リバエコvsやさぐれメタル 個人所見


【注意事項】


1 この記事は、作成中である。
2 ここに書かれているのは、現時点で私が把握している事実である。よって書いてないのは単に私が入手していないだけである。
3 事実に基づき所見を述べる。このため2が変更された場合は当然に所見が変化する。(つまり現時点の所見は確定所見ではない、よって現時点でその所見についての批評は受け付けない)
4 事実について修正、追記の要望は受け付ける。ただし所見のみの修正は明らかな誤認等がない限り受け付けない。
5 本件の修正依頼に罵倒・威圧は不要である。必要な修正箇所と根拠を示せば問題がない。

【一般情報(登場勢力)】

①リバーズエコ(以下リバエコ)


 愛媛県伊予郡砥部町に所在しリサイクル・リユース業等を営んでいる。主にパソコン・家電等の電気商品に関してリユース販売、修理、買取等を行っている。基板関係に強みを持ち、リユース商品についてはアップグレード等をウリにしているように見える。エコを冠する通り、パソコンなどの埋め立てゴミの削減及び資源の循環企業理念にあげている。
 youtubeアカウントを運営しているが、仕事・機械系の動画は時期にもよるが10~20%、時事系、少し前はゆたぼん関係等、会社の動画と言うよりは社長の雑日記風に徒然と投稿している。
細部の企業に関する情報は公式を確認されたい。

株式会社リバーズエコ-愛媛県松山市で基板の高値買取・家電買取り・金属資源のリサイクル (riverseco.com)
リバーズエコ 小川社長 - YouTube

②やさぐれメタル


 表現は難しいが、金(Au)を主題として、あらゆる中古品から金塊を取り出して錬金化する動画を投稿しており。動画の内容は昔のゆっくりボイス、ニコニコ講座を彷彿させる作りである。この手の工業系?ともいえる動画は海外でも比較的人気がありショートでもよく見かけるため好きな人は好きかもしれない。
Xアカウントもあるが、ほぼ動画の告知が基本でツイートもほとんど行っていないのであまり見る価値はないかもしれない。

やさぐれメタル - YouTube

【人物像】

① 小川社長(リバエコ)


 熱が入りやすく、猪突猛進、そのためやや視野が狭くなる傾向にある。熱血漢、正義感が強い。
 熱が入っているときの小川社長は、口調が早くマシンガントークになりがちである。質問の回答をしてる際に次の質問を行うことも多いためやや一方的な物言いになることがしばしば散見される。一方で冷静時の思考の整理ははやく自身の誤解に気づいた際には速やかに結論を変更できる能力を持っている。
 実際にライブで一度話したことはあるが、当初はマシンガントークにより会話を挟む余地がないほどであったものの、落ち着いた後に丁寧に説明すればすべて理解して結果としては誤解の解消に至った。またライブ後、DMにおいて自身やリスナーの態度等について謝罪する等、分別があることを証明していることを含め、現時点では個人的に信用に値すると考えてはいる。一方で、ある程度我慢強く会話をしなければ信頼関係を得るに到達しないという点では多くの人間(主に反対派)が途中で会話を切り上げ「話ができない」と評価を受けてしまっていると想像する。純粋な評価としては損な性格をしているだろう。
 基本的に筋が通らない時は、自身が他人であっても物申すことが多い。具体的には牛丼200人分を風呂に詰め、食物を粗末にする動画やゆたぼんが支援金で勉強ではなく遊び惚けている姿に対してはコメントではなく動画で苦言を呈するほどである。発言はもっともなことは多いが、感情が高まると声量が大きくこともあり、第3者からは威圧的と思われる発言が散見される。また正義感が行き過ぎて一部私的制裁・自助に該当しそうな言動があったりすることが多いためハラハラしてしまう場面がある。

② やさぐれメタル


  機械音声で、説明口調のため基本的な人物像は不明である。性格等については本記事に示す通りの行為から把握されたい。

【時系列(一部動画投稿日基準)】


【基板コラボ編】
令和3年 4月 9日 基板交換コラボ発足
令和3年 4月末   やさぐれメタルより関係解消の申し出
令和3年 5月 1日 上記、リバエコ了承
           やさぐれメタル、関係解消報告動画(削除済)
令和3年 5月 2日 リバエコ社長による弁明動画等
令和3年 5月 3日 やさぐれメタルによる弁明動画
           リバエコ社長による和解報告動画
令和3年 6月17・20日 リバエコ側動画投稿
(※ 欠落:リバエコとやさぐれメタルのやり取り)
令和3年 8月16日 リバエコ、やさぐれメタルの態度に苦言動画
令和3年 8月18日 やさぐれメタル、自身が一方的にイジメられている
           旨の報告動画(削除済)
令和3年 8月19日 リバエコ、やさぐれメタルに対して謝罪要求動画
令和3年 8月20日 やさぐれメタル、謝罪動画(削除済)
令和3年 8月22日 リバエコ、謝罪動画の再投稿要請動画

【訴訟前編(仮称)】
令和3年10月24日 やさぐれメタル、問題動画投稿(削除済)
令和3年10月27日 リバエコ、上記に対する指摘動画投稿
令和3年11月 初旬 やさぐれメタル、複数の動画を削除
令和3年11月 8日 リバエコ、詰問動画投稿
令和4年 2月26日 リバエコ、訴訟の方向性について言及
令和4年 5月 5日 砂金からの金抽出動画
令和4年 5月 9日 上記動画に対する訂正動画
令和4年 5月 ?日 やさぐれメタル、リバエコ及び弁護士が公文書偽造
           を行っているとコメント
令和4年 5月21日 リバエコ、上記に対して反論動画
令和4年 6月 3日 リバエコ、やさぐれメタルとの期日決定の報告動画
令和4年 7月 2日 やさぐれメタル、金抽出動画投稿
令和4年 7月 3日 リバエコ、上記廃液問題に対して警鐘動画投稿
令和4年 8月13日 やさぐれメタル、裁判進捗について報告動画投稿
令和4年 8月15日 リバエコ、上記に対し反論動画投稿
令和4年 8月24日 リバエコ、嫌がらせに関する近況報告動画投稿
令和4年 9月15日付 水子供養事件
令和4年 9月23日 リバエコ、上記に対して動画投稿
令和4年10月24日 リバエコ、アンチからの謝罪受け動画投稿
令和4年11月29日 (当時非公開:裁判所による和解勧告)
令和5年 1月30日 リバエコ、へな・ちょこを買収疑惑に対する反論動
           画投稿
令和5年 3月 6日 (当時非公開:期日(和解・調停))
令和5年 3月27日 (当時非公開:やさぐれメタル、弁護団辞任)
令和5年 4月 6日 リバエコ、(別件)裁判に関する動画投稿

