これは日本人変革の機会かも

緊急事態宣言が出されたものの、国と東京都で休業要請に対する考え方が違っていて商売を続けていいのか、休むべきか悩んでいる方が多いと思います。今回のコロナ騒動では、ここまでの政府の対応に満足している人は少ないようです。

不満のタネになったものといえば、春節需要のために中国からの入国制限を直ちに実施しなかったことから始まり、北海道の鈴木知事が緊急事態を宣言して外出自粛や学校の休校を発表した後に、これも根拠のない後追いでの休校要請や外出自粛などを出したこと、休業による補償を求める声に対して、布マスクを2枚配ることを優先したこと、さらに、弱者や影響の多い人に補償するといいながら対象を狭めたこと、そして、緊急事態宣言をしながら、普段の生活に大きな影響はないかのような説明をしたことです。

つまり、政府はコロナについての対応のほとんどすべてを国民に丸投げしているのに、自分たちのやっていることは国民のためだと自画自賛しています。私は決して野党支持ではないし、左派でも共産主義者でもありません。アンチ自民でもありません。そういう思想とは別に、現実的な問題として、今回の政府自民党のやっていることには不満しかありません。

しかし、だからといって不満だけをあげつらっていても仕方がないのです。私たちは生きていかなければなりません。自らの手で幸せをつかみ取らねばなりません。そう考えたとき、今回の騒動は、日和見主義の多い、自分では何も決められない、「空気」などという目に見えないものに支配されている日本人が、自分で考え、行動し、自分や周りの人たちの生命や財産を守るように変わっていく絶好の機会なのかもしれないと思うわけです。

マスクがないなら布マスクを作ります。アルコールの消毒液がないなら石鹸で作ります。出勤しなくていいようにするためにテレワークはじめてだけと頑張ります。買いだめはしないけど、何かあったときの備えはきちんとします。いろんなことをみんなが考えて行動し始めています。

ウチも家族で話をする機会が増えました。コロナだけでなくて、学校のことや仕事のこと、将来のこと、毎日いろんな話をします。こころなしか子供たちの言うことが大人っぽくなっている気がします。

コロナが終息した後、あるいは終息する前にあちこちで選挙があります。今までとは違った結果が出るような気がします。それがどんな結果であれ、日本にとって新しい時代になればいいなと思います。

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