショウワザシとのハナ争いや他の先行馬も多く、展開面で厳しいレースになりそう。

⑪テルペリオン

オープン入り後の稍重~重での成績は⑪⑤⑧⑮⑮着。久しぶりの1800mでもあり、追走で脚が無くなりそうではある。

⑫スワーヴアラミス

先行してメンバー上位の上がりを出せる理想的な馬で、砂路線転向後は【5.4.2.0】と堅実な走りを見せており、芝で多くの活躍馬を出しているハーツクライ産駒だから道悪もプラスに働くだろう。
死角らしい死角は見当たらないが、確勝の1番人気とも思えず、勝ち切れずの2~3着を想定する。

⑬アシャカトブ

これまで東京と中山しか走ったことがなく、
東京【1.1.1.4】に対して、中山【3.1.0.1】。
芝スタート【1.0.1.3】全ダート 【3.2.0.2】
重賞の舞台では絶好といえる中山1800mで、好走血統でもあるシスターミニスター産駒で当初は本命に考えていたが、思っていたよりも人気になっており、4歳とはいえ持ち時計がメンバー中最下位となる1分52秒3は、ペースが速くなって好時計での決着となりそうな今回は不安。

⑭メイショウワザシ

前走の総武ステークスは本レースと相性が良く、今年の勝ち馬である本馬にも人気が集まっているが、時計が出やすい稍重馬場の勝ち時計1分52秒9は、標準的な馬場で⑫スワーヴアラミスが勝ったポルックスステークス1分52秒7より遅い。
ハナを切れないと脆い面がある馬でもあり、前走はすんなり逃げられたが、同型もおり先行馬も多い今回は厳しいレースになりそう。

【結論】
単複 ②クリンチャー

正直、距離短縮も内枠もプラスとは思えないが、ズブズブの差し決着になるとみて本命にする。
芝戦線で戦ってきた相手が違うし、上手く捌ければまとめて差し切れるだけの力はあるはず。

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