【訴訟本編】
令和5年 4月 8日 やさぐれメタル、裁判に関する動画投稿
           リバエコ、反論動画及びライブ実施
令和5年 4月10日付 (裁判所:和解条項正本)
令和5年 4月14日 リバエコ和解条約正本について報告動画及びライブ

【基板コラボ編】


 基板から金を取り出すやさぐれメタルは、その後基盤について基本廃棄している。一方でリバエコは理念として都市鉱山リサイクルがある。リバエコは従来は他の業者に金抽出を依頼しているが、やさぐれメタルに基盤を提供、金を取り出した後、基盤を再び返却するというコラボをリバエコ側から提案した。
 リバエコとしては拡散力があるやさぐれメタルが動画化することにより都市鉱山リサイクルの知名度・意義を広めることが出来、またやさぐれメタルも素材が安定供給されるメリットがあり両者は合意した(2021年4月9日)

しかし翌月の5月(または4月末)にやさぐれメタル側から提携終了の申し込みがあった。この際のやさぐれメタル側の理由は、
①基盤が届かなかったこと
②リバエコ側が金抽出動画を挙げて、テーマがかぶってしまうこと
③上記の理由から、いっそのこと提携を解消して独自に調達しようと思った
となっている。
些細な問題はあるものの、リバエコ側はこれを受け入れ、両者とも表面上円満解消となっている。両者は多少のわだかまりはあったかもしれないが表面上これで関係は終了するところであるが、小川社長のところに次のコメントが届く

(引用)キレイ事言ってもさ、結局やさぐれさんに基板送らなかったんでしょ。よかったね、3万人達成のプレゼントも口だけで済んで。やさぐれさんの登録人数3万人。案件は×10円だから一動画30万円の価値。見た感じ4回は載せてるから120万の価値はある。それを1箱の基板、それも塩酸で取り出せないようなゴミ基板送って自分は千人未満から5千人超えまで引き上げてもらって何言ってんの?お前、ゆたぼん批判すんなよ。ゆたぼん父ちゃん以下だよ。マジで。収益化できたからやさぐれメタルは用なし?(引用おわり)

※1 補足すると当時のch登録者数は圧倒的な差があったが、上記の提携話題によってリバエコの登録者が伸びたことは事実である。まぁ動画のジャンルと言う意味では両者とも似たところがあるため共通のリスナーを持ったということは自然な流れである。

※2 なおこのコメントはやさぐれメタル側動画でも取り上げられるが「good」ボタンが押されていた。

※3 なお結果として社長アカウントの視聴者は増えたが実際に当初は社長はリバエコの名前は出す必要がないと調整したところをやさぐれメタルの意思で結局会社名を出したという経緯があるためコメント主の主張は失当である。

このコメントがリバエコ側のリスナーかは定かではないが、小川社長は企業の信用にかかわるため「弁明」として動画をUPしている。このあとの主張について事実がかみ合わない事象が発生している。項目としては

1 基板
 やさぐれメタルは関係解消の経緯説明で当初は「何度催促しても基板が送られてきていない」というニュアンスの発言があった。(実際に上記のコメントもここからの誤解と推察される)
 しかし実際には、小川社長は3段階に分けて、既に1段については送達済であったと「弁明」で述べている。
 その後、やさぐれメタルは(5月3日動画で)「催促は憚れた(催促をしていない)、第1弾が送られていて2弾以降が送られていないと主張を修正した。しかし、そもそも小川社長が第3弾まで分割用意してたことは弁明で発覚したはずなのでこのやさぐれメタルが当時どうして第2弾以降が存在することを知っていたのか不明である。)
 小川社長が第2弾を送らなかったのは第1弾で金を抽出後の基板返却がなかったからであるが、やさぐれメタル側の主張は、まとめて返したほうが少ないと思ったから、と返している通り第2弾以降の存在を知っていた不可解な点がある。

2 和解(やぐされメタル主張)(2021年5月3日動画)
 やさぐれメタルでは、小川社長とメールでのやりとりで、当初問題の発端となった上記コメントについては、「(リスナーの問題は)これが、何で私と関係があるのか?」と返してこれが小川社長を怒らせた原因となってしまった、と主張している。ファンの暴走について全て責任を取らないといけないわけではないので、無責任を感じるもののおかしいというほどの返事ではない。
 しかしいずれにせよやさぐれメタルは、その後の電話で小川社長と話し、誤解を解いたとしている。また1で述べた内容とは変わり、小川社長とフレンドリーな関係を強調し、第1弾を返却、小川社長は第2弾を送付することになったと発信している。一応これについては若干の差はあれど小川社長も追認している。
 なお、goodボタンの件は後に動画(削除済)においては一過性の感情で押したと証言している。

3 金抽出動画
 やさぐれメタルが、解消にいたった理由の1つとして小川社長が金抽出の動画をあげてテーマがかぶるからと言うのがある。実際に「抽出」ではないが、タイトルとしては

基板のICチップ中身【純金】見せます ( 都市鉱山のリサイクル in 愛媛県 砥部町リバーズエコ) (youtube.com)
30年前のノートパソコンから金を取りまくってみた (NEC PC98 noteの基板) (youtube.com)

ではなかろうかと推察する。これは基板の中でどこに金が使われているか、というものが主でやさぐれメタルのように薬品によって抽出する動画とは若干毛色は違う。(一応動画内で抽出します、とは言ってるが、これは「この部分から抽出するんですよ」という意味だったと把握できる)

