結局マヂカルラブリーが好きな話(M-1グランプリ2017編)

前回の続き。

時は過ぎて2017年。なんとなく感じる勢いから今年はM-1の決勝あるのではないかとこの年の夏くらいから思い始めていた。

2017年秋以降、正確にいうと3回戦終わったあたりからのマヂカルの“本格的に今年行きそう”感は凄まじかった。おそらくお笑い好きからの期待値や予選のネタの精度からくるものであったが、とにもかくにも得体のしれない追い風のような何かをずっと感じていた。準決勝進出が決まってからはもう私は決勝を確信していたわけであるが、やはり4000組以上の中の30組ということもあり、合格組全組のネタ動画を見ていたため頭のどこかに少しだけ不安もあった。

そして準決勝の日、学校と塾で会場には行くことが出来ず、なぜか緊張で会場レポも確認できなかった私はひたすら祈りながら決勝進出者の会見を待っていた。「エントリーナンバー777、マヂカルラブリー」と聞こえたときはどこかあまり記憶がなかったように感じる。今年は行く行くと言われてはいたもののどこか現実味がなかった。結成10年目で掴んだ決勝、最近からのファンの私でもこんなに嬉しいのだから結成当時から追いかけていた人は気絶していたのではないか。とにかくこの日は嬉しかった記憶だけある。

とはいえ芸風が芸風である。正直優勝というよりは一ファンの自分の中で決勝に行くことがゴールだと思っていたため自分の中ではもうM-1の決勝に1回でも行ったという事実だけで感動ものであった。そして決勝の会場は予選とは違ってマヂカルラブリーを見たことない人が殆どのため、めちゃくちゃに滑る可能性の方が高いということをなんとなく察していたので、もし滑っても何かしらのところで爪痕を残してほしいと思っていた。

迎えた決勝。6番手で迎えた彼ら。あのせり上がりから出てくる時に変なポーズをかます、「ああもう登場完璧!!!」この時点でずっと鳥肌もの。ネタは野田ミュージカル、確かにウケとしては3回戦で見たときよりも弱かったとは思う。でもテレビの前でめちゃくちゃ笑ったのを私は覚えている。ああやっぱり私はこの二人が好きなんだなと。

点数発表、ここでどれだけ印象を残せるかも今後の人生を左右すると言っても過言ではない。開口一番の野田さん「M-1サイコー!」やってくれた。そして点数が開示される、予想通りぶっちぎりの最下位(そもそも個人的にこの年は全体的にレベルが高かった印象で、M-1全体で見たらマヂカルの点はそこまで低くない)。ふてくされる野田さん。

そして伝説の?上沼さんとの絡み。正直平場でもマヂカルの二人は何かやってくれるのではと思っていたがまさか本当にやるとは。

去り際の村上さんのキラーパスからの野田さん脱ぐ(下を出すと思われたのも込みで)あの下りも今田さんと松本さんのありがたさを感じながら、二人がはけるまでもうすごく笑った笑った。

あーもう平場でこんなにインパクト残せた!売れましたありがとうございました!と思う反面、2本目見たかったなあ・・・と少し切ない気持ちになりながら、2017年12月3日を私は終えた。

この後私が少しショックを受ける話と初めて生で彼らを見たときのことはまた明日。

続く・・・。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?