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【全文無料】パルキアサーフゴー【シティリーグ2024S2ベスト8】

【はじめに】

どうも、とやみんです。
アラサーの一児のパパでポケカプレイヤーやってます。
シティリーグだけは気合を入れて臨んでいます。
3ヶ月以上ジムバには行けていませんが、ポケカ友達に何度か練習に付き合ってもらい(オンライン対戦)、今回2024シティリーグS2でベスト8を獲得することができました。
レギュ落ち直前ではあるものの、記念と備忘を含めて記しておきます。

【デッキ選択の経緯】

パルキアが好きで何とか使おうと思っていました。
なぜかってあの安定感、強力な特性、中耐久、中火力、スピード。
「ほどほどに良い感じのポケモン」って感じなのです。
しかし悩めば悩むほど、今の環境で勝てる構築を組むのは難しい。
・白馬パルキア…メリットが打点の安定性と弱点分散のみで、火力が足りないのは解消されない。
・ロストパルキア…サブアタッカーにウッウやヤミラミがおり、理論上強いがロスト軸の性質上安定性ダウン。
・ブジンパルキア…パルキアに寄せるとブジンだけで先攻ワンキルとかはできないし、ブジンを多くすると腐る対面が多くなる。あとベンチ枠足りない。
・パオジアンパルキア…パルキアの特性をゲッコウガかパオジアンどちらに切るかを決めなければならない。実際の対面ではどっちも動かしたい。
※パオジアンパルキアデッキの構築については過去記事もぜひ見てください!

そんな悩ましいヤツと向き合いながら日々を過ごしていたところ、12月下旬のCL京都を賑わせた「サーフゴーパルキア」と出会いました。
シティでちょくちょく勝っていたのは知っていたものの当初は懐疑的でした。
ただしよくよく考えてみたところ、この3匹の相性補完がとても優れている事に気が付きました。
・サーフゴー…特性も相まって容易に手札を増やすことができ、何度かなら大ダメージを出せる。攻撃のコスパは悪い。サイド1ポケモンを挟まないとサイドレースで負けてしまう。
・パルキア…特性でゲッコウガが即起動できる。攻撃でエネを消費することがなく、コスパ良く攻撃できる。高打点が出せない。
・ゲッコウガ…特性が優秀で山札掘りに貢献。サイド1でサイド2枚を取れるポケモンなので喜んで挟みたい。攻撃を通すためにはキャンコロスイッチャーが必要で、揃えるハードルは高め。

これらが上手くまとまったデッキ、革命的じゃん!ってなって使用することを決めました。
また、とにかく縦引きできるデッキが好きなので、良い相棒を見つけたと思っています。
1ターンに10枚以上山を掘れることも多々ありますし、ボールや大地の器で山圧縮も考えると、このデッキ構築恐ろしい。

【直近の類似レシピとの差別点】

今回使ったデッキ 4cc8KD-5E0Ca5-cxax8Y

類似レシピはポケカブックをご覧ください。
直近の類似レシピとの違いは
・メロン入り
・セイボリー2枚入り
・ヘビボ入り
・キャンコロ入り
・カイ抜き
・はげましの手紙抜き
・ナンジャモ、ツツジ抜き
・ミカルゲ、マナフィ抜き
・HP70コレクレー無し
あたりでしょうか。
詳細は【各カードの採用理由】【各カードの不採用理由】にて後述。

【当日のマッチング】

※休憩時間中や帰宅途中に各試合を思い出しながら書き殴ったので丁寧に書いてません。
乱文失礼。

1戦目 ミライドン先攻○
後1でダブルターボをカイナに貼られるも、ジェネレーターでヒットされずピンチ脱却。セイボリーでベンチを絞らせつつ、順当にサーフゴーを押し付けて勝利。

2戦目 ミライドン先攻○
後1からおまもり付カイナでコレクレーをごっつぁんされるも、先2で無理して倒したところお相手が少し停滞。セイボリーで2度ベンチを絞らせることもでき、危ないところまでいくも何とか勝利。

3戦目 エヴォリザ先攻○
先2スイッチャーキャンコロ手裏剣でリザードとヒトカゲを取り枯らすも、復帰されピンチに。スパエネ回収引ければ勝ちというところで、ストップ→ハイボ→サフゴ→スパエネと繋がって無事に勝ち。

4戦目 雪道アルセヌメ先攻○
先2スイッチャー手裏剣でビーダルとジラーチ取る。アルセV取った後がギリギリ。雪道ナンジャモで4-0からレントラーに4枚取られた。スパエネ節約できていたので、2枚確保してヌメルゴンが出てきたところで2枚使用して勝利。
序盤からドローのためにさぎょういんやストップを多く使用してしまい正直後半は運ゲーだった。