 一応の和解及び提携継続となったわけだが、その後、やさぐれメタル側の音信が6月3日以降、約2カ月ほど途絶することになる。社長は2度程動画で言及(令和3年6月17・20日)したりしたものの反応はなかった。一応動画の内容としては17日は単純に連絡がない、20日は何か事故等があったのではないかと危惧している動画である。(ただし17日の動画のタイトルが「逃げた」としている点は気になるが)

 (細部の日付確認中:8月16日の前ぐらい)再び、やさぐれメタル側からまたもや一方的に関係解消の連絡が届く。この対応に怒りを表したリバエコ社長は令和3年8月16日に苦言動画を投稿した。
 一連の流れと数度に及ぶやさぐれメタル側の主張の変更から、時事系youtuberの配信も含め形成上はやさぐれメタルに不利な状況となりつつあった。

 しかし令和3年6月18日にやさぐれメタルは、自分は一方的にいじめられているという主張の動画を投稿した。ここでリバエコとZERO氏(※やさぐれメタルと懇意にしていた師匠的存在らしい)を批判している。なお動画は削除されているが、9月23日、小川社長が編集する形ではあるが再投稿(前半が該当)されている。

やさぐれメタルは本当に正しい配信者でしょうか? (youtube.com)

内容は後の裁判の争点ともなるが、まとめると
・とあるchから誹謗中傷を受けている。やっていることはイジメと同じである。一方の主張だけ聞いてひどいコメントや低評価を受けている。
・自身に正義の証拠があり、中傷してきた人は、中傷した事実が消えると思ってないよな?と批判側を牽制するような発言
・ZERO氏がやさぐれメタルに対して、一年くらい前に教えてやったことに対してまだお金を払ってない、嘘つき、恩義のない奴だと罵ってきた。公共で多くの人の前で誹謗中傷を扇動している。

 この動画に限らないが、やさぐれメタルは送られた基板に金がなかった等、リバエコ・ZERO双方の信用問題に関わる発言を行っている。

 再び翌8月19日に、やさぐれメタルの虚偽の主張は、信用棄損・名誉棄損に該当し、訴訟も辞さない主張を行った。なおこの際、リバエコ社長は基板に金が含有している調査資料等、虚偽を立証できるだけの証拠を保有していることについても述べている。なお、この動画はやさぐれメタルが謝罪をすれば削除する予定であった。

 翌8月20日、やさぐれメタルは謝罪動画を出すことになったが、こちらはわずか3時間で削除されている。なお削除された動画は同じく小川社長が編集する形で11月11日に再投稿されている。

3時間で消された【やさぐれメタルの謝罪動画】リバーズエコは一切嘘ついてません (youtube.com)

 内容としては肝心な部分について誤解した、勘違いした、という趣旨で疑問は残るものの、自身の不始末の結果については謝罪をしているため、謝罪動画としては成立している。しかしながら3時間という極めて短時間で削除されたことから、当時数万のリスナーを保有するやさぐれメタル側のリスナーにとってはいまだリバエコに対する攻撃的な考えが後を絶たない状態でもあった。
 また動画の概要欄では「数日で削除する」やコメントでは「リバエコの動画(19日動画)と同時に削除することになっている」等と発言している。
(※そのようなやり取りは行われていない)
 このような状態の中、そもそも謝罪動画については関係者すらまともに見れていないということもあり8月22日、リバエコはやさぐれメタルに対し、謝罪動画の再投稿を要求する動画を投稿した。この件についてはリバエコ社長小川氏の妻も問題視ししてコメントを残したものの具体的な解決に至っていない。
 以上、主張が2点3点し、細部は取り上げなかったやさぐれメタル側の発言については別人がまとめてくださっているので参考にされたい。

やさぐれメタル様がコラボ相手に残した言葉 全BB素材集 - YouTube

【訴訟前編(仮称)】

 両陣営が前述の通り険悪な関係下に陥った後、やさぐれメタルは、基盤が高いからという理由で金抽出引退を宣言した後、10月24日、やさぐれメタルはリバエコと同業種の企業を宣伝するという動画を投稿した。(タイトルは「断捨離した数千枚のメモリーカードを売りに行ったら、まさかの重労働になった」)一部では、リバエコに対する当てつけではないか?という意見もあるが、一番の問題は動画内において「不用品の処分・手伝い」をするという広告があったものである。 
 これに対して10月27日、リバエコは、その行為が犯罪行為を成すことについて警鐘を鳴らした。動画内容を引用して説明すると

①有価物を引き取って転売する行為は、古物商の許可が必要
②廃棄物(=有価物か分からないゴミ)を運搬する場合は廃棄物収集運搬業許可が必要
③やさぐれメタルは、以前の発言により両方の許可を持っていないため、本動画のような広告は違法行為である。
④廃棄物処理法(廃棄物の処理及び清掃に関する法律)第25条第1号に該当し、5年以下の懲役、1000万以下の罰金に処し、または併料
(※併料とは、懲役刑と罰金刑を両方与えること)
⑤また許可を持っていたとしても、廃棄物の処置は自治体ごとに行われているため、都道府県をまたぐ際は協定が必要である。そのためおそらく何の許可も取らず全国から廃棄物を運搬して処理しているのは明らかな違法行為である。
⑥また委託者も、第26条第1号に該当する(3年以下の懲役、300万以下の罰金・併料)となるほか、この動画を信じて廃棄物処理を依頼した者も犯罪の片棒を担ぐことになりかねない。(もっとも現実的にはそのような法規則を知らなかった善良な被害者が罰せられることは稀である(刑法第38条1項適用))

