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三井住友プリファードの罠(続)

こんにちは、本日は前回書いた「三井住友プリファードの罠」の続編ということで、その後に私の考えたこと、取ったアクション、その結果とこれからについて紹介していきたいと思います。

前回記事はこちらです:
三井住友プラチナプリファードの罠|サラリーマンも半ばを過ぎて (note.com)

  1. はじめに

  2. 三井住友プリファードの基本情報

    • あらためて、三井住友プリファードカードとは何かを簡単にご紹介しますと、

      • 年会費33,000円のクレジットカード(初年度から年会費はかかる)

      • 基本クレジット利用のポイントが1%(その下のランクのゴールドカードでは0.5%がベースなので2倍のポイントがもらえる)

      • 指定のコンビニ、カフェ、ファーストフードでの利用が+6%と非常にお得な還元がある(とはいえ、これはゴールドでも+6.5%つくので、「ならでは」のお得ではない)

      • 年間100万円利用ごとに10,000ポイントのボーナスが、最大400万円利用まで付与される(ゴールドは100万円利用して10,000ポイントが1度もらえるだけで、それ以上の特典はない)、ベースポイントと加算すれば、実質2%の還元のカードとなり、他のカードに比べて圧倒的にポイントの貯まる非常に魅力的なカード。

      • 加えて、最大の特長として、SBI証券での投資信託積立(これまでは毎月5万円まで)に5%のポイントがついて、年間で最大30,000ポイントつく。これにより年会費のほとんどをペイできる(ゴールドカードは1%なので毎月500ポイント、年間だと最大で6,000ポイント)

    • というポイント付与に全振りした強力なカードで、ポイ活勢には早くから愛され、2024年1月からの新NISAでクレカ積立の上限が5万円から10万円になることで、よりお得が加速するという熱い期待を受けていたのです。

  3. ところがまさかのポイント付与改悪

    • 前回の記事で触れた問題点の再確認になりますが、これまで5%ついていたクレカ積立のポイントが、2024年11月1日積立から以降は、最高でも3%、最低で1%に下がるという衝撃のニュースがありました。

    • 5万円を超過した部分が1%になるという話ではありません、全額です。つまり、今までは毎月5万円の積立で年間30,000ポイントもらえていたのが、これからは、毎月10万円積立てていても、条件を満たさないと1%で毎月1,000ポイント、年間で12,000ポイントしかもらえなくなるという極悪っぷり。

    • 特定の上限を満たせば3%の還元があると書きました。それならば、最大で年間、36,000ポイントもらえるのだから、前よりもお得になるケースもあるのではないか、という声が聞こえてきそうです。カード会社もそれをきっと喧伝したいのでしょう。分かります、担当者の気持ちが(笑

    • しかし、その3%のポイントがつく条件を見てみましょう。
      年間利用が500万円以上
      はい、解散という感じじゃないでしょうか。

    • プラチナなんだから、それくらいの利用額を想定してます、と言われたら返す言葉はありませんが、これまで同カードが人気だったのは、富裕層というよりはポイントに敏感な庶民だったのではないでしょうか。三井住友もそれはきっと分かっていたはずですが、さすがに10万円のクレカ積立に5%の付与を今後も維持することは絶対に無理だったのでしょう。投資信託の積立の決済手数料は高くないから。

    • かといって、これまでポイント付与を最大のメリットとしてアピールしてきた同カードの特典がグレードダウンするような改変はきっと炎上する、ということで社内で散々議論した上での、このシステムにしたのだと思います。

    • にしても、500万円毎年クレカ使う人はほんの一握りなわけで、そんな人はそもそも新NISAで生涯で最大1,800万円という枠自体がどうでもいいと思っている、そんな人たちなのではないでしょうか。というわけで、YouTubeではこの改悪に関する動画がいっぱい上がりましたね。私もいっぱいみました。
      https://youtu.be/BvSbj6xzjnc?si=JQjTLhf7oVK8pBPu
      https://youtu.be/JGJubrrpRyk?si=q9vC-cRkV6bap4di

  4. 対応策

    • ではどうするか、考えました。私はカードで年間500万円も使いません。年間120万円の投資信託積立1%還元のために毎年年会費33,000円も払うかと言われれば、それはNoでしょう。

    • いっぽう、三井住友カードのリリースを見ると、ゴールドカードでも所定の条件を満たせば、クレカ積立に最大1%のポイントがつく、とありました。プラチナプリファードと同水準です。しかも、その条件達成は、
      カード年間利用額=100万円以上
      ということで普通にリーズナブルです。これならば達成できます。であれば、答えはプラチナプリファードは解約し、2024年11月以降のクレカ積立はゴールドカードでやればOKということがわかりました。

    • しかも、ゴールドカードの年会費は5,500円であり過去に一度でも年間100万円の利用があれば、その後年会費は永年無料なのです。私はプラチナプリファードを作る前にゴールドカードを保有しており、この条件を満たしていました。

    • 結果、今回のニュースを見て、私はいろいろ考えた末に以下の行動が最適ということを判断しました。

      • いまのプラチナプリファードの積立は2024年9月10日までの設定分(2024年10月1日購入)までとする

      • この購入については特別キャンペーンで5%のポイント付与があるので、2024年5月〜10月までの6回分の購入については、10万円 x 5% x 6ヶ月 = 30,000のポイントをもらうことにする(これは毎月、積立の翌月にもらえる)

      • その後は、ゴールドカードでの積立に切り替え、1%のポイントをもらいつつ、毎年この1%水準を維持するために、ゴールドカードをメイン利用に切り替える(なぜならば、毎年100万円のカード利用がないと、この1%付与条件を維持できないから)

      • プラチナプリファードは、次回の年会費が請求される前に解約して、年会費の支払いを発生させないようにする

  5. ところが・・・

    • という感じで自分の心を決めていたのですが、先日、以下のYouTube動画をみました:
      【絶対確認!!】三井住友カードプラチナプリファードの解約方法と乗換先おすすめクレジットカード (youtube.com)

    • 今回の改悪を契機に、プラチナプリファードを解約しようと手続きするユーザに対し、カード会社から、「次回の年会費無料にするから解約を考え直してください」的なオファーがあるらしいのです!!

    • 話が変わってきました。プラチナプリファードの最大のデメリットである、毎年の年会費33,000円が無料になるのであれば、そもそものベースポイントが1%つくし、100万円以上の利用で10,000ポイントも受け取れるし、投資信託のクレカ積立が改悪とはいえ、業界最高水準レベルの1%で今後も(少なくとももう1年間は)受け取れることになります。

    • このオファーが、どれだけの人にどういう条件でもらえるのかは不明ですので、試してみる価値はありそうです!

    • ということで、私もさっそく試してみました!Vpassのアプリから手続きを進めます。その結果は(ドキドキ)・・・














これが噂の!!

私のところにもオファーが来ました!次回の年会費が無料になるそうです。ノータイムで継続をポチりました。

とりあえず向こう1年は現状を維持することに決めました。その間に、三井住友カードが仕組みを多少なりとも変えるかもしれないので、しばらくは様子見をしてみたいと思います。

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