また特定の芸人について話す２

昨日の続き。かまいたちのことが好きになって2年が経った2017年。受験生になり忙しい毎日を過ごしていたが、賞レースの一大事(準決勝進出者発表や決勝進出者発表、決勝当日など)の時はそわそわしていた。2017年のKOCでも見事決勝進出を決めたかまいたち。前年3位で今回は優勝候補の一角であり、ファンとしてももちろん優勝してほしいなと思っていた。

そして決勝当日。1ネタ目に披露したのが「告白の練習」最後の畳みかけが圧巻。3番手ながらしっかり高得点。確実に2本目が出来る点数だ。大丈夫、このままキープしていれば。そして、ことが起こったのが7番目に出てきたコンビの時。あの時のにゃんこスターは本当に凄かった。もちろん私もテレビの前で死ぬほど笑っていたわけだが、会場の盛り上がりというか、このままこれを超える組もう出てこないだろうなというという雰囲気を感じていた。にゃんこスターはかまいたちを抜き暫定1位に。そして迎えたファイナルステージ。にゃんこ旋風は凄まじく、ファイナルになってもなお余韻が抜けていない感じがした。そして4組目のかまいたちの番。ネタは「ウェットスーツ」準決勝の1日目で披露したコントだが、レポを見る限り正直不安であった。でもそんな心配をよそにバチボコ会場を湧かしている彼らがいた。のちのファンの感想を聞く限り、準決勝の時と展開を変えていたらしくその改変が上手いこといったんだと思うとのこと。この短期間で調整してくるの本当に凄い。1本目を凌駕する点を出しまた暫定トップへ。よし、あと一つ。結果発表。にゃんこスターも2本目同じ形ながら面白かったしウケていたのでかなり不安だったが、かまいたちの一ファンとして祈り信じるしかなかった。得点が出る。ん？これは？浜田さんの「キングオブコント2017優勝は、かまいたち！」という声が響く。金と銀の紙が舞う中、目が潤んでいる2人。優勝した！やった！(これ余談ですが、私GAGのことも凄く好きなので嬉しかったけれどめちゃくちゃ複雑な気持ちにもなっていました・・・。)

さて見事キングオブコント優勝という快挙を成し遂げたかまいたちだが、ファンとして過るのは、これM-1も獲る可能性あるよね？ということだ。この時まだ決勝には行ったことなかったがそれでも十分あり得たしむしろ今年2冠あるぞこれという雰囲気があった。

その後M-1の予選も順調に勝ち上がり決勝進出者発表。「エントリーナンバー37、かまいたち」よし呼ばれた！2冠のチャンスが来た！正直予選の勢い的にこれ決勝行くだろうなと思っていたので安堵の気持ちの方が大きかった。

そしてかまいたちにとって初めてのM-1決勝の日。笑御籤で呼ばれた順番は5番。ここで来たか、でも出順は悪くない。ネタは「怖い話」予選の動画をあまりこの年は見れていなかったため、この漫才は初見。山内さんのバッキバキ具合がこれもまた凄い。そして「目のとここんなのやられたら怖いやろ！何で怖ないねん！」のくだりが決勝で観れた時の感動。ウケは悪くなかったが暫定2位。5番手で2位なので正直心もとない。あれよあれよという間に3位になり、4位、敗退が決まった。敗退コメントももちろん面白かったが2本目が出来なかったのが悔しい。キングオブコントは2大会とも2ネタ出来ていて、また同じシステムなら2本目やれていたのになと。濱家さんが打ち上げの配信の後、蕎麦屋で一人で泣きながら食べていたらしく、それだけM-1にもかけていたのだなと。

この時点で結成13年目。あと2大会。全力で応援したいなとこの時思い、2018年が始まった。この年の4月に東京進出し、通常のルミネの寄席でも見れる機会が増えてきたのだった。

続く・・・。