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8月3日💚FMCocoroでオンエアした誕生日のお話です😄

ペリドットは、8月の誕生日です。
その鮮やかな若萌黄色の緑の宝石はみなさんご存知だと思います。
小さいものは比較的安価、鉱物の性質上よく輝くのでお求めやすいカラーストーンとして人気がありますね💚

ちょっとややこしい豆知識。
この石の鉱物学名はオリビンと言いますが、そもそも
 昔ギリシャ語の黄金Chrysos、石Lithosという語源で、クリソライトと呼ばれていました。

またその黄色がかったものを主にクリソライト、グリーンをOriva植物のオリーブからオリビンと読んで区別していました。

しかし、他のグリーン系のカラーストーンがクリソライトとされて取引されたり、その頃は世界中で鉱物の種類の違いを超えて名前が混乱していたので、現在は「クリソライト」は用いないで、全てオリビンは『ペリドート』あるいは『ペリドット』と統一されました。

ペリドットの色目は黄緑、緑、緑褐色など、さまざまですが全て『緑色系』
価値あると言われるペリドットは輝く鮮やかなオリーブグリーン、ライムグリーンの大粒の傷のないものです。
ペリドートがよく輝くのは光を取り込んで放つ二重に見える屈折が非常に高いことが原因です。(サファイヤ、ルビーにもあります)

産地で有名なお話しがあります。
紀元前1500年ごろから採掘されていたのはエジプト紅海の『セントジョン島』で、ここは毒蛇の生息する環境なので採掘がとても困難だったのですが、それに加えて輝くペリドートの昼間の採掘はかえって困難で、夜になって光る場所を見つけ出し、夜明けを待って掘り出したという話があります。

それほど、夜でも輝く宝石として「太陽の子」また、中世夜会の場所で集う婦人たちをより輝かせるジュエリーとして「イヴニングエメラルド」とも呼ばれています。
今はセントジョン島ではほとんど取れず、アメリカやブラジル、ミャンマー、ウラル山脈や世界の様々な
ところで産出されています。
常夏のハワイのお土産ジュエリーとしても有名です。💎

オススメのデザインやジュエリーアイテムは、
アクセサリーラインでも使われるカジュアルなペリドットですから、
TPOを選ばず、どんなアイテムも着けやすい
爽やかグリーンを楽しんでいただきたいです。
見る人もつける人もにも清涼感があるので、真夏のジュエリーとして昼も、又イブニングエメラルドという異名のごとく、映える夜も着けていただきたいと思います。


ペリドートは硬度、靭性ともに強い宝石です。
もちろん前回もお話しさせていただいたように、個人で水洗いや中性洗剤で丁寧に洗うこともできますが
できればクリーニングもメンテナンスも専門家に診てもらうことが一番です。
爪の緩み、石に欠けや傷があれば、よく宝石店の店頭などでサービスで行っている超音波洗浄器でのクリーニングなどでその振動で石が外れたり割れてしまうこともあるからです。
そういう意味で長く信頼のできるメンテナンスをお願いできる信頼の置けるところからジュエリーをお求めになること、それが宝石ではとても大切だと思います。     by Debolah Y

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