店舗予選を抜けた話 Dimir Invasion
チャンピオンズカップSeason2Round3の店舗予選を抜けることができたので使用したデッキの記録を残しておこうと思います。
使ったリストはこれ。
元にしたのは、Xで見かけた下記のポストです。どこかの店舗予選の決勝で負けてしまったようです。
アモンケットへの侵攻が特徴的な青黒2色のアグロデッキです。
最初見かけたときはほんまか?と思いましたが、使ってみると想像よりも強いカードで好感触でした。
いいところはこんな感じ。
・中速以降のデッキに対しては1枚ディスカードでのリソース差をつける動きが強い
・トップメタのドメインに対しては相手のアトラクサになる展開も狙えて大技になりうる
・対アグロにはコウモリを対処させてコピーすることで4/4飛行絆魂になる展開が狙える
・バント毒には棍棒使いをコピーすることで全体除去を使いまわせる
元のリストを回して気になったのはこんなところです。
・ティシャーナの潮縛りは強力なカードではあるが、全体的にカードパワー低め、テンポ重視の構成で3マナ域がこれだとさすがにパワー不足では?
・2マナ域がタフネス1が多く、相手に遠眼鏡のセイレーンのような飛行クリーチャーが出てくるだけで殴りに行きにくいし、ブロックにも回しにくい
・打ち消しが多すぎて後手で少しゲームが伸びるとトップデッキが弱くて辛い
・メインに全体除去が1枚も入っていないと2T目スクレルヴの巣で必敗
・2マナクロック+かき消しor除去の2+2行動がしたいデッキで、土地を4枚までは伸ばしたいので土地22は少ない
・呪文貫きが有効なゲームレンジで決着がつく速度ではない
MTGアリーナで練習した時に体感した相性はこんな感じ。
有利:ゴルガリミッドレンジ、ドメイン
普通:バント毒
不利:赤単、エスパー
という訳で意識して工夫したところは↓です。
・メインに入れうる全体除去としてギックスの命令を採用。最悪相手生け贄モードとカウンター乗せで対ドメインのアトラクサの返しに除去して勝つ、みたいな展開もあるし、対ミッドレンジの消耗戦で墓地回収も使う。重いが1枚ならギリギリあり。
・執念の徳目は対赤単にライフゲイン付き除去兼耐えた先のフィニッシャーとして。これがないと3/3が除去しにくい構成でもあるのでそこも鑑みて。
・24枚目の土地としてサイド後も見据えて魂の洞窟を1枚。これは良しあしあるので、普通に色マナが出る土地でもいいかも。
・バント毒以外にも使える全体除去として悪意ある覆い隠しを。自分のクリーチャーが追放されないのはアモンケットの侵攻的に重要。
・不笑のソリンがアグロ~ミッドレンジ帯に除去コン的プランをとるときにかなり優秀だったので2枚。
・少し不利めなエスパーには、相手が苦手な受けるゲームを押し付ける要素として剃刀鞭の人体改造機を採用。アモンケットの侵攻とも相性がいい。
・1マナ域多め、2マナも飛行クロック多め、アモンケット侵攻を裏返すのに盤面を早く作りたいデッキ、ということで相性がよくカードパワー高めのギックスを3マナ域として採用。
主要マッチアップで気を付けるところはこんな感じ。
■対ドメイン
カウンターする先はゼンディカーへの侵攻と全体除去。アトラクサは出させた返しに除去して殴り返して勝つ展開を目指す。
とにかくライフを詰めておく。
不穏な浅瀬は母聖樹以外では除去されにくいので信頼性高め。
相性自体は有利だが、怒りの大天使が絡んでロングゲームに持ち込まれると相手のカードパワーの高さでトップデッキ勝負負けが普通に起きるので、早めにたたみに行く。
サイドは喉首以外の除去を抜いてカウンターを入れる。
■対エスパーミッドレンジ
3ターン目まできれいに攻めの形を作らせると概ね追いつけないので、特に3ターン目のラフィーンを対処できるなら優先的に対処する。
忠義の徳目で相手のサイズに追いつけなくなるのが次によくある負け筋なので、かき消しはできればそこに使いたい。
相手を受けに回らせることができると勝ちやすいので、先にこちらが殴る展開を狙いたい。
サイドは相手の構成やプランによって調整が必要。基本はあまり攻めるカード減らしたくないが、地上は止まりやすいので鍾乳石の追跡者は抜いて切り崩しとクロックを足す感じでよさそう。
■バント毒
キーカードは相手のスクレルヴの巣とバウンス系、青行進。
棍棒使いなどの全体除去を効果的に使うことと、こちらも攻めの形を作ることが重要。青行進はコウモリでずらしたいので、コウモリを出すタイミングに気を付ける。
バウンスを3マナ域に連打されてテンポ崩される展開と、スクレルヴの巣+ミレックスで横展開されて青行進でずらされる展開が一番負けるので、そうならないように頑張る。
サイドはブロックしにくいクリーチャーを抜いて全体除去in。喉首も4枚はいらないかも。
■赤単
割と無理めなマッチアップ。頑張って除去しつつ侵攻に殴り返して4/4コウモリを作るのが一応勝ちうる展開。
相手が完璧だと勝つ展開は恐らくなくて、魔女跡追いの激情など4/4を処理できる手段をできるだけ別のところに使わせて、ライフゲイン軍団で頑張るぐらいしかできることがない。
■ゴルガリミッドレンジ
なぜかかなり有利なマッチアップ。
メインは飛行クリーチャー+ギックス、アモンケットへの侵攻でリソース差を付ける。サイド後は執念の徳目、アクロゾズ、ソリンでリソースゲームを強化する感じ。
気が向いたらtipsなんかも更新しようと思います。