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カードゲームおじさんが自分の原体験を思い出す回
0.初めに
この記事は特に何者でもないおじさんが自分の原体験を思い出してみるものです。
なぜこういう記事を書こうと思ったのかというと、テーブルトップのイベントが復活してくるとともにオンラインだけの付き合いの方と初めて顔を合わせる機会も増え、どういう人か知っておいてもらった方がとっつきやすかったりするのかなというのが一つ。
あとは、無駄にプレイ歴だけは長いのでいろんな昔話やおじさんウケしそうなネタが書いてるうちに出てくるんじゃないかなと思ったのもあります。むしろこっちがメインか。
若い人的にもふーんこんな時代があったんだなーと読んでもらえると嬉しいです。
何分記憶が曖昧なところも多いのでつじつま合わないことも出てくるかもしれませんがご容赦を。
1.第一次ブーム
最初にプレイしたのは中学生時代でした。1999年とかの話です。2000年問題とか騒いでいた時代ですね。
ゲーム機でいうとNINTENDO64が最新で、友達の家に入り浸ってスマッシュブラザーズをしていた記憶があります。(当時オンライン対戦なんてものは当然ありません)
当時はポケモンカード(1996~)や遊戯王(1999~)などのカードゲームが流行っており、MTGは中学生としては割とコアなゲームだったと思いますが一部の友達との間でプレイされていました。
最初に購入したのは第5版のスターター、最新セットはウルザズ・デスティニーの頃だったと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1659280695688-i5QyQ7A0g3.jpg)
これから始める人も多かったと思います。
自分が使っていたのは根切りワームがフィニッシャーのランプみたいなやつだったはず。
![](https://assets.st-note.com/img/1659281030574-k01D8oXZVm.jpg)
身内で強かったのは、ゴリゴリにカウンターが入ったユーロブルーみたいなデッキで、対抗呪文やら魔力の乱れやら打たれまくっていたはずですがよく嫌にならんかったなと振り返って思います。
ただ、当時はとにかく情報がなかったので大きな大会で勝ったデッキなんて中学生が知るはずもなく、自分でたどり着いた構築だとしたらなかなかすごい子だったのかもしれないですね。
ユーロブルー:
ユーロブルー(Euro Blue)は、ヨーロピアンブルーとも呼ばれる、青単コントロールデッキ。ヨーロッパ選手権98を制したことからこう呼ばれる。
![](https://assets.st-note.com/img/1659281649915-K9vuqWd9f1.jpg?width=800)
中学生の時は部活をがっつりやっていたこともあり、プレイ環境は友達の家で遊ぶのみでした。携帯なんかもなかったので、学校帰りに約束して遊びに行く感じです。
このころはシングルカードを購入するお金も知識もないため、パックから開けて持っているカードが全てだったので、今でいうリミテッドの延長線上でしたね。マジックリーグみたいな感じか。
どういうカードが強いかとか、子どもなりに色々試行錯誤してデッキにしていたので、このころの体験が今おもちゃデッキをつい作ってしまうのにつながっているのかもしれません。
高校生になると使えるお金が増えたり行動範囲が広がったりで、ショップに行くようになります。
通っていたのはおなじみBIGMAGICですが、現在ある難波ではなく阪急南方駅近くにあったときです。(もう場所の情報が残ってないので地図見てもどの辺か思い出せず)
時期としてはアポカリプスが出た前後で、スタンだとファイヤーズとかアグロウォーターみたいなデッキがプレイされていたころですかね。
私はブラストダーム出してハルマゲドン打つ、みたいなことをしていました。
遊ぶときは朝から店に行って昼ごはんも食べずに夕方まで遊んで帰りにコンビニ寄って帰る、みたいな感じで相当熱中していた記憶があります。
余談ですが、当時エクステンデットという今はなきフォーマットでデュアルランドが禁止になった時期でもあり、それぞれ1000円程度で売っていたことがありました。高校生の自分に買っておけと教えてあげたいですね。
1999年10月にリバイズドがエクステンデッドからローテーションで退場したとき、スタンダードとの差別化を図るため、特別にデュアルランドだけは環境に残された(参考/翻訳)。その次のローテーション(2002年11月)の際に、使用不可能となった。
そのうち高校3年生になり受験を迎え、遊んでいる場合ではなくなったのでここで一度MTGからは離れることになりました。
時期としてはジャッジメントまでプレイしてオンスロート前で引退ですね。
2.第二次ブーム
無事大学に進学でき、しばらくは部活やバイトにいそしんでいました。MTGを再開したのは時のらせんが出たころ(2006年)です。何がきっかけでまたやろうと思ったのかは忘れてしまいましたが、時々MTGを扱っている店を調べていたような記憶があります。
復帰当時はカードもないので時のらせんの前のセットであるラヴニカブロックのカードはほとんど買わずにカジュアルに遊んでいました。
原初の腕力魔道士で速攻付きクリーチャーを大きくして殴るデッキが好きでしたね。
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みんなでドラフトしたりスタンダードやEDHしたり、割とカジュアルに遊んでいたと思います。当時のEDHはまだ日本ではマイナーな遊びだったと思いますので競技性は低く、お互いやりたいことをぶつけ合うプロレス的な遊びでした。
統率者専用のカードのようなものもなかったのであまり使われなかった安いカードが多人数になると途端に輝く、みたいなものを探すのが楽しかったです。
