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川崎夢パークに出かけた日のこと

川崎夢パークとは

夏休みに神奈川県に帰省したので、川崎夢パークに出かけてみました。
川崎夢パークの歴史は古く「川崎市子どもの権利に関する条例」に基づき
2003年に川崎市が設立した施設なのですが、
最近はNHKの「ドキュメント72時間」や
「ゆめパの時間」などの映画にもなったり
とにかくこれからの教育の形として注目を受け
文科省からも視察がきている川崎市の公共施設です。

公式ホームページで掲げられている理念は以下の通り
・ありのままの自分でいられる場
・多様に育ち、学ぶ子どもの居場所
・自分の責任で自由に遊ぶ場
・つくりつづけていく場
・子どもたちが動かしていける場

このように川崎夢パークは、
とにかく子どもたちが中心で、子どもたちが大事にされている場所であり
子どもたちが、自分たちの責任で自由に遊ぶ場所として確保されているのです。

子どもの居場所であることが明記されています。
大人へのメッセージも!これはいつもの自分を振り返ると胸が痛い!

何をして遊べるのか

川崎夢パークには毎日通ってきている子どもたちもいます。
多くの子どもたちが学校に通っているように
それを選択しない子どもたちの中には
学校ではなく、川崎夢パークに通っています。
そんなふうに毎日通っている子たちは積み重ねている時間や経験がありますが
ふらっと遊びにでかけた私たちのような人がどんなふうに遊べるのか?

結論からいえば、自分で責任が取れるようなことであれば
実際は何をしても、何を作り出してもいいのですが
我が子たちはといえば、まぁまずはあるものから遊んでいました。

遊び場は、室内、屋外どちらもありますが我が子たちは一目散に庭へ。
結局その日は室内には入りませんでしたが、
読書スペースや幼児向けの部屋などの他に
講習を受ければ利用できる音楽スタジオなどがあるようです。

さてさて、庭にはなにがあるかというと、基本的には木と水と泥。
あとは火を扱える場所もありますが、あいにくその日は気温が高く
熱中症対策のために火は禁止されていました。

我が家の子どもたちはまずは泥水スライダーで大はしゃぎ!
とっても立派な泥水スライダーなのですが
これも普段から通っている子どもたちが試行錯誤して作り上げたものらしく
川崎夢パークで人気No.1の遊具だそうです。

中には大人も一緒になって楽しむと聞いていたので、
私も挑戦するぞ!と着替えも持参でいったのですが、
帰り道のことや、子どもたちの世話やら
なんやら考えると踏み切ることができず、、、
つまらない大人になってしまったなぁと苦笑いでした。

泥水スライダーに話を戻すと、この子達は永遠に滑り続けるのかな?
っていうほど、それだけをひたすら繰り返し、1時間以上滑り続けてました!
そのあとは、泥で川作ったり、団子つくったり。。。

泥遊びは幼稚園生ならよくする遊びなのかもしれませんが、
我が家の小3、小1男子はもちろん、中2の長男までも
そしてさらには普段はアイドルやメイクが大好きな小5と小3の姪っ子たちも
思いっきりはしゃいでいました。

人気No.1泥水スライダー。泥水でも飛沫は美しい!

いつまでも好きをつきつめてほしい

「こんな泥遊び幼稚園以来!」と楽しむ姪っ子に
「どうして普段やらないの?」って聞いたら
「なんでだろう?でも普通やらないよ、5年生は」っ答えるので
「でもどう?こうしてやってみたら?」って聞いたら
「うん!またやりたい!楽しいからもっとやりたい!」ってイキイキしていて。。
泥には何か子どもたちが虜になる魅力があるんでしょうか。

年齢や学年に縛られて、もうこれはできない、あれはできない
なんてこともあるかもしれません。
実際大人の私も、スライダーに挑戦しないで帰ってきましたし。。。。
でもそれと同じようなことが子ども達の日常では起きているんだなと思うと
なんだか少し悲しいような気持ちになってしまいます。

何歳だからこれしちゃだめ、恥ずかしいなんてことはないはず!
好きだったらしていいし、それはいくつになってもしてもいいこと!
もちろんPTOをわきまえたりだとか、大切なことは他にもあるけれど
好きだったらいつまでもそのままつきつめていってほしいなと願い
こんな素敵な場所が自分の家の近くにあったらいいのになぁ
と、いう思いがわいてきてとまりませんでした。

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