 また動画内では現時点(令和3年10月27日動画時点)で送った基板が返却されていないことを報告するとともに、やさぐれメタルが基板を転売したのではないかという言及を行っている。なお動画内でこれが(本当なら)詐欺罪(刑法第246条)に該当すると主張している。
 これについては法的な検討では確実に詐欺罪とは言えない。詐欺罪は「欺いて(相手が錯覚に陥ったのを利用するも含む。)」+「金銭を交付させる」ことによって成立する。
 つまり詐欺罪を成立させるには、コラボの当初の約束自体が最初から守る気がなかった場合に適用される。一方で、当初こそコラボの目的を達成しようとしたものの、転売による利益獲得の犯意を生じ、転売した場合は、これは一旦預かっている他人の財産を勝手に自己のものとして処分したわけであるから、刑法第252条「横領罪」の適用となる。

※ 詐欺罪:10年以下の懲役
※ 横領罪:5年以下の懲役

 真実として詐欺であっても詐欺の証明には、多くの場合、内心の証明という極めて難しい証明が求められるため、詐欺罪の立件は難しく、実務では、横領罪や債務不履行で処理されることが多い。ただし、いずれにせよ動画の趣旨が違法行為を助長していることについては間違いがなかった。
 ※ なお上記の法解釈については令和4年2月26日動画で修正されている。(おそらくは訴訟のため弁護士さんがついたからか?)

 令和3年11月前までは、リバエコの指摘に対し、やさぐれメタルは強気または放置気味な態度を取り、半ば無視していたが、この時期に複数(確認できる数は10動画)の動画を削除した。
 上記の私的にあるように、廃棄物処理法違反または危険物(硫酸・硝酸等)の使用・廃棄に問題があったのではないかと思われるが、理由不明に削除された動画もある。

 第3者客観視点でいえば、小川社長の態度等にも言及箇所はあるものの、リバエコ側に正義があるように見えるが、当時の両者の知名度(リスナー数等)には圧倒的な差があり、時事系youtuberがリバエコ側に味方したとしても拮抗、むしろ数という意味ではやさぐれメタル側が優勢という状態であった。実際に、ここまで問題になっている現在においても、動画の再生数が1万未満という状態である。

 年があけても一向に問題解決に至らないことから、リバエコ側はリスナーの勧めもあり訴訟に舵取り、クラウドファンディング等において約257万円の支援を得た。一介の町工場レベルの企業に対する支援金としてはむしろ高額と言える金額であり、支援者は少ないもののこれまでの経緯から相当な厚い信頼を獲得していると思われる。
 そしてリバエコは、令和4年2月26日において、名誉棄損、基板返却等々に関し、3月から本格的に訴訟に入っていくことを報告した。既に弁護士を雇用し各種準備を整えている説明を行った。
 また、相手名については伏せたが川越簡易裁判所より複数の訴状が届いていることについても言及した。(ちなみに手書きの模様)通常で考えれば先に訴えられたとなるが、その後は具体的に言及はされていない。

 なお本紛争に直接は関係ないが令和4年5月5日及び9日、やさぐれメタルは砂金から金を抽出する動画において、動画内で「黄銅鉱(CuFeS2・チャルコパイライト)」を愚者の金と呼称している。ちなみに愚者の黄金は「黄鉄鉱(FeS2・パイライト・二硫化鉄)」である。
 名前も似ているし、実際に両者は酸化させなければ見た目の色も近い物質であるので単に間違っただけであろうというのが第3者視点だが、これまでの経緯からかリバエコについては大きく間違いを非難している。
 リバエコが指摘して削除されていないという意味では珍しく現在も視聴可能である。

 令和4年5月中旬、やさぐれメタルは、自身の動画のコメントにおいてリスナーより「裁判になったら勝てそうですか?」と問われた際に「余裕ですね。相手も弁護士も公文書偽造をやらかしていますから」と返信している。
 これに対して5月21日、リバエコは当然に反論した。

※ 動画内では、公文書偽造は通常物理的に難しいと発言しているが、公務員ですら発簡番号と照合しなければ真偽を証明できないものならともかく、公文書偽造は一見してそれが公文書と思える程度に偽造していれば足りる。特に昨今は公印省略することが多いためWordさえあれば、作成は可能と言って過言ではない。もっとも公印必須の書類や特殊な用紙・定型を使用したものであるならば小川社長の説明通りである。
 あと誤解がたまにあるが、公官庁に出す書類を偽造した場合は、公文書偽造ではなく、単なる虚偽申告または私文書偽造である。余談であるが、公務員が仕事上の不正として公文書を偽造する場合、公文書偽造罪ではなく偽造公文書作成罪という別の罪になる。ただ一般的にはこちらも公文書偽造として報道されることが多い。
※ 公文書偽造等の犯罪は1年以上10年未満の懲役となっている。刑法典で「~以上」の罰則が存在するのは極めて重い犯罪か、政治犯等、社会に大きな影響・被害を与える行為(国家統治機構に喧嘩を売る行為)である。

 もっとも、そもそも偽造されたとする公文書自体が現時点で確認できず、この時点で存在するならばせいぜい訴状のうち、裁判所が作成する部分に関するものぐらいしか両者間で関与する公文書がないと思うので、やぐされメタルが公文書と私文書の差異を理解していないという可能性は高い。
 または訴状の中に虚偽の事実があるという意味で用いたのかもしれない。敢えて犯罪を検討するなら虚偽告訴罪であるが、虚偽告訴罪は通常刑事か懲戒であるのでやはり民事としては見当がつかない。
 名誉棄損・信用棄損・偽計業務妨害罪etcの何に該当(複数該当する場合もあるが)するかは、詳細な検討が必要ではあるが、何かしらの違法行為であることから改めてリバエコは、やさぐれメタル及びそのリスナーに対して警鐘を鳴らした。

 令和4年6月3日、リバエコはやさぐれメタルとの裁判期日(口頭弁論)が6月17日に決定したことを報告。東京簡易裁判所、事件番号令和4年(ハ)21510号。
 本動画では裁判開始の報告とともに、リバエコ視点ではあるが、ゆいいつ、これまでの経緯を最初から説明したまとめ動画としての性質を有している。なお特に6月17日の第1回口頭弁論における報告はないが、一般的に第1回口頭弁論は、形式上必要ではあるものの、大した内容が決まることはないので特に内容が不明であって問題はない。

