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#5 櫻坂46 4th ARENA TOUR2024 新・櫻前線ーGo on back?ーIN東京ドーム(推敲前、書き殴りバージョン)

備忘録状態で全然文章になっていませんが、6/23「それがヲタなのね」前に書き殴ったLIVE感想文です。(イベント後に大幅推敲します。)

LIVEの印象的だったポイント
・OP
ツアーと大きく異なった演出。前回のドームが、ツアーと同じ演出(アンコールのみ菅井さんの卒セレ)だったということもあり、今回もツアーと大きな変更が無いLIVEなんだろうという観客の予想を完全に裏切ってくる。開始から全く新しいLIVEが観られるんだというワクワク感ですでに高揚感はMAXボルテージに。
赤いローブに身を包んだ山﨑天ちゃんがドーム中央に現れライブが始まる。ステージ背景にきらびやかに映し出される「新・櫻前線」の文字。グループをアイドル界の頂点へ、そしてファンを含めた全員をまだ見たことも無い景色へ連れて行くと言わんばかりに、右手を天へ掲げる天ちゃん。それはまさに、新・櫻前線の主導者による開花宣言。櫻坂のLIVE史上、最も派手で荘厳なOP。

・何歳の頃に戻りたいのか?
天ちゃんのコイントスと共にイントロが爆音でスタート。ツアーのラストを飾った「いくもど」がドームの開幕ソングに。ナスカの創りだした神イントロを皮切りにBaddiesのボルテージもスタートから最高潮へ。開始と共に、天ちゃんと同じく紅白のローブをまとった櫻坂メンバーがステージの階段を降りてくる。それはまさに宝塚のようであり、紅白歌合戦のような豪華絢爛さがあった。会場も真っ赤なペンライトで染まる。

・摩擦係数
ツアーと同じくアリーナ観客席をメンバーが囲むスタイル。本能チームと理性チームが対岸同士でダンスバトル。互いのダンススキルの見せ合いが最高にカッコいい。そして、曲途中からの一期生・小池美波の復活も相まって、最高に盛り上がったステージに!

・Cool
冒頭のテレビの中で踊っているように見せる、フレーミングの演出が面白い。かつシンプルに曲と振りがかっこいい!!

・Dead end
信号機の上で、人々の進行をコントロールする森田ひかる。MVさながらの演出に主、大歓喜。チュッパチャップスをなめながら、時に信号下でクラクションを鳴らす車達に対して、侮蔑の視線を送りながら、かかと落としで信号の色を赤から青に変える。その気ままさとアブノーマルな雰囲気が完全に会場中を虜に。

・何度LOVESONGの歌詞を読み返しただろう
ツアーと同じく、MVでも披露した机ダンスを披露。センター・三期生の村山美羽が見せる、自分の想いを伝えるか伝えないかを葛藤している少女の表情は格別。その場で思った感情を、手紙にしたためる演出は、この曲の主人公で村山さんのリアルな感情に委ねられており、1度として同じ何らブはないのだということを再認識。素晴らしいパフォーマンスの余韻に浸る。

・恋は向いてない~真夏に何が起きるのかしら~心の影絵
ツアー各地で披露していた8thシングルのユニットカップリング曲が、一連で全て披露されるパート。やはりカップリングはライブで観るとより好きになるのは世の常なのか。おしなべて全部好きになった。特に、「恋は向いてない」は楽曲もさることながら、披露メンバーの表現力に引き込まれる。特に、今回2/3の楽曲にポエトリーが入っており、ライブごとに込める感情と言い方が変わるのも魅力。「真夏~」は、曲の可愛さはもとより、3人の制服ビジュがヤバすぎた。それぞれに設定も妄想してしまう。天ちゃんは「一軍メンバーなんだけど、他と変わらず五軍の自分にも仲良く接してくれる元気ギャル」。向井さんは「クラスの後ろの方で、いつメンの4人ぐらいでワチャワチャしてるような令和ギャル」。そして、こんなぎちゃんは、「中心的存在というわけではないのだけど、男子の間で密かに【クラスの高嶺の花】的な存在で、名前順の関係で席が自分の隣の清純派女の子」。ボブなぎちゃんのビジュは個人的に特に悶絶級でした。

・油を注せ!
今回のライブで披露された楽曲の中で個人的に5本の指に入ってくるほど素晴らしいパフォーマンス。パレードの一幕のような、アップテンポでクールなダンストラックに乗せて、会場を手拍子とダンスで煽っていく座長の武元さん。そこへ共鳴していくように、クラップで一体となる会場。8th Backsメンバーも勢揃いし、どんどん熱量が上がっていくダンストラック。5月に行なわれたBACKSライブまでの期間で、練り上げられたメンバー達の一体感と高いパフォーマンス力が、視覚情報と空気感からまざまざと見せつけられる。最高のダンストラックを終えて始まった「油を注せ!」。舞台のバックスクリーンには、メンバーの顔のアップが一列で抜かれ、全員がこちらを睨む表情が。もうこの時点で曲の世界観へ一気に連れて行ってくれる。この一曲に全てをかけるような熱いパフォーマンスに自然と身体が動き出し、胸が躍る。何よりメンバー全員が楽しそうに踊っていたのが凄く印象的だった。