![](https://assets.st-note.com/img/1659452336240-EsreEBetCz.jpg?width=800)
時のらせんブロックの次にローウィンブロックがリリースされるとスタンダードのカードがようやくフルに使えるようになって、少し競技的なこともやり始めたのがこのころです。
モーニングタイド後には今でも有名な青黒フェアリーが環境を席捲しており、私も乗っかって店舗大会では結構勝たせてもらいました。
プロモーションのジェイス・ベレレンが優勝賞品の大会が何度かあり、3枚ぐらいもらっていたような気がします。
恐らくこういう大会で勝ったことが自分のモチベーションにつながって、競技イベントに興味を持つことになったのかなと思います。
![](https://assets.st-note.com/img/1659453543957-kgoKmNKGZt.png)
余談ですが、昔のカバレージを見るのも楽しいですね。今でも勝ち続けてる人もいてすごい。
Japanese Coverage of Grand Prix-Shizuoka 2008 | MAGIC: THE GATHERING (wizards.com)
ここからは現在までずっと都合がつく競技イベントには細く長く出ている感じです。就職して関東に引っ越したりもしましたので、関東圏のGPなどにも参加していました。
基本的には鳴かず飛ばずですが、たまーに勝つのでなかなかやめられないですね。
■たまに勝てた回のまとめ
・なぜかカバレージが残ってた回。Round6の青単信心です。このころは青単信心が好きでよくプレイしてました。
The Last Sun 2013予選@晴れる屋スタンダード杯の様子をレポート第2弾!! | 【晴れる屋】記事|MTGに関する読み物を毎日更新 (hareruyamtg.com)
・プロツアーの権利取ったけど一身上の都合で行けなかった回。TOP4で優勝した方に負け。
マジックフェスト・京都2019|イベントカバレージ|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト (mtg-jp.com)
・謎のミシックポイントチャレンジで10勝。何のための大会だったか理解してなかったけど実はこのシーズンもうちょっと勝つとライバルズになるチャンスがあったという、後から考えるとバリューのある予選でした。
April 2020 Mythic Point Challenge 10-Win Decklists (magic.gg)
・アリーナオープンでおこずかいもらった回。
All That Glitters a Standard deck by toyokwsk • MTG DECKS
・予選はSEに残って権利を獲得するも、この後のFinalでぼろ雑巾にされる回。2020年~2021年シーズンはオンラインの大会がたくさんあったので出やすくて助かりました。
日本選手権2021 SEASON3|イベントカバレージ|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト (mtg-jp.com)
日本選手権2021 FINAL|イベントカバレージ|マジック:ザ・ギャザリング 日本公式ウェブサイト (mtg-jp.com)
今は子育てもありますのでなかなか趣味に時間を割くのが難しい面もありますが、こんな感じでたまに勝てるように長期的に上達できる取り組みをしていきたいなと思っています。
そろそろ同年代の友人たちも所帯持ちが増えてきたので子育てとMTG、みたいな記事も書きたい気がしますが、現状睡眠時間を削ってごり押ししているだけなのであまり参考になることがなさそうなのが残念。
おまけ.カードを使った楽しい遊び
■メンタルマジック
めちゃくちゃ頭を使って、普通はあり得ない展開になる遊びなので大好きです。
ローカルルールの塊なので、同じ名前で全く別のルールの遊びが存在するかもしれませんが私が遊んでいたのはこんな感じです。
【ルール】
・なんでもいいのでカードの束を用意する。
・準拠するフォーマットを決める(レガシーぐらいが面白いですが、なんでもありでもいいし、スタンダードでも全然問題なし)
・初期手札、ライフは通常通り。
・手札にある土地以外のカードは下記いずれかとして扱う
①5色のマナが出る土地
②マナコストが同じ(マナ総量、シンボルすべて)別のカード
カードタイプは違っても良い。ただし、戦場以外の領域ではカードタイプは書いてあるものを参照する。
・土地はなんでもいいのでそれとは別の名前の土地カード
・自分か対戦相手が一度指定した名前のカードは使えない
・あとはお互いの同意があれば細かいところは適当に。(名前を正確に指定できなくても効果が分かればOK、とか)
例えば白1マナのカードであれば、サバンナライオンでも剣を鋤にでも神々の思し召しでもいいということです。
①緑なら帰化でもタルモゴイフでも垂直落下とかでもいいですね。
このゲームの面白いところは、同じマナコストのカードでも人によってどう指定するかが変わり、アグロとしてゲームするのかコントロールするのか何かコンボを決めるのかなど毎回全く違うゲームが楽しめることろです。
また、お互いが指定したカードは次から使えないので、強いカードをさっさと指定してしまうのか同じ機能でもマイナーなカードを使うのか駆け引き要素もあったりして無駄に奥深い遊びです。
暇つぶしにはもってこいなのでGPのラウンド間やドロップした後などに、その辺にある束をつかんで遊んだりしていました。オススメです。
思い出や楽しい遊び方など他にも色々アウトプットしたいことはありますが、キリがないのでとりあえず今回はこの辺で。
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