5戦目 ブジンウーラ先攻×(1-1からこちら投了)
お相手イキリンコスタート、こちらパルキアスタートから何と手貼りエンド。手貼りエンドは予選中初めてでした。(他4戦がVIPパス使えてたので確率の収束?)ミライドンだったら終わりか…?と思っていたところ、ブジンでした。エネが多く事故手札でしたがお相手のナンジャモから復帰してゲッコウガで山札を引き、何とかパルキアを2体立ててサイド2枚は取った。次ターンはコレクレー3体を並べてキョレン後にコレクレーが残るようにし、返しにウーラ取る。で、プレミをしてコレクレーを置いてしまったため、チャーレムのヨガループをされ、かがリザ出されるもお相手ルミナスエネ引けずターンもらう。時間確認すると残り1分30秒だったのと、1番テーブルにおりお互い4勝していたため、こちらから投了。怖かったですがこの位置ならトナメに上がれるかなとは思ってました。無事に3位でトナメ上がり。

トナメ1.ロスバレ先攻×
お相手ウッウスタート、こちらパルキアスタート。先2でゲッコウガの手裏剣を狙いたい対面でしたが、サイド落ち判明。進化もできず先2はりょういきしはい宣言。お相手のベンチ広がってなかったので悠長に構え、セイボリーを打たずノーサポで次ターンに回しましたが、使っても良かったかも?お相手は後攻2ターン目でミラゲ、ライコウでパルキアV飛ばされる。返しは10枚以上山を掘るも何も引けず、サフゴで50ダメしか出せず、お相手ターンにツキ→ミラゲでくるいえぐる。この時点で0-4。返しサフゴでツキを倒し、お相手キュワワー前でパス。ヘビボを引けたのでゲッコウガを出し、キャンコロスイッチャー手裏剣でマナフィを呼び出しキュワワー2枚取り。サイドを引いたところで、ここで実はほぼ負けてました。サイド4枚のうちスイッチャーが1枚落ちていたんですが引けず、ラスト2枚に残ってしまいました。これで次の自分のターンに後ろを呼び出して取るということができなくなってしまいました…とはいえ他の択を採ってもキュワワー3体いたら手札増やされてしまうので、これで行くしかなかったような気がします。あとはつりざお2枚ロストしてたのでどうかなと思ってましたが、アクロマ→つりざおでツキ戻す→ネスボ→ミラゲ→ひもでしっかりサフゴを取られてしまいました。ひものケア忘れてたなぁ、コレクレー出しとけば良かった。
ただの非エクだけのロスバレだと思ってパルキア2枚出ししましたが、ライコウが出てきた時点で流行りのタイプのロスバレだと気が付きました。知識はありましたが実戦経験が足りないが故に可能性を考慮できず、プレイングがブレてしまったと感じます。

【各カードの採用理由】

特筆すべきところのみかいつまんで。

●サポート

・さぎょういん3枚
雪道で全て止まるので厚めに。
ついでにストップ使用→さぎょういん→新しいストップができるため、上振れも起きやすいカードです。
余談ですが、このデッキ1ターンに行う縦引きドローが多すぎて、さぎょういん使ってる?ポケストップ使ってる?ってなってさぎょういん使った後に公開しそうになったりします。しません?

・セイボリー2枚
月光手裏剣と合わせて盤面を崩壊させる力が強いと感じ、他の方のレシピよりも厚めに2枚採用。
相手が不要になったネオラント等のシステムポケモンをスイッチャーで呼び出した後にセイボリーを使うのもかなり強い動き。
スイッチャーを使えずお相手の負け筋ポケモンだけをトラッシュされてしまうこともあるので注意。

・メロン1枚
パルキアの棒立ちが嫌で入れた1枚。
パルキアの即起動ができます。
非エクを押し付けてくるデッキに対しては、サーフゴーよりもパルキアの方が攻撃のコスパが良く耐久力もあるため、積極的にパルキアを起動したい。
また、丸裸のパルキアがボスで縛られることもありますが、メロン+手貼りで3枚ドローしながら逃げることができます。
役に立った時もありましたが、他のサポでも良かった感。

●グッズ

・ハイパーボール4枚
悩んで前日に追加した1枚。
パルキアVSTARにアクセスでき、先2手裏剣ができる確率を上げてくれるカードだと考えました。
パルキアVSTARやサーフゴーは早めに山札から抜き、ストップを強く使えるようにも。
サフゴにアクセスもできてドローにも繋がり、さらに終盤溜まった手札から不要札をコストにすることで手札干渉後も強い山札を維持できます。

・ヒスイのヘビーボール1枚
ゲッコウガの有無でゲームプランと山札を掘る速度が大きく変わってしまうため1枚採用。
相手が甘えてマナフィを置かなかった場合でも、このカードからいきなりゲッコウガが現れて手裏剣を打ってくる、という状況を作れます。
トナメ1回戦は負けてしまったものの、サイドから救出できたゲッコウガで不意打ちをすることができ、ワンチャンを生み出しました。

・大地の器3枚
この枚数あれば安心でした。
はげましの手紙と比べ、1・2ターン目に使いやすいのが魅力。
このメリットが先2手裏剣の確率を高めてくれていると感じます。
ノーコストで3枚持ってくるのは魅力ですが、大地の器も十分すぎるスペックのため困ることはありませんでした。