 次にこちらも直接関係はないが7月2日にやさぐれメタルは、再び金抽出動画を投稿した。動画の内容は金抽出のやり方について一般向けに解説動画となっており、一般の洗剤や薬局で誰でも買える薬品を用いているが、問題は内容というよりは、この時に発生する「廃液」について、その後処理について注意書きがなかったことをリバエコは問題視し、7月3日に再び警鐘動画を投稿した。
 やさぐれメタルが銅だけを溶かして金を抽出する方法として、通常塩酸に解けない銅をオキシドール(H2O2・過酸化水素水)で一旦酸化させて酸化銅とすることで塩酸(HClを含む洗剤)に溶かすことが出来るとしているが、この際、同を溶かした溶液、つまり廃液には塩化銅(CuCl2)という極めて毒性が強い物質が発生してしまう。この廃液を地中または下水等に放流することで土壌・水中汚染が起こり公害に発展しかねないとしてリバエコは、警鐘を鳴らした。ただやさぐれメタルとしては廃液は専門業者に依頼していたり、中和依頼方法等については別の動画で紹介していたため、完全悪というわけでもない。

メモリーカードの金を溶かしたら金塊になって笑い止まらん (youtube.com)
【やさぐれメタル金抽出】廃液が公害を招く件ついて (youtube.com)

 なお小川氏の警鐘動画が元かは不明であるが、やさぐれメタルは東京都環境局から抜き打ち検査を受けている(結果としては問題なし)。おそらくはリスナーによる通報であると思われ、実際に当時はさやぐれメタルが廃液を垂れ流している、という情報を流している人物もいた。(これについては、小川社長はあくまで「これを真似する人がいたら大変だ」と、廃液問題はあくまでやさぐれメタルではなく、真似をして廃液を適当に処理してしまうリスナーへの警鐘なので扇動とは言えない、が勘違いをした人はいるかもしれない。)

※ 塩化銅は毒物及び劇物取締法において「劇物」に指定されている。過程で発生したものとは言え、本来は許可がなくては扱ってはならない物質である。どの程度危ないかと言えば、10%未満の塩酸(小学校の実験で使うのがだいたい9%かそれ以下)が指定されていないことを考えれば、それよりも危ないということは体験的に理解できるだろう。また一般的に塩化金属というのは体内における被害も多く、とりあえずよくわからない人は「足尾銅山鉱毒事件みたいな被害が出るよ」と思えばその危険性が理解できるだろう。
※ なお「まぜるな危険」のフレーズでご存じの通り、塩素というのは極めて危険な物質であり、また化学反応しやすいため、企業の言うように「他の薬剤と混ぜる」ことは、基本的に控えることが望ましい。

 以降、リバエコとやさぐれメタルの間からが険悪さを増すばかりではあったが、特に令和4年8月に至っては、次々とリバエコ側に嫌がらせが発生した。具体的には
・Googleの評価で事実無根のコメント共に低評価(★1)を連投される
・勝手に着払いで生肉を注文される 
・ガキ(リバエコ社長の子供を意味する)流れろとコメント、またその後、霊園の資料の送付
等々であり、これらに対しリバエコ側は開示、責任追及を辞さない発言を行っている。なおこのころから赤木レイア等の時事系youtuberの多くが取り上げ始めた時期でもある。

 8月13日、やさぐれメタルは、裁判進捗に関する動画を投稿したが冒頭で裁判に関することは報告しない、と宣言し、廃液問題に言及した。内容は次の通り
①自分は廃液の処理について適切に行っている。
②小川氏が「やぐされメタルが廃液を垂れ流すことを容認している動画を出している」と非難
③東京都環境局より抜き打ち検査を受けた、結果は問題なかった。
④小川氏はZERO氏に基板を私、金抽出を行う動画を投稿しているが、そこでは廃液については不純物を沈殿させたのち、上澄みを下水に流すという手法をとっているが、これは業者に依頼している自分よりもよほど環境に悪いのになぜスルーしているのか?
⑤最近、自分を犯罪者とするコメントがあるが、おそらくは小川社長のグルカのバックを転売して儲けたことが古物商許可がないので違法であるとしているのだろうが、転売が禁止されているのは「業(なりわい)として繰り返した場合」である

リバーズエコ小川凌氏との名誉棄損裁判について (youtube.com)

【法的見解】⑤について
 やさぐれメタル氏(弁護士含む。)の「業」の解釈は誤りである。

「業として行う」とは、反復継続して行う「意思のもと」に、不特定若しくは多数人に対し利益を得るための行為をいい、反復継続しても不特定若しくは多数人に対し金銭を得るものでないときは業と言わない。(福岡高裁判例)

なお厚生省定義では

①不特定多数人を対象とすること
②反覆継続の「意志を」もつていること
③対価をとることの三つの要件を必要


つまり、「業」とは、実際に反復継続の意思があれば足り、「反復継続した実績は必要がない」。また利益を得るための行為があれば要件を満たし「利益を出した実績は必要ない」。

 この点においてメルカリやヤフオクと言うのは、その規模・社会性から不特定多数、継続性を満たしているとされている。なお現在いわゆる転売ヤーと言われる人らが検挙されていないのは、「利益を得るための購入であった」ことの立証が難しいからである。(要は、使うつもりだったが使わなくなったので売ったらたまたま元値より高く売れた、と言い訳すると極めて立証が難しい)もう一つは単純に転売ヤーが多すぎてリソースが足りていないというのもあるが・・・。
 しかしながらやさぐれメタルは当該動画において「利益を得るため」に購入していることを宣言しており、この時点で極めて危険視すべきであることについては、個人として小川氏に同意するところである。
 実際に私は、販売実績がない1名に対し「業」であると認定して行政処分を下している。(行政専門官の助言を得て)

