おっぱい暗号について

とよです。残念でした。
おっぱい暗号はこの世には存在しないので今回はプレイフェア暗号について固く解説します。

プレイフェア暗号とは
プレイフェア暗号はポリュビオスの暗号表に基づき、約300年後イギリス人サー・チャールズ・ホイートストン(Sir Charles Wheatstone)により開発されライアン・プレイフェア(Lyon Playfair)が普及させました。この暗号はイギリスがボーア戦争（ブール戦争 BoreWar）で内密に使用したといわれている機密情報を分かる人にだけ内密に送る暗号となります。外部からプレイフェア暗号だとわかれば頻度分析のプログラムを組めば解読することも可能なのですが、戦争特化・瞬時特化の暗号となりますので復号している間に戦争の梶が切られてしまいます。解読班が分かる頃には攻め入られてしまうのでさほど解読を要するのに時間がない暗号となり解読の手順や解読ロジックがあまり発達しないまま現代に至る暗号となります。

補足ですが、同この暗号の構造ポリュビオスの暗号表より約100年付近で書かれた万川集海にて「忍びいろは」という暗号もあります。
忍びだけで内密に情報のやり取りが行われてたと考えられている平仮名7×7の忍びいろはも別ルートから派生してきて同じ構造の暗号となっております。尚、使われていたかは不明です。

・プレイフェア暗号の作成

プレイフェア暗号を用いて暗号化するとき、まずキーワードまたはキーフレーズをあらかじめ決めておきます。仮にキーワードをおっぱい(OLTUPAI)とします。次にこのキーワードをアルファベットが重複することなく下の５×５の表に入れていきます。

ここに今までで登場しなかったアルファベットを順番に入れていくのですが、アルファベットは26文字あるのでIとJは同じマスに入れるというルールがあります。これらに気をつけながらアルファベットを順に入れて行きます。

ここまでで準備が整いました！
これをA君はBちゃんにプレイフェア暗号表をコミケなどの人混みが多い所で内密に渡します。おっぱいの内容を内密に伝えるために伝えたいメッセージを作成しておっぱいについて伝えたいことを暗号化してみましょう。

Message: It smells so soft and nice.(それはとても柔らかくいい匂いがする)
メッセージが出来たらメッセージを2文字刻みで区切って暗号化をします。
暗号化しながら2文字とも重複する文字がある場合は間にxを入れて行きます。そして最後1つだけ残ってしまっても隣にxを入れます。

そして仮完成したのがこちら
It/sm/el/ls/so/so/ft/an/dn/ic/e[x]

まずはこちらの「It」を暗号化してみましょう。

IとTの位置関係を見てIとTを丸で囲いました。暗号シートにも四角く囲ってあります。そうです。IとTという暗号は対角になるように文字を選びます。
そして出来上がった暗号はLBとなります。
しかし同一線上になる場合は次のSMのように右側を選択し、縦の場合は下を選択します。
25マスの端がメッセージ文字の場合一番次のSのように反対側のMとなります。

つまり、暗号化しますと
IT→LB
SM→MN
EL→OF
LS→NP
のようになります。復号も対角を取り、直線関係の場合は横なら左へ、縦なら上へ読むと復号出来ます。

すべての暗号を完成させると
LBMNOFNPMPMPLGMJSJBDVGとなります。

・復号の方法

プレイフェア暗号はA君がBちゃんだけに教えたい情報なのでライバルのC君は知ることは出来ません。A君の暗号を入手しても解読は難しいです。
C君は頻度分析のプログラムを組むこと、もしくはキーフレーズが入手することができれば時間は多少かかりますが復号し解読出来ます。
しかし、C君には情報がないのでプレイフェア暗号は鍵となり内密に情報を伝達できるのです。