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社会保険庁解体の裏側②組織内接待と裏金

こんにちは。
とよぞうです。

社会保険庁(以下、社保庁)が解体されて10年以上経ちました。
時が経てば経つほど真実は消えてしまう。
なぜそれほどまでに「解体」にこだわり「解体」を急ぐ必要があったのでしょうか。

本当に「解体」が正しい道だったのでしょうか。
組織的な問題は何一つ暴かれていなかったのに。

さんざん甘い汁を吸い散らかした組織の本丸には何ひとつメスが入れられることもなければ上層部の誰一人として処罰を受けることもなく組織解体という形での幕引きを許してしまった。

「このとんでもない組織を無くしてしまえ!」
いつの間にか誰かのシナリオによってそういう流れに仕向けられたようにも見える。

この組織が「解体」されたことは幹部たちにとってはさぞかし好都合だったことでしょう。
しっぽの切り離しに成功した本体はまんまと逃げ去ってしまった。

私には「解体」イコール「隠蔽」としか思えませんけどね。

社保庁という組織が解体されたのは必然だった。
いつかそうなるだろうと薄々感じるところは昔からあった。
とにかくいつも幹部たちが何やらこそこそと密談している様子をよく見かけていた。

本庁幹部たちの地方豪遊説


当時よくこんな話を耳にした。

次の土日に本庁から組織のお偉いさんが遊びに来るので地方の幹部がおもてなしをするらしい。
地元の名門ゴルフコースでプレイした後、豪華ホテルで一泊してお帰りになるそうだ。
費用はすべて地方の事務局が負担するらしい。
しかし公務員である社保庁の事務費に接待費などありません。
誰がどこから出費してるんでしょうか。
とても自腹を切るとは思えませんが。

そもそもどうして本庁のお偉いさんを接待する必要があるのでしょうか。

事務費というのは毎年交付金という形で予算付けられる。
翌年の予算交渉のため本庁へ出向いた際、前年度同様に交付してもらうためにはご機嫌を伺っておく必要があるというわけだ。
本庁側としてもしっかり予算付けしとけばまた遊びに行けるわけですから。
地方の事務局としても目を掛けてもらっておけば何かと都合が良いのでしょう。
実際、社保庁解体時には多くの地方幹部が厚生労働省へ配転されている。

ではいったいどうやってそのお金を作るのでしょうか。

ここで出てくるのが「社会保険協会」という法人の存在だ。
社会保険協会とは、社会保険に加入している各事業主を会員として、被保険者とその家族の健康と福利の増進を図ると同時に制度の普及と事業推進に協力し、制度の円滑な運営に寄与することを目的として設立認可された公益法人です。

社会保険協会を利用した裏金作りの疑惑問題

裏金とは着服目的ではなく、あくまでもこうした組織内での接待などに使われる目的で作られるため罪悪感は半減するのかもしれない。
しかし、これが事実ならば組織的な犯罪行為だ。
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