 とりあえず、裁判とは直接が関係ない廃液問題について反論している。これについては、前述した通り、一応は過去動画で処理方法等を説明しているので特定の動画で案内していないという点をそこまで非難するかという程度の問題となる。
 これについては、動画の最後に毎回、廃液処理について注意書きを挿入すればいいんじゃないか?いきなり無責任と言わんばかりの物言いじゃなくて建設的な提案を先に行うべきじゃないか?という穏便策を個人的には推奨したいが、今更後の祭りなので、とりあえずここについてはあまり言及しないでおく。
 ただ「裁判について」と題しながら裁判に関する情報がなく、リバエコの上げ足取りに終始しているのはやや気になるところではある。事実この動画にあまり意味はない。

 これに対して8月15日、リバエコは、反論動画を投稿する。といっても内容ははやり廃液問題である。両者の言い分は平行線となっているのも、リバエコの主張は公害への発展を危惧して、視聴者への注意喚起の必要性を主張しているが、一方でやさぐれメタル(というよりはリスナー)は個人責任論として、やさぐれメタルは廃液を適切に処理しているのであって、視聴者の一部が不法投棄してもそれは視聴者の責任であるという主張であるのでかみ合ってないことが原因である。

やさぐれメタルに騙されている方々へ (youtube.com)

 その後、リバエコは、やさぐれメタルの各種行為を批判しつつも、曲解したリスナーが暴走して相手に不要な攻撃を行わないよう呼びかける動画を複数回投稿している。背景としては、この頃には、へな・ちょこお、赤木レイアも主要な話題として取り上げ、部外からリバエコに同情的な第3者が増加したという経緯もある。特に赤木レイアが呼び掛けた不当なgoogle評価について元の数字に戻そうという運動は、結局は、工作であるため小川社長は制止した(赤木レイアも謝罪し、運動を撤回している。)

赤木レイアさんに伝えたいこと (youtube.com)
小川社長に謝罪します(レイア) (youtube.com)
如何なる時も、正義が暴走してはならない (youtube.com)

 一方で、8月24日にもリバエコは投稿しているが、着払いによる一方的な商品の送り付け、googleにおける低評価連打等、不当な被害については続いており、両陣営の色が鮮明に分かれつつあった。

 しかしながら水子供養を勝手に依頼した挙句、料金未払い事件を起こす等についてはさすがに小川社長も感情的にアンチに対して9月23日、動画で軽蔑の言を述べている。(とは言え、これについては悪質性の限度を超えていると言えるものであり、小川社長の態度に言及できるものではない。)具体的な手法の言及はなかったものの報復について宣言している。
(なお、社長は各種動画では、悪質な書き込み等について逐次開示請求等について言及しているため、今回は悪質性から動画化しているが、報復宣言については今回特別というわけではない。またそのための自社独自のクラファンも同時期実施中である。)

アンチさんよ。楽しいか? (youtube.com)

 リバエコの上記、本気度からか10月24日には、悪質な書き込みを行った人物の1名から謝罪の電話があったことについて報告した。電話内容では若干の言い訳はあるものの、全面的な謝罪に対し、小川社長は注意を添えつつ謝罪を受け入れている。
 動画では「開示請求後の謝罪を受け付けない、徹底的に裁判で責任を追及する」という趣旨が書かれており、X(当時はTwitter)上では「開示請求後は謝罪後の許さない」という点となっているので、とりあえず、開示前であれば謝罪により責任をこれ以上追及しないということは理解できるが、示談の存在については不明である。
(※この部分については、単に動画より読み取れなかっただけなのでリバエコより方針について訂正があれば修正する。)
 ちなみにだが特出しで水子供養事件の犯人だけはいかなる謝罪も受け付けないと最後に明言している。

アンチの方から直接謝罪されました (やさぐれメタルの虚言扇動) (youtube.com)

 令和4年後半、リバエコとやさぐれメタルの直接的な内容は裁判に入ったこともあり、この時期は長らくお互いに言及した動画は投稿されていないが、この間もリバエコ側は同様の信用棄損・営業妨害を受けていたが、12月12日にリバエコは、その被害が妻にも及んでいることを動画で報告した。
 動画では現在の妻の電話番号を知っている他人は、やさぐれメタルと別件で料金未払いのとあるyoutuberの2人だけと発言している。もちろんこれはあくまで小川社長の心当たりであるため真偽は定かではあるが、その電話番号でなりすまし予約をされたのが水子供養をしている寺(院?)ということもあり、無関係とも言い難く波紋を呼ぶことになる。
 ただし、動画内で気になるのは、この件について警察が法的な問題ではないとした点についてはやや疑問が残る。内容上、犯人は寺に対する詐欺またが偽計業務妨害が発生している。
 かなり憶測となるが、今回の被害者は寺と奥さんなので、小川社長は無関係であるということと、いたずらされただけで金銭的な被害を奥さんは受けていないので警察として動きづらかった(鬱の原因がこういう嫌がらせによるとの因果関係の証明は基本難しい)、と解するくらいしか予想できないが、少々愛媛県警の対応については疑問視する。(なお、こういう場合は、県警本部に確認を取ると案外動いてくれたりするが)あと、愛媛県の条例上違反辺りで動けそうなものだが・・・・・?

妻が直接、加害されています。 - YouTube

 もっとも、リバエコ勢はこれらを単に「アンチ」と呼んでいるが、個人的にはアンチではなく単純愉快犯であり、実際にリバエコを悪として認知しての私的制裁ではないものと考えている。この手においては相手にすることなく正当制裁で対応することが望ましい。実際にコメント等を追っているが、この時期、やさぐれメタルが正しいと思っている人物がかなり減少しており、リバエコ側に嫌がらせしているのは勘違いしたリスナーと言うわけではない可能性が高くなっている。
 この点は1月30日に投稿された、へな・ちょこお買収疑惑に関する反論動画でもそうであるが、一見して何の問題もないものを敢えてわざと曲解するという行為が目立つようになる。最近の言い方だと「一般の注意をもってすれば容易にそのような結論にらない」と言ったところであり、リバエコと愉快犯による捏造風評いたちごっこが展開されている。

 リバエコが時事系チャンネル【へな・ちょこお】買収したらしいです。 (youtube.com)

