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誕生石の起源

皆さんも割とご存知の『誕生石』とは、ズバリ、生まれ月のシンボルジェムストーンです。これはマーケティングの一環として世界各国の宝石商の協会が1945年アメリカを皮切りに作ったものです。

終わりです。詳しく調べたい人はググってください〜って。終わらせませんよ安心してください。

誕生石というカテゴリーでマーケティングをするというアイデアは、その昔ポーランドで宝石を扱っていたユダヤ人がアメリカに移住しそ宝石の市場(特にダイヤモンド)を人脈、金脈で牛耳っていた頃に出来たものです。

なので、そこにとても深い意味があるかといえば、そうそう、別に意味ない、残念。ってことになるのですが。

実は、意味があるんですね!とっても深い意味が。その壮大なストーリーに裏付けされた誕生石のお話をゆっくり始めていきたいと思っています。

おおよそ4000年前のことです、キタ〜!

でもすみません、ここでは時代背景とか難しいことは省きますー。

前置き長いね。。さて。

誕生石を宝石を売るために作られたマーケティングアイデアを作ったのは宝石を扱うユダヤ人の証人たちということはお話ししたしました。

そのユダヤ人の宗教ユダヤ教、そのユダヤ人のキリストを信じるキリスト教の「きほんのき」はバイブルつまり聖書。旧約聖書の最初は『創世記』という書です。

『創世記』の初めの部分には、私たちの住む地球の万物クリエーターという唯一無二の『神』が、どのようにしてこの世界の全てを造られのかが、

書かれているのです。

そこに最初に登場する鉱物は「金」そして「ラピスラズリ」(聖書によっては縞瑪瑙、どちらも鉱物の種類としては同じもの)つまり地金と宝石です。

ラピスラズリ、本当に綺麗な青色の宝石です。神様すごいね。

旧約聖書『創世記』の次の『出エジプト記』では誕生石の起源となった事柄が登場します。

聖書のことあまりご存じなくてもね、ほら、モーセっていうリーダーがエジプトから奴隷の仲間のユダヤ人を引き連れて脱出、その時海をぐわ〜んって割る?シーン、知ってますよね。あ、モーセが割ったのではありませんよ、神が割ったのです。

その出エジプト記には、神様のご用事を司る「祭司」装束のことが書かれていて、その肩と胸当てのところには宝石が埋め込まれていたのです。

出エジプト記39章8節より 

8彼はまた胸当てを巧みな細工で、エポデの細工と同じように金色や青色、紫色、緋色の撚り糸、撚り糸で織った亜麻布で作った。

9四角形で二重にし、その胸当てを作った。長さ1あたり、幅1あたりで二重であった。

10それに四列の宝石をはめ込んだ。第一列目は赤めのう、トパーズ、エメラルド。

11第二列目はトルコ玉。サファイヤ、ダイヤモンド。

12第三列目はヒヤシンス石、めのう、紫水晶。

13第四列目は緑柱石、しまめのう、碧玉。これらを金の枠に入れてはめ込んだ。

すごすぎます!   BC1485、つまり3500年前もの昔の話ですよ。日本は裸で駆け回る原始の時代だったのでは。。。知らんけど。

とにかく聖書を読んでいると、色鮮やかな背景が生き生きと浮かんでくるのは確かです。

祭司服のエポデって京都祇園祭の鉾にかかる織物に似てるように思えます。この聖書の箇所からとてつもない技巧と品性を感じ、まるで京都の西陣織の龍村美術織物を思い出させるというのは、あくまでも個人的イメージですが。

そんな織物と宝石ですよ!素晴らしい〜。

そうそう第一列目、赤めのうはルビーと書かれている聖書もあります。(聖書は翻訳本なので、そこはふわっとしている)三列目のめのうもオパールと書かれているのもあり、四列目のしまめのうは多分ラピスラズリかもしれない。。。まあいいです。今日はこの辺で終わりにしておきます。

で、誕生石の話はどこへ行ったの!はいはい。

これを長々書いたのには訳があるのです。これから誕生石の話をするために、とっても大事なのです。

また明日! 




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