この曲に救われたんだ私は!!!

お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか。

先日キングオブコント決勝進出者が発表されました。今回本当に面白くてレベルが高い面々を集めたなと思いました。審査員も一新されるとのことでまた新しい風が吹きそうで楽しみですね。

さて、私はみんな応援しているのですがKOCは毎年GAGさん、ザ・ギースさん、天竺鼠さん、ゾフィーさん、ラブレターズさんを中心に応援しています。今年、自分がお笑いを好きになってから初めてこの中の誰も決勝に進むことが出来ませんでした。正直ショックです。3日くらい経とうとしていますが受け入れようとしてもヲタクというのは頑固で面倒な性質でふとした瞬間に泣きそうにもなります。

決勝の面子は文句ありません、付けようがありません。多分決勝が始まったら今年も馬鹿みたいに笑っているのでしょう。でも、だからこそ悔しくて。文句のつけようが無いから空しいんだと私は考えています。

こういう時、お笑い関連で落ち込んだ時に私が走るのがもう一つの趣味であるアイドルです。この4日間で私はとにかく色々聞きまくりました。すると不思議なもので今の心境にピッタリの曲と出会うこともあり、そうなると自然と涙が流れて救われるところがあるんです。

というわけで今回は私がこの3日間で救われたアイドルソング4選を紹介します。好きな歌詞もセットで紹介致しますね。




「何度目の青空か」 乃木坂46


「この次の青空はいつなのか分からない だから今空見上げ何かを始めるんだ今日出来ることを」

乃木坂46の10枚目シングルとしてリリースした「何度目の青空か」私は乃木坂自体はデビュー当時から知っていたのですが、好きになったのは太陽ノックリリース時くらいからです。それでも何度目の青空かは知っていて当時から良い曲だなと感じていました。

タイトルもありますが、この曲でいう“青空”とは私は“成功体験”だと捉えています。私がKOCで応援している方々の共通点は決勝を複数回経験しているということです。決勝に行くことが成功、即ちこの曲で言う青空だとしたら彼らは何度も青空を見てきています。

私がなぜこの曲の中でこの歌詞が特に刺さったのかと言うと「この次の青空は~」ということは一度青空を見ているということです。即ち決勝を経験しているということ。でも今年は行くことが出来ず、しかも次いつ決勝に進めるかは分からない。だから今何かを動き出さないと始まらないんだという、来年に向けての応援ソングに捉えることが出来たので今回この歌詞を選びました。既に来年に向けて動き出している方もいるでしょうし、ラブレターズさんは先日単独ライブが決まりましたね。本人たちが動き出しているのに一ヲタクがメソメソしていてどうするんだと私は考えて前向きになれました。

ちなみにPVはヲタク鼻血ものストーリーです。



「夢へのルート」 AKB48


「ゴールまでの長いルートみんなそれぞれだよ 遅くたって確実な道を選ぶ人もいる」

AKB48「翼はいらない」に収録されているチーム8の曲です。何度目の~が決勝に返り咲くための曲だとしたらこの曲は、今は遅れているけれど直実に優勝に向かおうとしている曲だと思います。

何度目の青空かはどちらかというとしっとりと聞かせる感じですがこちらは王道アイドルソングのメロディです。最初聞いた時はメロディ的にお笑いヲタクの観点から見たら、これから賞レースに挑もうとしている人の曲だと思いましたが今聞くと敗者の応援ソングにも聞こえてくるんです。

この歌詞を抜粋した理由はあまりにもそのまますぎたからです。ゴールは勿論優勝のこと。私が応援している5組中4組(GAG、ザ・ギース、ラブレターズ、天竺鼠)はKOCに第1回からずっと参加をしてきている人たちで何度も目の前で優勝を獲られた人たち。ゾフィーも何度も苦汁をなめ続けています。近年のKOCを見ていると2008年からずっと参加し続けた芸人が減ってきたなと私は感じています。私の好きな人達はゴールまでがかなり遠い、そんな人たちです。だからこそ今回この歌詞が刺さりました。遅くてもそれが本人たちにとって確実な夢へのルートなんだ、やってきたことは間違っていないんだと勇気が貰える一節です。