 令和5年4月6日、リバエコより重大なお知らせとして、動画が投稿された。冒頭では引き続き悪戯な書き込みをした人物への開示請求を進めている旨を述べるとともに、とあるyoutuberに言及した。
 名前を一切出していないため、ここでは名前は避けるが、約2週間で15本ものリバエコの風評動画などを投稿している。
 動画上では「手書きの訴状を送ってきた」と紹介しているため令和4年2月26日動画の続きと思われる。(2月26日が春となるかは、些細な問題と思うので言及を避ける)
 なお、さいたま地方裁判所の4月5日付の書類については、「被告は真摯に謝罪する」「損害賠償金として30万の支払い義務があること認める」という文面であった。
 裁判所から、とあるが、通常判決に「謝罪」は存在しないため、これはおそらく「調停」による和解条項であることが伺える。これは、いわば裁判所お墨付きの示談・和解と思えばよい。内容に違いがあるわけではないが、調停は判決と同等の効果を有しているため、仮に反故や和解条項違反があった場合、法的措置が速やかに取りやすいという点もある。
 ここで敗訴的和解という単語が出来ているが、事実上一方的に謝罪と損害賠償が認められているので形式上は和解であるが、内容としては敗北といって差支えがないため、正規にこのような言い方はないが、意味としては理解できるものである。
 動画後半では、今回について事実上の勝訴といえる状況から、改めて悪戯を行っている人物(動画内では「ネット反グレ」「犯罪者界隈」等と呼称)に対して遠回しに警告をしている。

重大なご報告があります(とあるYouTuberへの訴訟 裁判結果) - YouTube

【訴訟本編】

 令和5年3月27日、時系列は少し戻るが、やさぐれメタルの弁護士が辞任するという事態が発生した。なお弁護士が下りるというのは普通か珍しいというものではなく、純粋に大きな問題があったとなる。
 なおやさぐれメタルは、6人もの弁護士からなる弁護団を雇っている。リバエコが大企業で特許や企業秘密に関わる戦いをしているならばともかく、本件において弁護団を雇う理由はあまりない。

 令和5年4月8日、やさぐれメタルより、リバエコとの和解が成立した旨の報告動画を投稿した。和解内容は以下の通り

① やさぐれメタルは、小川氏らに対し本件基板を本和解の席上で引き渡し、小川氏たはこれを受領した。
② 小川氏らはやさぐれメタルに対し本件基板の代金相当額として3万円を本和解席上で支払い、やさぐれメタルに対する本件訴えを取り下げに同意する。
③ やさぐれメタルはこの取り下げに同意する。
④ 小川氏及びやさぐれメタルは小川氏らとやさぐれメタルとの間には本件基板を含む一切の基板の引き渡し請求に関し本和解条項に定めるもののほかに何ら債権・債務がないことを相互に確認する。
⑤ 訴訟費用は各自の負担とする。

 内容からも判決ではなく先述同様、調停による和解であると判断される。動画内ではやさぐれメタルも述べているように、あくまで今回はコラボ時の「基板のみ」の和解であり、一応はリバエコが正当に取り戻した、と言える和解内容となっている。
 おそらくは、今までのやり取りにおける慰謝料等の裁判の最終判決は時間がかかるため基板を争点にしたものと、それ以外を分けて、こちらの問題を早々に片付けようとしたものと考えられる内容であった。
 ちなみに動画の最後の「今回は異常です。」が誤字なのか、別のメッセージがあったのかは定かではない。

リバーズエコ小川氏との裁判で和解が成立しました (youtube.com)

 なお同日、リバエコも短いながらLIVE配信を22時から行うと告知動画を挙げた(ここで裁判期日が前日の4月7日であったことが分かる)動画ではあくまで告知のみであるが、やさぐれメタルの投稿した上記動画に対して言及する部分があることを仄めかしている。具体的には、これまで非公開指定されていた事実について暴露するといったようなものである。
 令和4年4月8日、ライブにて当初裁判所より示された和解案の「骨子(=枠組みのようなもの)」を公開した。内容は
①お互いに誹謗中傷しない
②お互いに今度接触しない。
③本件につき、別途記載した文書記載の内容を口外する場合を除き。第3者に口外しない
④リスナーその他の第3者に誹謗中傷の中止を求める共同声明
⑤被告(やさぐれメタル)が損害賠償金として〇〇万円支払う。
※金額は伏せているのではなく、そのまま〇〇と記載されている。
⑥本件基板を返却する。
⑥原告(リバエコ)は、被告私的に掛かる原告動画の動画の一部をカットする。
⑦清算条項

※⑥が2個あるのは何かの誤記かと思われる 

 なお、この勧告は令和4年11月29日に既に決定(勧告)されていたということを公開した。更にさやぐれメダルはこの裁判所の勧告に従わない旨の回答をしたという衝撃的な事実が伝えられた。
 もちろん和解に応じないということは、結局として裁判官による最終審判(判決)を受けるという意思表示になる。
 ただし⑥の基板の返却については、やさぐれメタルは合意した。つまりやさぐれメタルが投稿した動画内容はこの⑥の部分のみを抽出・歪曲したものであり、実際の和解骨子からは相当ずれているという内容であった。

【LIVE同接2,685人】やさぐれメタルの虚言捏造信者扇動について(裁判で嘘をつく大魔王Y・永久保存版) (youtube.com)

 続いて3月6日の裁判所内での調停において興味深いやり取りについて説明した。両者は直接は接触せず、やさぐれメタル側の弁護士(後に辞任)がお互いの待機室を往来する形で調停が進むことになった。

リバエコ要求   :やさぐれメタルに最初のcore7のヒートスプレッター
          の返却
やさぐれメタル回答:最初の返却時に底の方に入れたと返答
リバエコ否定・反論:無かった、また時期からしてもその時期の返却は無理
          である。
やさぐれメタル回答:ヒートスプレッターは全て溶液で溶かしてしまった。
リバエコ反論   :動画ではちゃんとカラ割して取り外している。溶かし
          ていない。
やさぐれメタル回答:ヒートスプレッター(=銅)が当時、有価物(価値が
          あるもの)と思わず捨ててしまった。
リバエコ反論   :動画では銅のインゴットだ、と価値を認めている。
          ありえない。

