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探索と創作の合間(エッセイ・自分のこと)

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探索<実際に見たもの/聞いたもの>と創作<僕の頭の中で生まれたもの>その合間を縫うように、どこまでが探索でどこからが創作か分からない、日記のようなエッセイのようなもの。
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#1000文字の呟き

僕は僕のために。

僕らは、諸々開けないこのご時世に、オンラインでの合同サークル紹介イベントを開こうとしている。それだけ聞けば、新入生のために、サークルのために、頑張る偉い人に成りかねない。そんなことはない。僕は僕のために、僕のやりたいことをやるだけだ。自分が頑張る上で、彼らの喜びはオマケだ。新しいゲームを始めたような楽しさがあるからやっている。 初期ステータス、僕らは知名度のない非公認サークルだった。コアメンバーはたった4人。それが2週間のうちに、25以上のサークルや委員会、そして学務や学部

物件のススメ

物件。この2文字に面白さを見出したことはなかった。そもそも自分の人生には関係なかった。今の部屋も成り行きだ。大学合格した日に生協の指示に従って1日で決めた。物件にきちんと向き合ったことなどない。 そんな自分が新たに始めたバイトが物件紹介記事のライターだ。ホステルの受付のバイトをしているのだが、その会社もともと不動産屋だったのだ。今不動産は忙しい時期らしく応援要請をされた。仕事内容は物件の写真をオシャレに撮り、紹介文を書くこと。一眼レフカメラでのオシャレな写真の撮り方を教えて

不自由に幸あれ。

僕の動画制作はレゴからはじまった。レゴを使ったコマドリアニメ。もしレゴじゃなくて粘土だったら、イラストで作る本物のアニメだったら、あれほどハマりはしなかっただろう。 物理的な制約が大好きだ。 レゴはブロックだから、1つのパーツは真四角だ。綺麗な曲線は描けない。だけどその分、不器用でも大体の形を造形できる。詳細さを犠牲にして、実装の処理が大幅に簡単になる。  僕がコマドリを始めた理由は、ミニフィグを使えば人の絵を描けなくてもアニメが作れると気付いたからだった。ミニフィグは関

きちんと大切にして生きなくちゃ。

「初心忘るべからず」って言う。 実際に口に出して言われたわけじゃないけれど、今日友人にそんなようなことを言われてひどく落ち込んだ。僕は全然忘れていないと思ってたけれど、気づけば何を大切にしていたのか分からなくなっていた。そんな自分に落ち込んだのだ。何かを作って誰かに見せる、そんなことが第一の趣味になってからだいぶ時間が経った。この辺りで一度灯台の根本を見回してみよう。 ______________________________ 僕にとっての初心ってなんだろう? 気づい

不思議の国のアリス

用事で静岡に行った帰り道、ふとアリス展をやってることに気づきフラッと立ち寄ってきた。取り立ててアリスが好きなわけでもないのにアリスに惹かれることが多い今日この頃だ。  思えば、去年の9月にシンガポールで別のアリス展を観に行った。1日1人で自由になる日があり、チームラボ的メディアアートが凄そうだからという理由でその時もその場で決めて入った。因みに今日のアリス展も脱出ゲーム目当てでアリス自体が目的でない。それなのにこの1年でアリスの展覧会に2回も足を運んでしまったのだ!全くおかし