・静寂の暴力
ドームからの大きな歓声に包まれたBacksメンバーのパフォーマンスから一転。空間を断絶するようなモスキート音が暗闇に響き渡り、三期生の山下瞳月がドーム中央に現れる。「ここには音も光もない。あるのは、静寂。」スクリーンに映し出されたその言葉と共に、観客席から光が消えていく。まるで深海にいるような暗闇で、誰1人音を出すことが許されないような張り詰めた空間は、呼吸をすることすら憚られる。過去、類を観ない静寂の空間は、ここまでのライブの雰囲気を大きく変化させるアクセントとなる。暗闇の中で、メンバーのクラップと足音だけが響き渡る3期生の「無音ダンス」は圧巻の一言。この振りを完成させるためにどれだけの練習を積んだのだろうと、目をつむりながらその音を聞いて、思いを馳せる。「静寂の暴力」、櫻坂のLIVEに必要な「静」のステータスを底上げしてくれる最高の楽曲であり、その世界観を精一杯表現しようとする三期生の思いが強く胸を打つパフォーマンスだった。

・マンホールの蓋の上
7thから彗星のごとく現れた神曲。櫻坂のライブのギアを一段上げる上で重要なキーソング。「静寂の暴力」で暗闇に包まれたドームに、赤いサーチライトのような電光が、イントロのサウンドに共鳴するように怪しく会場を照らす。1度、静寂に包まれた会場は、その赤の光と重厚感のあるイントロに、もう一度、生気を取戻す。自分たちの中で無理矢理に抑えていた衝動が再び身体の底から沸き起こり、血肉踊る。ステージ・観客席で共に、「Whatcha say we do?」というかけ声が、まるで発進間近で吹かされたエンジンのように巻き起こる。かけ声が大きくなるにつれ赤い狂気を帯びる東京ドーム。その時の会場は異様でキケンな香りも漂う空間と成り果てていた。その後の盛り上がり様は想像に難くないはず。

・BAN
もう櫻坂のライブにおいては欠かせない一曲であり、櫻坂の代名詞とも言える楽曲「BAN」。ライブを経る中で、その形を自由自在に変えてきた「BAN」は、今回のドームライブでも期待通り、いやそれ以上のものを我々に提示してくれた。開始時、最初に見えたのはセンター森田ひかるの顔。「お、今回はオリジナル体制のBANか。」そう思ったのも束の間、小林由依と共に「今日もサボってしまった」を担当してきたはずの、武元唯衣がいない。まさか。2番で曲の様相が変わり、ステージ上に現れたのは、武元唯衣率いる8thBACKSメンバーたち!そう、これは、選抜・非選抜関係なく、櫻坂46のメンバー全員で披露される「SPECIAL BAN」だったのだ!!予想外のサプライズ演出と、どこを観ても強いメンバーしかいない壮観なパフォーマンスに、終始声を上げること限りが無かった。

・StartOver!
イントロと共に、地鳴りが巻き起こる東京ドーム。もう待ってましたと言わんばかりに会場のボルテージは最高潮へ。センター・藤吉夏鈴ちゃんの創り出す世界観に耽美し、「自由」に舞う姿に酔いしれ、感情が高ぶり、踊り手も観客も全員が一心同体となる瞬間。この瞬間のために生きてます!心の底からそう言えます。
先日のとーやまチャンネルで、「自由なときと自由じゃないときがある」と夏鈴ちゃんが言っていた「StartOver!」。その日その瞬間の「StartOver!」はもう二度と無いパフォーマンスなのだ。一日目、苦しそうな表情を浮かべていた主人公は、二日目、世界の全てのしがらみから解放されたかのような狂喜まじりの表情で感情を爆発させ踊り狂っていた。自分と向き合い直させてくれた大切な楽曲。ありがとう夏鈴ちゃん。ありがとうStartOver!

・自業自得
純白の衣装に赤や青の飛沫が飛び散っている、静かな狂気的を帯びた衣装を身に纏った山下瞳月が、ステージ中央に現れる。自分を狙う照準へと一瞥をやり、捕捉できるかできないかのコンマ数秒でニヤリとニヒルな笑みを浮かべる山下瞳月。それは自分たちの不満や不遇な運命を、全て他者の責任として終わらせようとする、今の世の中に対しての侮蔑にも取れる。自分たちの業は自らが背負って、それでも前に進んできた櫻坂46のパフォーマンスは、「決めたのは自分自身なんだ」、だからこそ言い訳は出来ないし、選択した今という場所で戦い続けなければならないんだと我々に訴えてくるようであった。9枚目シングルの勢いも留まることを知らない新・櫻前線。どこまで高みへ連れて行ってくれるのか、目が離せるわけがない。


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