シンベロムは「今は」使いにくい
王道編も気がつけば来週からスタートですね。今の感じではハイパーモードとは関係なく普通に強い効果を持ってる奴が普通に強そうってのが割と有りますけど、新エキスパンションの最初であることを考えればそういう評価にもなるのかなって感じはしますね。というか出てきている情報が大型クリーチャーだったり小型展開だったりみたいな今までのデュエルマスターズ感が強いので、"種族ら"に勝てんのか?みたいな所が拭えない感じがあるんだと思います。今回紹介するカードもそんな一枚。「哀樹の夜 シンベロム」です。
自軍全員のMF化とハイパーモード時のアタック時のマナ踏み倒し効果はパット見強力そうな効果では有るものの、自前で踏み倒し効果を持たないただのコスト10という点で時代に逆行している感じも否めない哀しみのクリーチャー。実際のところ、彼は強いのでしょうか?
結論から言えば、このカードはACE-Yamataと同じく大型クリーチャーを大量採用するタイプのデッキにおける繋ぎとしては非常に優秀なカードだと言えます。一番分かりやすいのはキューブデッキですね。こういうデッキって、大型クリーチャーは基本的にマナに置いていくことになるのでシンベロムから出す先が多いんですよね。特にキューブやガイアッシュと言った、大型の早出しカードはマナからの踏み倒し系が枚数参照であることが多くて噛み合わない事も多いので、そこが改善されている踏み倒し先は強力だと思います。
また、そういった10コスト超えの大型クリーチャーは基本的にパワーが高いので、それらにMFを付与するという常在効果自体が強力である事も考えられます。例えばバウ・M・ロマイオンは次ターンからしか使えない呪文効果を出したターンから使えるし、召喚酔いのあるキーナリーが殴りも合わせて2面除去出来る、鬼丸覇が盾に行かずにエクストラターンを得るとか、結構既存のデッキでは無かったプランが取れる可能性はあります。単純にカードパワーとしては高い部類な上に中継として見ても非常に強力な1枚と言えるでしょう。
とは言え、それらのカードが採用されるデッキ自体が現状では逆風なのも事実な訳で。このカード自体は弱くないのですが、このカードを取り巻く環境が弱いというのは否めません。最も、それは今の話で有って、今後ビッグマナが復権した場合、このカードは大きく化ける可能性が高いと思います。特に踏み倒しコストに制約が無いことから、インフレにも追いつき易い点は強みだと思います。
ビッグマナ、良い感じに復権して欲しいですね。
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