結局マヂカルラブリーが好きな話(2019年編)
敗者復活戦の厳しさを改めて知った2018年末、野田さんはトリプルファイナリストに向けて単独ライブを開催した。私は残念ながら見に行くことが出来なかったが、2019年のR-1決勝進出を期待していたのは間違いない。わざわざそれに向けて単独ライブを開催するくらいだ、そんなに本気なんだ!と応援せざるを得なかった。
と、私が勝手に期待していたR-12019はあっけなく2回戦で終わった。あまりにもあっさり終わったので悔しいとかいう感情は生まれなかった。
そんなこんなで幕を開けた2019年。マヂカルファンの私にとってこの年の重大ニュースは4月のオールスター後夜祭のあの一件だ。後夜祭は感謝祭とは違って最下位を決める番組であり、ビリの芸人はきつい罰ゲームと番組永久追放という仕打ちが待っている。と、そんな後夜祭で野田さんは見事最下位になったのだ。前田日明氏に頭突きとビンタの制裁を受け、番組は出禁に。あまりの爪痕の残し方に深夜にも関わらずバタバタしながら笑ったのを覚えている。こういう時にやらかすのがもうなんともらしいというか。
そしてこの件の直後に行われた単独ライブ。この年は全国ツアーを開催し、ついにここまで人気出たのかーと勝手に感慨深くなった。このライブのラストでやった「異世界Hyde」はおそらくファンの間で代々語り継がれていくコントになるだろう。クオリティーの絶妙に低いラルクの物まねにあまりにも無茶な設定。でもなぜかちょっとだけ泣ける、ちょっとだけ。この他にも異世界に連れていかれるネタが多くて、終わった後には今自分がどこにいるのか分からなくなっていた。漫画アニメの世界観が強いマヂカルを去年よりもたくさん堪能できた単独であった。
そして例年通りKOCの季節が来て、この年は準々決勝から運よく見に行くことが出来、ラッパー合戦が良くウケて嬉しくなったり、準決勝では思うようにウケなくて悔しくなったり。M-1では準決勝のライブビューイングに行くことが出来て、単独以来初のマジシャンのネタを見れて(しかも大画面で)興奮したり、でも落ちていて悲しかったり。そんな一年を過ごした。
そんなこんなで迎えた2020年。R-1の季節が今年もやってきた。野田さんはちゃんとネタが出来ていなかったらしく、ファンはおなじみ自作ゲームの野田ゲーで勝負をかけることになった。昨年は単独ライブを開催したが今回は違う。ファンとして、正直期待していなかった。去年ダメだったから今年はあんまり注目しないでおこうと。
だが、そんな私の勝手な予測をよそに野田さんは1回戦を突破していた。嬉しかったがまあ毎年2回戦止まりだしきっと今年も・・・と思ったがなんと合格。そして3回戦も。
次の準々決勝、ここを勝てば決勝の日にテレビに確実に出れる。ここまで来たなら、絶対に勝ってほしいと思うようになった。ファンな勝手なエゴだが、やっぱりR-1も勝ち進んでほしいと。そして結果発表。
野田さんは突破していた。トリプルファイナリストもといお笑い王にまた一歩近づいた瞬間だった。
続く・・・。(多分次でラスト)
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