・エネルギー回収1枚
あっても無くてもあまり変わらなかったかもしれないけど、ハイボのコストに困った時に役立ちました。

・ともだちてちょう1枚
あって本当に良かった。
終盤に使って相手の手札干渉に備えられる安心感がとても◎。

・キャンセルコロン1枚
抜いてる構築もありましたが、スイッチャー手裏剣を通すために採用。
ストップによってアクセスはしやすいため、手裏剣を通したい対面では大事に取っておきます。
使わない対面ではハイボのコストにしたり、でなくても空打ちができるのでナンジャモ後に山札に残らないようにできます。

●スタジアム

・ストップ3枚
強く使える構築なのでほんとはもう1枚入れたいけど、枠がカツカツなので3枚に。

●エネルギー

・基本鋼5枚、基本水6枚
よく見る配分。配分的にはちょうど良かったと思います。

【各カードの不採用理由】

●ポケモン

・HP70コレクレー
逃げエネが2なのを嫌って不採用に。
前日夜には入れたいと思い直しましたが、持ってなかった…ただそれだけですw
ロスト対面やブジン対面で役に立ちそう。今回のマッチでも欲しかったといえば欲しかった。
あとはコントロール系のデッキ等でミミッキュが出てきたら連続コイン投げで突破できる可能性がある。
また、苦し紛れに打った連続コイン投げによって、後のサーフゴーのエネ必要数が変わったりすることを書いてて気が付きました。

・ミカルゲ、マナフィ
一部対策のカードは潔く抜きました。
先2で手裏剣を打ってくるデッキは現環境少ないため、まぁ大丈夫だろうと割り切り。
ミュウは避ければヨシ。

●サポート

・カイ
終盤に腐ることを考慮して抜きました。
水ポケモンが欲しいのはほぼ序盤だけなので、終盤グッズ1枚だけを持ってくるだけになってしまうサポはあんまり魅力的に感じなかったです。
それなら前ターンのストップ使用→さぎょういんでトラッシュ→新たにストップ貼って使用という動きの方が強く感じたので、さぎょういんを増やす方が良いかと感じます。

・ナンジャモ、ツツジ
ロスト対策の手札干渉手段。
前日夜までツツジは入れてましたがハイボの4枚目に変えちゃいました。
トナメで当たって分かったけど、ロストは絶対にどこかで手札を流さないと負けますね。
引けるかは別として、あるとないとでは戦法に大きく差が出ます。
手帳入りなので引けるかは気にせず1枚でも入れてくべきだった…

・ボスの指令
後ろを呼び出すのはスイッチャー分の2回で十分だと考えて不採用に。
実際あんまり困りませんでした。

●グッズ

・はげましの手紙
先述の通り、大地の器の3枚目を採用して手紙は不採用に。
序盤に来ても困るカードのため、これによって手裏剣を打つ絶好の機会を逃してしまったら非常にもったいないと考えます。

・入れ替え札 ポケモンいれかえ、あなぬけのヒモ
ボス等で縛られたパルキアを逃したり、サーフゴーのドロー枚数を増やしたりできる便利カード。
とはいえ枠がなく不採用に。

【立ち回り】

●基本的な立ち回り

とにかく山を掘りまくってエネを手札もしくはトラッシュに溜め、
相手デッキによってサーフゴー/パルキアを使い分けて攻撃していく。
ゲッコウガの手裏剣が通る場面では積極的に挟む。

●各環境デッキへの立ち回り

・リザードン…3体倒すのはきついのでセイボリーと手裏剣で盤面を崩す。できる限り2−2−2でサイドを取り進めると相手の攻撃を耐えられる。
・サーナイト…セイボリーと手裏剣で盤面を崩す。序盤からパルキアを押し付けてサイドに差をつけ、サーフゴーとスイッチャーでサーナイトexを倒せるとgood。
・ミライドン…サーフゴーを複数体立てて押し付け。ライチュウのみ注意。
・ロスギラ…雪道を割れるカードのご利用は計画的に。キャンコロスイッチャー手裏剣を決めたい。
・ロスバレ…速さで勝つしかない。パルキアを出してキャンコロスイッチャー手裏剣を決めたいところだが、ライコウやカイナ入も流行っているので注意。
・ブジン系統…パルキア押し付け。コレクレーを出す場合は一度に3枚以上並べるのが吉。
・トドロクツキ…手裏剣でツキにダメージを与えておくと「くるいえぐる」を防止可能。とはいえサーフゴーで攻撃するとツキにワンパンされてしまうことも考えると、スピード勝負になりそう。

【おわりに】

トナメ1没は非常に悔しいですが、シティはやっぱり痺れる試合が多くて楽しいですね!
僕はこのデッキがいたく気に入ったので相棒デッキにして、次環境も握る予定です。
爽快感もあり非常に合理的なデッキだと思います。
握るか迷っている方はぜひ握ってみてください、そうすればきっと魅了されることでしょう。
また気が向いたら新環境のカードでnote書いてみます。
最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまた。

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