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試験勉強の寄り道 「極楽征夷大将軍」を読んでみた

「極楽征夷大将軍」を読んでみた

正確には「極楽征夷大将軍」のAudibleを聞き終わった、なんですが、ほぼ同じということで言葉のあやはお許しください。ようやく読了。

直木賞受賞作を常に面白いと感じてきたわけではないのですが、これは面白かったです。大河ドラマにしても面白そう。

歴史小説ですので人によって好き嫌いがあるかもですが、今っぽい表現が多用されています。感情移入しやすく、自分は楽しめました。

試験対策で手にとった訳では全くなかったのですが、自分の中の南北朝時代の解像度も少しばかりあがりました。

この時代を扱ったフィクション作品はあまり見かけない気がします。
歴史好き&読書好きな方にはオススメです。

余談ですが、ナレーターさんのパフォーマンスも素晴らしかったです。

歴史上の人物のなまえの話

すっごく細かい話ですが、気になることが。
歴史上の人物の名前の「の」の扱い。
例えば、足利尊氏を源尊氏(みなもとたかうじ)と言う場合の「の」のことです。

これ、英語で言う時どうするの?と。

英語版Wikipediaで何人か見てみたら、氏+名前の場合はちゃんと no が表記されてました。英語でも「の」って入れていいんですね。

つまり、例えば、こうなります(と理解しました)。

源尊氏 Minamoto no Takauji
足利尊氏 Ashikaga Takauji

源家康 Minamoto no Ieyasu
徳川家康 Tokugawa Ieyasu

平政子 Taira no Masako
北条政子  Hojyo Masako

そもそも人名を表記するのに、first nameを前に並び替えていない。これは目から鱗でした。
確かに説明すれば良いだけなので、日本名の語順でも話し出しても構わないということかと。

勉強になりました。専門家ではありませんので、この話題を英語で解説することは一生なかろうと思いますが(笑)

ちなみに、なぜ今の姓名では「の」をつけないのかを含めて、こちらの解説が疑問を晴らしてくれました。


さて、思いもよらぬ方向に話が流れて行きました。これで今回の寄り道は終わります。

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