結局は資産運用をやらなくてはいけなくなるのだから
たとえ、起業して大金を稼いだとしても、
次々に、違う事業を起こす能力があったとしても、
結局は「この貯まったお金をどうするか?」という問題にぶち当たる。
もちろん、社長の給与(役員報酬)は、普通のサラリーマンの給与とは違う。
法人税率と所得税率を両睨みしながら金額を決めるものだし、万が一、会社の経営状態が悪くなったときのためのバッファーとしての役割も大きい。
「いずれ必要になったときのために・・・」
「事業を真面目にやっていれば、運用なんてしなくてもいい」
そんなことを思いながら、僕もずっとやってきた。
けど、消費税の増税。
これがきっかけだった。
不思議なものだ・・・。
所得税を払い、住民税を払い・・・と差し引かれていったお金を貯めたものを使うときにも税がかかるのだ。
それが5%→8%→10%と、結果5%上がったということは、何もせずに、貯金の価値が5%なくなったということである。
1億ならば500万、1000万ならば50万、100万ならば5万。
使ってもないのに、減った。
テレビをつければ、
「将来世代のためにはしょうがない」
という街の人の声が流れ、
新聞を見れば、自分たちが軽減税率を勝ち得たからか、
「消費税増税賛成が多数」
などという記事が踊る。
身近な人の中にも、
「えっ、5%から8%になったときよりは、全然感じないな」
などと言っている人がいたっけ。
不思議でしょうがない。
自分や自分が勤める会社の財産がその%分だけ目減りし、今後も買えるものがその%分だけ減るのに、そして、金融緩和をしながらも増税したことで、結局、景気だって悪くなったのに、簡単に受け入れてしまう。
今回の流行病も同じだが、メディアを使えば、こうも簡単に、国民に不利益を受け入れさせることができるようだ・・・。
要するに、放っておけば、貯金はデフレ下であっても減っていくということだ。
この国はマゾだ。
「我慢」=「美徳」という思想が強い。
もう世界はマスクをしていない。あれほど死者数が出ていたのに。
でも、日本はいまだにマスクをしている。
「日本は韓国に貢ぐためにある」というような宗教に夢中になる人が多数いたりする。
なんだか恐ろしい。
世界中を回ったが、日本は、食事、治安、気候、文化、どれをとっても、抜群で、オンリーワン、ベストワンといっても、いいくらいの国だと思う。
だが、「みんな我慢して、地獄に行こう」となっているような気がしてならない。
でも、きっとこれは直らないだろう。
それがあるからこそ、こういう国になっているという一面もあるのだろうから、悪いことともいえない。
とはいえ、地獄に行くのはゴメンだ。
事業がうまくいっているとしても、資産運用を学び、実践していかないといけない。
資産運用をしっかり身につけておけば、どこの国でも生きていけるから。
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