ちなみにこれ以外で刺さったのは「道は続く また会えるよ」という大サビ前の一節。ユニットの準決勝メンバーで唯一行けなかったという状況の芸人も今回の敗退者にいますね。今は置いていかれてしまったかもしれない、でも道が続く限り頑張れば追いついてまた会える日が来る、そんな希望を持たせてくれる歌詞であり、歌だと思いました。

公式ではショートverしかないのが残念。


「Step and a step」 NiziU


「つまづいてしまったのは前に進んでたから」

NiziUの1枚目シングル。正直曲の感じはあんまり好きじゃなかったんです最初。でも今の心境にあまりにも合うなって。アイドルが歌う応援ソングの王道ってイメージだったのですが、やっぱり王道が良いじゃん、正統派が良いじゃんって思わされた一曲です。

この歌は所謂置いていかれていた人への応援歌だと思っています。準決勝で負けてしまった人は即ち置いていかれた人たち。去年決勝に行ったのに今年は駄目だった人、初めて準決勝行けたけどそこで終わった人、久しぶりの準決勝だったけれど決勝には行けなかった人、ここ数年ずっと準決勝どまりが続いている人、準決勝に行けなかった人、状況は様々です。そんな人たちに対してこの歌は“遅れてないから大丈夫”とメッセージを送っているように感じています。

「つまづいてしまったのは前に進んでたから」という一節は負けてしまったという事実も前向きに捉えさせてくれるなと感じたので抜粋しました。前に進んでいないと転ぶこともない、今回失敗してしまっても一歩一歩前には進んでいるんだという肯定と励ましに聞こえて個人的に刺さったので今回選びました。

MVも悩みにぶつかったメンバーが題材になっていますね。



「錆びたコンパス」 乃木坂46


「トライできたこと誇りに思って 満点の星に何を語る」

最後は乃木坂46「ごめんねFingers crossed」のカップリング「錆びたコンパス」です。この曲は乃木坂46の選抜メンバーに選ばれなかったアンダーメンバーの楽曲です。何度目か~が決勝に返り咲くための歌、夢へのルートが長いスパンで見る優勝への歌、Step and a stepが負けても遅れてないことを示す歌なら、この歌は負けても挑戦したことを称える歌だと私は感じます。

この曲はロックテイストでかなり力強いメロディではありますが、歌詞は打って変わって絶望的なものなのです。ざっくり言うとこの歌の主人公は、持っているコンパスが錆びてしまい道が分からず希望が見えなくなった状況にいて、その中でも生きて行こうと意思表示をします。今年はコロナ禍がいまだに続き、そして準決勝の会場が変わったり何よりユニットが解禁になり新しいことが沢山ありました。もしかしたら今までの戦い方で勝つのは難しいのかったのもしれないけれど、それでも希望を捨てないで生きようという歌に私は捉えられました。

そしてこの歌詞を選んだのは、まず挑戦出来たことを肯定してしてくれていると感じたからです。敗退してしまったけれど挑戦することを諦めなかった人たちに向けての歌詞だと私は思いました。今の状況を肯定して前を向かせてくれる一節です。今は真っ暗で光が無く希望もないかもしれないけれど、それでも生きていくこと、チャレンジすることに意味があったとそう伝えてくれていると思います。個人的には何かで負けてしまった状況に凄く刺さったなと感じました。

MVはメンバーの顔がよく映っていて良いですね。あとセンターの山崎怜奈さんが素晴らしいです。




というわけで本日はここまでです。

物理的に歩いている時よりも走っている時に転ぶ方が痛いもので、それは精神的にもそうだなと思います。頑張っている時に思いっきり転んでしまったから人はショックを受けるもの。だから私もこれから頑張っても報われないときがあると思うけれど、こういう歌を聞いて自分自身を鼓舞したいなと今回色々聞いて感じました。


今年のファイナリスト皆さんおめでとうございます。決勝も楽しみです。

そして私の好きな方々、絶対に来年お会いしましょう。


それではまた。

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