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【尽と盡】似ていない旧字体TOP10

こんにちは。

漢字はお好きですか?

いいえという声が聞こえてきそうです。

僕は好きなので漢字の話をします。

漢字には新字体と旧字体に分けられるものがあります。

例えば、変は新字体で變は旧字体です。

旧字体と新字体はそれなりに共通点がありますが、中にはかけ離れているものもあります。

今回はその中から特にかけ離れているものを10個ランキング形式で紹介します。

(ランキングを作る時は全て書き出して、どんどん数を減らす方式をとっていますが、最後の30個からは僅差だったので30位までお見せします。)

※…「予」「余」などのように、元は別だった漢字が合体した漢字


第10位 写と寫

うん。似ていないですね。

早速結構違う漢字が出てきました。

変化としては寫が省略されて写になったという感じです。

(寫→冩→写)

新潟あたりに昔からお住まいの方は新泻と書かれた看板を見た事がありますでしょうか?

よく舄を与の様に省略する事があるのですね。

第9位 礼と禮

もっと似ていないですね。

旧字体だと、礻は示になるので、ある程度推測はできるものの、乚が豊になることの予測は非常に困難ですね。

第8位 尽と盡

さて、共通点が減ってきました。

さっきまでは漢字の構成(⿱)は一緒でしたが、今回は⿱と⿳になってしまいました。

共通のみ…

第7位 体と體※

漢字の構成が同じになったものの、それ以外の共通点が見つかりません。

なぜ體が体になったかというと、「体」という、粗末なことを意味する漢字がもともとあり、俗に「體」の代わりとして使われていたそうです。

第6位 円と圓

漢字の構成が全く異なるようになりました。

圓を省略すると、円になるそうです。

圓→→円になったとのことです。

第5位 台と臺※

さて、更に同じ部位がなくなってきました。

共通点は口だけですね…

もとは喜ぶだったり、一人称に使われており、現在(臺)は高い建物(灯)も表します。

第4位 欠と缺※

一旦似てきました。不気味の谷現象みたいな感じでしょうか(違います)。

この漢字はもともと欠伸あくびを表しています。現在(缺)は欠ける意味も持ちます。

(余力がある方はお読みください。
現在、旧字体は殆どすべて新字体になっていますが、中には特殊なものがあります。
それは「欠缺けんけつ」という熟語です。
この漢字は新字体が制定される前からあった熟語ですので、古の「欠」と「缺」が混ざったのか。なーんだ。で済ませたかったのですが、古の「欠」は欠伸あくびの意味しかありません。正確にはあるのですが、なぜそのような意味があるのかが辞典に乗っておらず、わかりません。誰がご教授ください。)

第3位 蚕と蠶※

わぁ。

声が出てしまいました。

虫ということを強調してきますね。

でも、たしかに虫の旧字体は蟲なので、ある意味理に適っているのかな?

もとは、ミミズを表しています。

天の虫はミミズなんですね。

第2位 旧と舊

さて、似ているようで似ていない、旧と舊です。

旧字体の旧は舊なんですね。(伏線回収!)

確かに、臼はキュウと読むのである意味合理的ですね。

舊→𦾔→旧というわけです。

1位の前に…

1位の前に、似すぎている旧字体をご紹介します。

それは成とです。

成は⿵戊𠃌ですが、成の旧字体は⿵戊丁です。

すごいですね。

第1位 弁と辨・瓣・辯※

おっと?

旧字体が3個だと?

そうなんです。弁の意味ごとに旧字体があります。(正しくは3つの弁がくっついた)

辨の意味

辨は勘弁などの弁です。二つに分ける意を表すそうです。

瓣の意味

瓣は弁膜などの弁です。うりを二つに割った中身の意を表すそうです。

辯の意味

辯は答弁などの弁です。訴訟を分け治める、ひいて、ことわけを明らかにする意を表すそうです。

弁の意味

辨・瓣・辯以外にももともとの意味があります。

武弁などであり、「かんむり」の意を表すそうです。

ややこしい!

〜第30位

ランクインできなかった漢字たちです↓

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