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チャンピオンズカップ先行予選反省文(グリクシスストーム使用)

0.初めに

結果は0-3ドロップだったので全く勝っていませんが、練習段階では感触が良くいいデッキだった気がするので備忘録です。自分用のメモとして残す意味合いが強いので乱文ご容赦ください。

余談ですが、MTGというゲームはたくさん練習したとか強いデッキを使ったとしても必ず勝てるわけでもないので、負けたとしても正しくポジティブな評価をしておくというのは大事な気がしています。(もちろん反省することも多いと思いますが)

1.使用デッキと選択するまでの経緯

使用デッキはジェスカイストームタッチ黒。

もともとはニューカペナCSで海外のチームが持ち込んだデッキとコンボおじさんであるcftsocさんのタッチ黒型が原型です。

日本選手権本戦も含め、今週末(2022/5/28~5/29)の大会はこのCSの結果をベースにされることが予想されつつ、久しぶりのテーブルトップの大会でカードを買いなおすことによる影響がどれぐらいあるか、というのがメタゲームを考えるうえで重要なポイントでした。

サイドイベントであるチャンピオンズカップ選考予選については、多少買いなおしは渋られてCS時にトップメタだったエスパーが多めかなという気はしましたが、イゼット系も高いカードが黄金架ぐらいなのでそれなりにいそうだなというのが事前の予想でした。

CS後に勝っていたリストを色々回す中で感触が良かったのが参考にしたジェスカイストームでした。

デッキが難しく、最初はミスが多発して勝率低めですが強かったです

イゼット系が増えそうという予想をしていたので同型に差をつけたかったこと、以前最多勢力になりそうなエスパーが軽蔑的な一撃や真っ白を入れ始めるだろうというということが想定されたので、少しハンデスを採用したくなり黒をタッチしてみました。

タッチ黒するにあたり参考にしたのがcftsocさんのリストですが、黒マナが11枚かつ3枚はスローランドであるにも関わらず1マナ除去のレイオブエンフィーブルメントが3枚も採用されています。
自分で使うにはそこは攻めすぎかなと思ったので、もっと後ろのターンでも効果的なハンデス系と黄金架や船砕きの怪物の処理に有効な魂の粉砕をタッチしています。
割り切って黒マナを減らしたので、青赤のスローランドもきっちり採用できて純正のリストと安定性はそこまで変わらないようになったのではと思います。
基本土地が減ったのでランデスに当たると厳しいですが、デッキパワーが高くないのであまりいないだろうという想定でそこも割り切っています。

また、どのデッキを使う場合も、青いのであればメインに軽蔑的な一撃を採用したかったので少し枠を調整して採用しています。ジュワー島の撹乱もメタ的に強いと思ったので4枚採用です。
枠の調整で除去を減らしているんですが、エスパーに少しガードが下がったと感じたので除去の補填兼時短になるくすぶる卵を採用したのが使用したリストです。

どのパーツも回していて感触が良かったので満足はしていますが、負けた内容から少し反省点はあるので各マッチアップの考察のところで記載しておきます。
なお、当日の当たりはイゼット(1-2)、エスパー(1-2)、エスパー(1-2)です。

練習で使用したリストを回した時の戦績は下記。

狙い通り同型には勝てていました

2.主要なマッチアップについて

意識していた各マッチアップのサイドボードプランです。具体的な入れ替えは省略してよくやっていたプランのみ記載します。

■エスパーミッドレンジ
多分5分ぐらい。軽蔑や真っ白が入ってくることを考慮してもそんなもん。
初動を止めて寓話や黄金架で押し付ける。あまりに受けに回ってしまうと軽量クロックからカウンター構えでハマってしまうので、すれ違う展開を目指す。コンボを決め切るのは難しい展開が多いので、コンボ要素を減らしてミッドレンジ戦にするイメージ。
鏡割りの寓話がキーカード。

このマッチアップの反省として、当日は除去でさばいていった結果リソースが足りずに何かしら脅威が残って負けみたいな展開が多く、リソースを稼ぐ手段がもう少しあった方が良かったかもなと思っています。
リソースカードについてはリーアとの相性を重視してインスタントを優先しましたが、サイドのゲームではリーアを減らすことが多かったので、すれ違ってカウンターで蓋をするプランと噛み合う銀行破りにするのが良さそうです。

■ジャンドミッドレンジ
スケール的にはこちらの方が有利なのでマナ加速から押し付け狙い。練習時は除去を増やして1回受けて黄金架で切り返す感じを目指していたが、ジャンド側の攻めが多軸なので受けている間にジリ貧になって切り返せず負ける展開が多かった。妨害がカウンターではないのでマナ加速を押し付けた方が勝ちそうな感触。
リーアは墓地を触られた時の裏目が大きいので減らす。
鏡割りの寓話はあまり強くないマッチアップ。

■ティムールミッドレンジ
お互いに軽蔑を構え合うので黄金架が通しにくい。船砕きの怪物合戦になることが多いので7~8マナのターンは注意。
こちらは魂の粉砕で触れたり、強迫で前方確認できたりするので構成的には有利。

■ジェスカイコンボ
このマッチアップもお互いに黄金架をけん制して軽蔑を構え合うことが多い。感電+真っ白が構えているところに刺さりやすいのでできれば狙いたい。
感電がなくても真っ白単体が有効なカードで、一方的に採用していれば有利に立ち回れそう。

■ナヤルーン
有利なマッチアップ。
コンボをほぼ疎外されないのでコンボにオールイン。

appendix 本選の結果について

ジェスカイストームを使っていても船砕きの怪物をよくサイドインして勝っており、もしかするとメインでもいいのかもな~、でも重くて悠長なのが響いて負けるのもな~と思っていましたが、コントロール要素でターンを引き延ばして船砕きまでつながりそうなデッキが2人TOP8に入賞していました。

1位通過田中さんのリスト
2位通過棚橋さんのリスト

ストーム要素は噛み合うと強いのですが単品で引くと腐って負けることもあり、この2つのリストのように黄金架と船砕きで押し付けはありつつもデッキの方向性がまとまっていることで裏目が少なくていいなと感じました。

ちょうど墓地対策が多めに取られるタイミングではあったので、リソース獲得手段としてのリーアはあまり有効ではなく、その枠が銀行破りや記憶の氾濫等のリソースカードになっていて息切れも少なそうでいいリストだなと思います。

ストームも不利な盤面を一気に捲れるデッキパワーがあり優れたデッキだったと今でも思いますが、ガードも上がっていたのでこの2つのリストとの合いの子のイメージでメイン船砕きなどずらした押し付けを採用しても面白かったかもしれません。

メタ読みと構築は惜しいところまでたどり着いていたと思うので次に活かしていきたいですね。

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