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2024年7月 予選ウィークエンド ティムール変容する森林

0.はじめに

ヒストリックで行われた7月の予選についての記事です。
予選はボロスに3回勝ちましたがメインから刺さる対策が入っているデッキに2回負けてしまい、残念ながら3-3でした。
デッキはかなり面白いのでぜひ誰かにさらに練ってもらえたらいいなということで記録を残しておこう、という記事です。

練習段階では明確にトップメタだったボロスに対してミラーマッチよりはマシになりそうな勝率、かつコントロール系には有利だったので持ち込む意味はありそうでしたが、メタが固まりきらない予選の特性的に下振れを引いてしまったかなという感想です。

練習時の勝率

1.デッキ解説

■基本の動き

コアの動きはシンプルで、下記で無限ライフルーズになります。
フィニッシュは他に色んなパターンがありますが、サイド枠3枚のみで除去で妨害されないということで思いつく範囲では一番良さそうでした。

変容する森林で全知をコピー → 成就でサイドのアルケヴィオスの侵攻を持ってくる → 侵攻で霊波を持ってきて侵攻を戻す → 侵攻で墓地の霊波を拾って侵攻戻すのを繰り返し、ストームを稼いで苦悶の触手

他のパーツは昂揚を早く達成することを目指したり、全知を探したり、サイド後に墓地対策されたときに回避できるプランを遂行したり、という構成になっています。
コンボに必要な枚数自体は少ないため、他にもいろんな構成が考えられると思います。こっちの方がいい!という構成が思いついたらぜひ試してもらえたら嬉しいです。

ここからは今回の構成の場合の主なプランやTIPSです。

■プレイパターン① 対アグロ

・加速からの3-4キルか、爆発全知捨てからの4-5キル狙いが理想。

・1T目は草食獣 >タップイン処理 >ルーティング
 ルーティングしていいのは、ハンドに全知 + コンボパーツがあって、全知を捨てることで3-4キルが狙える時 。フェイの起動型能力と斧の兼ね合いでハンド枚数大事。

・反復は基本2ターン目に打てない。草食獣で加速してさらにハンドに4マナ目の土地があればOK。基本は4マナの前のターンに使う。(爆発打てないと困る)

・全知置けてドローがあればフェイがなくても積極的に設置して掘ってコンボを狙う。

・ハンドにコンボが揃っている場合、除去が少ない相手ならフェイを2T目に出して3T目に戻して昂揚しつつ4キルというのもアリ。フェイが2枚あるなら除去されるの覚悟で突っ込むパターンも。

■プレイパターン② 対コントロール

・なるべく土地を伸ばしてハンド貯める。できれば森林を2回起動まで狙いたい。

・爆発は主に予言として使う。カウンターしてくれたらラッキー。

・フェイもマナリーク系がケアできるなら貯めずに使う展開もあり。特にサイド後。土地の枚数的に先行できて全知狙えるなら貯める。チャンドラで勝てそうな相手かつ展開なら何かおとりにしてフェイ通しにいく、みたいな感じです。

・相手エンドステップに全知コピーからマナ浮かせながら船砕きで仕掛けやすいので積極的に狙って良さそう。

■TIPS

・全知設置後、手札に全知がある場合はまず全知からプレイする

・森林に廃墟の地を起動されたときに、墓地の適当な土地以外をコピーすると回避できる

・サイド後6マナ以上のフィニッシャーをプレイするときに全知コピーから入るとマナがちょっと少なくて済む。特に船砕き出すときに忘れないように…(忘れた実績あり)

・オートタップに任せると森林をアンタップ状態に保とうとするので、手ごねでマナ出してからの起動推奨です。

・前のターンに出している森林でコピーすると召喚酔いしていないので、タイタンなどはあえて墓地に落としてコピーすることがいいケースも。
関連して、森林を割られる可能性、相手にコンボの圧がかかること、他の土地を置くことでハンドが足りなくならないか、などを加味して森林を置くターンは十分考える。

・ガラクタの上からでも全知船砕きは大丈夫なので、エンドに仕掛けてガラクタ戻して勝つパターンあります。

■サイドボードの基本方針

・早いデッキにヘイトカードを入れるときはフェイから同じターンに使えなさそうなものを選ぶ

・青いデッキには船砕き

・墓地対策多そうならタイタン

2.各マッチアップ

予選も終わって今後意味があるかどうか不明ですが、仲間内に共有していたメモを残しておきます。

■ボロスエネルギー(ルールス、ジェガンサ問わず)

墓地対策が3-4枚+ゴバカーンが入ってくる想定。サージカルがメジャーでたまに霊柩車やランタンも。
メインはほぼ対策されないので、相手のドブンだけ除去で遅延してなるべく早くコンボを決める方針。
サイド後は基本的に最速で決めに行くだけの動きが成就することはあまりなく、除去で限界までゲームを伸ばすのがよいことが多い感触です。特に相手も墓地対策のタイミングを計ってくることが多いので、タイミングずらしつつタイタンやチャンドラまで引っ張ったり、対策対策を間に合わせたりしたい。

追放されたいとき以外は適当に全知を落とさないこと。間の悪い爆発の種としても重要です。
サージカルはフェイに打たれるのが最悪なので注意。(自分から落としに行かないと発生しないので、避けるのは比較的簡単なはず。)

逆にサージカルしか墓地対策が入ってないときは横断減らさない方がいいかもしれない。(2ゲーム目ロングゲームだったのに見ていないみたいな)
その場合はかさばると嫌な草食獣1枚減らす?

サイドインもアウトも難しいですが、墓地対策に引っかかりやすい横断、コンボへの寄与度が低い取り組み、タイタンなどが図らず墓地に落ちるリスクのある反復がアウト候補。
害獣の侵入をインするかは微妙ですが、恐らくフェイ経由で打つ余裕はないと思われるので軽いものを引っ張る想定でインすることにしています。

ジェガンサやルールスを見たらなるべく速度の出るハンドをキープしてメインを取って、2本目で対策を見極めて3本目でプレイをアジャストしに行けるのが理想。

■コントロール系

in:否認、船砕き2、チャンドラ
out:草食獣2、横断1、燃えがら

対フレージのサージカルはフェイで持ってきた方がよさそうな気がしています。
チャンドラは迷うところだけど、フェイはコンボまで貯める or 斧持ってきて除去 or 横断で船砕き探すと使い道はあるので、素引きに期待した方が良さそう。フレージ等で落とされやすくもなっているのでフェイ経由だとゲームへのインパクト薄いのもあります。

■マルドゥ

ボロスと比較してシステムデッキ面が強くて純粋なクロックは低め。インアウトは同じだけど、砲撃依存度が高いので針を持ってくる頻度は上がりそう。
一回ラスで流して針で蓋するイメージ。

■緑単

in:否認、兄弟仲、船砕き
out:稲妻の斧1、燃えがら、ダニ

すべてはカーン次第。出されなければ大体勝つし、定着すると負け。墓地肥やさずにいるとトーモッド持ってこないミスをしてくれるとかそういうワンチャンつかみに行く努力も重要かもしれないです。
森林への母聖樹も注意。

■ヨーグモス

in:兄弟仲、タイタン、否認
out:ダニ、電気放出、取り組み

召喚の調べでヘイトベア持ってこられるので、横並びをラスで咎めて隙見てコンボかタイタンで蓋。
斧はなるべくヨーグモスに温存する。殻や悪夢が入っているようならダニも残していいかも。その場合は取り組みか草食獣あたりを減らす?

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