アイドルを魅せつけられた
正直私はここ数ヶ月の間何度か、このまま妹が消えて無くなるんじゃないかと心配した。
昨日書いた記事にある通り、私はガチガチのアイドルヲタクだが、私の妹はアイドルをやっている。
そんな妹がグループのみんなと、企画・プロデュース・脚本・演出・衣装・美術・音響・映像・配信・広報・出演を全部メンバーがやりオンラインで演劇を上演する、#劇はじ というプロジェクトに参加していて、我が妹は脚本を担当した。
私と妹は全然顔も性格も似てないし、分かり合えるところと分かり合えないところがあるけれど、
その分、とても尊敬していて、自分にできないことばかりやっていてすごいなあと思う。正直勝てるところは何一つない。
そんな彼女が夜な夜なパソコンに向かって、夜な夜なも各々のサイズの夜な夜ながあるけどきっと、みんなが思っている３倍の夜な夜なを経て脚本を書き上げた。
初めてのことだし手探りでだろうけど、自分の感性を持ってるしいけるやろと最初は思ってたけど、だけど、徐々に雲行きが怪しくなった。
本当にぶっ倒れないか、ある日どこかに消えないか、本気で心配していた。自分が帰ってきている身でそんなこと言うなと言われそうで言わなかったけど。
「絶対泣くと思うよ」「姉に相談はしない。観て感想を教えて」と言われたので、ちょっと寂しいなあと思いながらも私はだったら観る側を全うするよと、Twitterに出てくる色々な情報をあえて遮断してまっさらな状態で観た。
とりあえずやさぐれたときは美味しいご飯を食べて猫をなでようとしか言えなかった。
そんなこんなで迎えた今日の初日。
特筆はしないけど、私の妹がそうだったように、このプロジェクトに関わっている全員がそれぞれの計り知れない夜な夜なを経て完成した作品はとてもとてもとてもとてもとても尊かった。
そしてかっこよかった。めちゃくちゃ面白かったし全員魅力的だった。
自分も昨年オンライン配信の舞台に出たからわかるけど、あれを全部みんながやったの？すごすぎない？
スイッチングとかもやってるんだよ。すごすぎる。映像作品だからこそ、そこにこだわりって出るし明暗を分けると思うんだけどめちゃくちゃスムーズで観やすかった。し、計算されてるなあと思った。こだわりが見えた。本当いい意味で生と思えない。
そして、脚本は、ああ、「らしい」なあと。
私は妹が大好きで妹の表現が大好きで。
飽きられるほどのシスコンとして生きてきたから、もちろんお世話になっているメンバーの子達も大好きだ。可愛い可愛い言っているし、(ちょろい)(すぐ私の妹になりませんかと声をかける)常々良いグループだなと思っている。
けど、改めて、妹が所属してるグループがここで良かったなあと、素敵な仲間に囲まれて、素敵な作品を魅せつけてくれたなあと思った。
上に貼ったサイトにさ、「アイドルを、塗り替えろ」って書いてあるんだけどさ、私はさ、私個人はね？
「アイドルを、魅せつけてやる」
だったなって受け取ったよ。みんなの本気を。
そもそも塗り替えろってなんなんだというところを考えてしまった私は、塗り替える必要がないのではないかという感想におちついた。
アイドルって可愛くてかっこよくて最強じゃん。
所謂「普通」の人生を送ってない分、見えてるものとか、得た感性とか、そういったものを各セクションで発揮した素敵な作品だなと感じたから。
アイドルだからこそできた作品だと思うんよね。
上から塗るんじゃなくて、塗ってきたものを活かした彩り鮮やかなフィルターから覗いた物の見方が作品に出てたと思う。
素敵な作品を観せてくれてありがとうございました。とても楽しかったです。
ボロボロになった分だけ輝いたものってこういうことだなと感じた。
一言自慢を申し上げますと、うちの妹って本当最強なんですよね。はい。
なので少しでも気になったら、頼むから、観てほしい。彼女たちの本気を。
水色アルタイルも気になってきた。←沼
あ、ましゅちゃん。感想は直接言うね。
本当よかったよ。
確実に、私の鍵にもなる。ありがとう。
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