「純日本人」って何だろう。

改めて、トワと申します。

これから、このnoteを使って、自分の考えや得た情報を発信していきます!

さっそくですが、今日は『「純日本人」って何だろう』と言うテーマでお話ししていきます。

いきなりですが、「純日本人」と言う言葉を聞いた事がありますか?もしくは、使った事がありますか?
そして、その言葉をはっきり説明することはできますか?

疑問に思った経緯ーサニブラウン 選手への誹謗中傷

2017年サニブラウン 選手が日本選手権の100m、200mで優勝した頃のことです。その時、彼の走りに興奮したのを覚えています。テレビ越しにも観客の興奮が伝わり、一緒に応援していた陸上部の部員たちも大騒ぎ。

しかし、一方では「サニブラウン は外国人だ」「いや外人じゃん」「日本人じゃない」などとネット上(snsや動画サイトのコメント欄など)に誹謗中傷を書き込む人もいました。

「日本人初の9秒台は “純日本人”に」

こんな声も聞くことがありました。

「サニブラウン は凄いけど、日本人初の9秒台はやっぱり純日本人(純粋な日本人)に出して欲しいよなぁ」。

僕はこの言葉に違和感を覚えました。

僕にも言いたいことはわからなくもありません。ですが、何より引っかかったのは「純日本人」という言葉でした。

どこからが「純日本人」なの?そう言うあなたは「純日本人」と言い切れるの?

定義の曖昧さに困惑し、その後は、様々な考えを巡らせました。

考えて欲しい多様な「ルーツ」

「自分は『純日本人』だ」と思っている人も、実はルーツを辿ると日本以外にあるかもしれない。

近隣には古くから交流していた、朝鮮や中国があります。

日本は「単一民族」という言葉をよく聞くけど、アイヌ民族や琉球民族の事を考えると、果たしてそうなのかと疑問が出てきます。

僕の父のように永住権を持った外国人。僕やサニブラウン 選手のように「ハーフ」と呼ばれる人達。日本に帰化した人達。他国で生まれたけど日本で育ってきた人達。日本出身だけど “在日”と呼ばれる人達。他にも僕の想像を超える多様な人達が、この日本で暮らしていると思います。

ではなぜ「純粋な日本人」というイメージが作り出されるの?

僕は「ハーフ」と言う言葉もこの「純粋な日本人」と「そうではない日本人」と言うイメージから作り出されてしまったのではないかと考えています。(詳しくは別の機会にお話しします。)

なぜこのようなイメージが作り出されるのか。1つ要因として考えられるのは人種です。

人種や国はアイデンティティと強く結び合っていると考えています。

昨年、カリフォルニアにある日系アメリカ人博物館を訪れた時の話です。博物館では、スタッフさんの案内のもと、日系アメリカ人に対する差別の歴史を学んでいきました。その途中、スタッフさんは「人間は自分たちと違う見た目の人や、違う人種よりも上でいたいもの」とおっしゃっていました。

互いに尊敬し合う事

僕がこの話を聞いた時に感じたことは、互いに尊敬し合う、リスペクトし合う事の大切さです。人種や国がアイデンティティと強く結び合っているからこそ、侮辱されたら嫌な思いをします。
相手がどう思うか、想像力を働かせていかないといけません。

最後に

今、アメリカで起こっている問題も、決して遠くの国の出来事で終わらせるのではなく、僕たちはその事実に目を向けて、差別を受けている人たちに対して想像力を働かせる事がその問題を考えていく上で大切なのではないかと思います。

今後もこのように自分の言葉をこのnote を使って発信していきたいと思います。わかりやすい文章を心がけていきますので、読んでいただければ幸いです。最後まで読んでいただき、ありがとうございました!







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