BNPLのメモ

BNPL後払いで有名な米国Affirmの2021年9月期の取扱高は、

前年同期比84%もアップして約3000億になったそうだ。

なぜクレジットカードよりBNPL後払いなのだろうか。BNPLの利用者はミレニアルズやZ世代が多い。彼らはクレジットカードを保有しない、あるいは使いたくない世代。

日本以外の国では、クレジットカードは自由返済型のリボルビング払いがベース。約定日が決まっているものの、ミニマム分の支払いで返済の先送りが可能なため残高が増え続け金利負担に耐えれなくなってしまう。

デビットカードに慣れている若年層にとってBNPLは使いやすいのである。

他の動きとして、米アマゾンは2021年、英国での米ビザのクレジットカードの取り扱いを終了すると明らかにした。ビザの手数料の上昇が理由のようだ。

コロナ禍で20年のクレジットカード利用率は、19年に比べ7%減少し、これに対しBNPLは78%増加している。

BNPL大手の米アファームホールディングスは、21年8月にアマゾンと提携を発表。そして21年9月米PayPalが後払い決済サービスPaidyを買収(3000億)した。

米国で面白いというか、意義があるBNPLの事例として。ヘルスケアフィンテックのスタートアップであるPayZenは、A Iを活用して先に治療、後払いソリューションを提供。患者は手数料や金利なしで分割払いすることができる。このプラットフォームのAI技術により、病院は患者のデータを活用して、管理コストを抑えながら各患者に特化した支払いプランを決定することができる。

米国のヘルスケアのコストは増加の一途をたどっており、自己負担割合の増加にともない米国の3世帯に1世帯が、費用を理由に治療を遅らせたことがあるという。

たぶん、つづく。。。

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