サンタさんへ


ピーターラビットの図書カードが欲しいです。


とはずがたりより。


というのは冗談で。

さっきついったーでこれが流れてきて。


「すごーい!モンブランのマークみたい!」

と思いました。



あ、万年筆のモンブランです。

小学4年生のとき、「万年筆が欲しいんだよね」と言って、友だちに「何それ?」と言われたのを思い出しました。
そうか、ワシはおとんが小さい頃から万年筆たくさん使ってたから知ってたけど、若いお父さんは万年筆使わないものなのねとそのとき初めて気づきました。(ワシはおとんが40のときの子なので)まあ、人によるとは思いますが。

これは自分が働き出して1年経った頃に銀座の伊東屋で買ったお気に入りの万年筆。モンブランには手が届かなかったけれど、PILOTのノック式万年筆です。絣柄ですわよ。ちゃんと名前も彫ってもらいました。小さい頃からの夢が一つ叶いました。



「コクリコ坂から」で風間先輩が万年筆で写真にサインしますよね。昔の人は学生のときからあんな感じで万年筆持ち歩いていたわけですよ。おとんがコクリコ坂みたときに「ガリ版懐かしいなぁ」て言ってました。

大好きな映画の一つです。当時、映画館に4回は通ったンゴ。
ジブリでお気に入り作品をランク付けするのは難しいですが、「コクリコ坂から」「紅の豚」「風の谷のナウシカ」「もののけ姫」「天空の城ラピュタ」は上位トップ5に入ってます。「紅の豚」はなかなか知り合いでも見てなくて寂しいのですが…。自分は金ローでは見ない派ですね。CM挟まれたくないので(笑)


「となりの怪物くん」でもハルが雫にモンブランの万年筆プレゼントしますよね。

ろびこ『となりの怪物くん愛蔵版3』
「その24 バースデイ(後編)」

めちゃ好きなシーンの一つです。高校のとき部活内で誰が好きー?ハル派??ヤマケン派??ってなって「ハルです」言うたらパイセンが「え。絶対ウチはヤマケン派だわ」て言うてたの思い出しました。いや、ヤマケンの良さもよくわかりますわよ今では。優山さんもササヤンも好き。みっちゃんさんも好き。夏目さんとササヤンのカップルが好きです。ヤマケン妹の伊代ちゃんも大好きだなぁ。

ろびこ『となりの怪物くん愛蔵版4』
「その30 ハジマリ。」


よく兄という生き物のことをわかってらっしゃる…!
ろびこさん素晴らしい。兄ってそういうものよねほんま。特に歳の近い兄は。

ろびこ『となりの怪物くん愛蔵版6』
「その41 それから2週間」
ろびこ『となりの怪物くん愛蔵版7』
「番外編その2 伊代の王子様大作戦!」


ヤマケンの良さってほんま高校生のときはまったくわかんなかったのに、今となってはほんまわかる。いやほんとヤマケンいいやつだよ。愛いやつ〜!

キャラの中で1番ワシが似てるのはたぶん雫です。実際、言われましたし。いやでもワシは雫みたいに勉強できなかったけどね!!! 根性がありませんでした。浪人する覚悟もなく。ハングリー精神が足りなかったなぁ。高校生の頃って、ほんと視野が狭くて、もっとああすればよかったのにって思うことばかりです。楽しい時間は確かにあったけれど、泣いてばかりの、灰色の高校生活でした。二度と戻りたくない(笑)

とまあそんな感じで、中高時代はけっこう孤独でした。仲良い子はいたけど、違うクラスになったりもしますし。そもそも習い事が同じで、腹割って話せる子は違う学校だったり。親友って言葉が好きくなかったです。でも当時の自分は求めてやまないものでした。

グループっていうんですかね。本当にそれが苦手で。たぶんいつも浮いてた子でしたわ。対して大学は自分の好きな授業しか取らなくていいわけで、すごく気楽に過ごせました。好きなことを勉強するってこんなに面白いものかと。たぶん授業料1番元とってたのワシなんじゃないかってくらい、学科とか関係なく好きな授業取りまくってました。ハーマイオニーみたいにタイムターナーペンダント欲しかったな(笑)
でも理系の学部に行くと、実験とかで出席番号順にいつも班決めされるから、番号の前後とかでカップルが誕生→破局とかしたりすると地獄らしいですね。歯科医の友だちが言うてました。

ろびこ『となりの怪物くん愛蔵版4』
「その26 いちねんのおわり」



だから、夏目さんの気持ちが痛いほどわかったなぁ。高校のときのワシは、今よりずっと心が弱くて、幼くて、ずるくて。夏目さんと友だちになりたいよ、って、このページを読んだとき、ワシは心からそう思いました。あと夏目さんはパソコン強くてほんま尊敬します(笑)ミニゲーム作れるのすごすぎない。


思うに、小中高のいつかは日本から離れて外国で過ごしてみてもいい気がするんですよね。何だろう。「国家百年の計は教育にあり」って言いますけど、教育ってほんま大事やと思うんです。でも日本の詰め込み式教育も良いところはあって。だって知識って、教養ってほんま大事ですから。大人でも漢字読めない人ってけっこういてビビりますし。(ウチの兄の話です。男の人って漢字苦手?笑)

ただ、欧米のdebate式授業ももっと取り入れて良いと思うんです。たぶん私立とか国立附属の学校とかは取り入れてるのかしら。議論と人格否定は別物だということを知らなくてはならない。要はバランスですよね。

もっと視野を広く持ちたかった。でもあの頃は井の中で息をするのに精一杯で。それが世界のすべてだったのは確かです。失敗してもいいんだよって。努力して、がんばっても、報われるわけじゃないけど、いつかそれは何かの糧になるよって。あの頃の自分に言えたら言いたいです。

あの頃の焦燥感や劣等感、絶望など鬱屈とした諸々の感情を思い出させてくれて、ほんの些細なセリフに共感できて、涙が出る。そんなろびこさんの作品がほんま大好きです。

当時、新刊を読んでたときのワシ。
これはオマケの兄。


ということで、長々と何が言いたいかというと、あの頃から10年経ってもワシのとなりの席は空いたままだということです(哀しすぎんか??ほ???)
となりに怪物くんが来てくれても雫みたいにビーストテイマーになれる自信はないけどね?!!

やっぱ良い男は学生時代から捕まえないといけなかったですね。大学では勉強してしまいましたもん。それこそ高校の数倍は。


サンタさんへ


来年こそは彼氏ができますよーに!!!(切実)


とはずがたりより。


(七夕か??)

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