 部屋の往復という短時間でやさぐれメタルは主張を2転3転させるも最終的には「捨てたので返せない」の一点張りとなった。

 続いて次の期日(やさぐれメタルの弁護団は辞任し、新任弁護士が対応)に「手つかずで残してある」と主張していた基板について返却したが、明らかに送付した基板よりも目に見えて少なかった。なお具体的にどの程度減っていたかはリバエコが別日に動画を投稿している。

やさぐれメタルから返還された21kgの基板の重さを計ってみた (youtube.com)

 さらにやさぐれメタルは、リバエコ側弁護士の住所フルネームを公開したため弁護士の子供に危害を加えることを仄めかすような嫌がらせが増加したことから、裁判所より嫌がらせを制止する宣言をすように言われたものを無視した結果、とうとうやさぐれメタルの弁護士は3月27日付で6人全員が辞任する事態になった。

 またやさぐれメタルが当所和解条項で上げていた「総額242万円の訴訟の取り下げ」について、そもそも何の値段か意味不明であるとリバエコは、主張した。これまでの経緯のとおり、現時点では損害賠償金額については一切触れられていないので当然である。小川社長は、これはやさぐれメタルが本訴訟で使用した費用のことではないかと推察しているが、一切謎である。いずれにせよ、やさぐれメタルが出した動画が何を言っているかすら不明ということが分かったという状態になる。
 
 冒頭で述べたように、裁判所の和解勧告・骨子からはかけ離れており、基板部分のみとやり取りしか行っておらず、和解案を蹴った以上、裁判は続行となるため、和解とは言えない。やさぐれメタルは、基板以外について「別訴」と言っていたが、どう見ても本訴である。もっともこの時点でやさぐれメタルが勘違いをしているという可能性は低く、あくまでリスナーに対する主張であると見るのが自然だろう。
 もっとも、リバエコ側弁護士の嫌がらせの件について新たに紛争が発生したので、そちらは別訴と言えるかもしれないが・・・・。

 問題解決としては一向に成果がなかったとも言えるが、それでもここまで両者の論理戦であったところ、初めて司法がリバエコ側の正義を認めたという点は、情勢的に大きな意味を持ち、このころから形成が逆転することになった。この頃には赤木レイア、クロスミレ、狸山まみりん、へな・ちょこおを始めとした多くの時事系が中立ではなくリバエコ側を擁護せざるを得ない事態になった。これについては中立である時点で既に犯罪を容認しているという状況にまで陥ったともいえる。既にやさぐれメタル側のリスナーについて犯罪者集団であると言われても言い返せないほどに嫌がらせが横行している状態であった。
 裁判指示まで出たとなれば正義vs正義ではなく、正義vs悪という構図になる。戦国時代でいえば、リバエコ側は正義の旗を得た(またはやさぐれメタルが朝敵と認定された)というところである。

 令和5年4月14日、リバエコは、4月10日付の和解条項の正本が届いたことを報告した。動画においては関東にいるやさぐれメタルの方が明らかに早く入手しているはずなのに一向に動画化しないことを非難したうえでライブにて中身を公開することを宣言した。

やさぐれメタル、ふざけるなよ? (youtube.com)
正本を公開し、やさぐれメタルの虚言扇動を訂正します (youtube.com)

<<正本抜粋>>
令和4年(ワ)第700535号
東京地方裁判所民事第40部和解室

原告:小川社長、妻、メタルハンターZERO
被告:やさぐれメタル

 本件基板(別紙物件目録記載1及び2の約計21kgの基板を言う。)の性質内容等を鑑みると、本件基板の引き渡しは判決に基づく執行によるものではなく、当事者間で任意で行うことが相当であることを踏まえ、当事者双方は本件基板の引き渡しに関する紛争に限り、可及的速やかに解決するものとして、次の通り、ここに裁判上の和解をするものである。 なお、本和解は上記経過等に鑑み、下記3項により取り下げられた原告の訴えにつき、原告らが再度訴えを提起することを妨げるものではない

① 被告(やさぐれメタル)は、原告ら(小川氏ら)に対し本件基板を本和解の席上で引き渡し、原告はこれを受領した。
② 原告らは、被告に対し本件基板の代金相当額として3万円を本和解席上で支払い、被告はこれを受領した。
③ 原告らは、被告に対する本件訴えを取り下げ、被告はこれに同意する。
④ 原告ら及び被告は、原告らと被告の間には本件基板を含む一切の基板の引き渡し請求に関し本和解条項に定めるもののほかに何ら債権・債務がないことを相互に確認する。
⑤ 訴訟費用は各自の負担とする。

<<正本抜粋終わり>>

 解説すると、まず本件の「基板の引き渡しに関する紛争に限り」+「下記の通り」とあるようにこの和解条約は「訴訟の全部ではなく基板の引き渡しに関する争いのみに関する和解条項」であることが分かる。
 この「上記経過に鑑みて」+「再度提起を妨げるものではない」とは、3月6日の裁判所内のやり取りを鑑みて、裁判所も基板が全部ではないと疑っている
 つまりこれは一例であるが、
〇 実は基板を一部隠し持っていた
〇 一部を売却して現金化してしまっていた
 というような事実が発見された場合は、再度、返還や賠償の請求をすることが可能であるという意味である。リバエコがこれらの新証拠を見つけることは極めて困難であると思われるが、万が一のために請求権を残した決定となっている。

 なおやさぐれメタル側は、おそらく条文を読み違えていると思われるが、今回取り下げたのは「基板以外全て」と思っているようであるが、それだと4項と矛盾する。
 4項では「本件基板を含む一切の基板の引き渡し請求に関し」+「債務・債権がない」とある。つまり、賠償金、慰謝料、謝罪等々の請求に関する債務債権が残っているわけである。もし3項で訴えの全てを取り下げたのであれば、「全ての債務・債権」と記載しなければ矛盾してしまう。というか冒頭に「基板の引き渡しに関する紛争に限り~」と言ってるので、この和解条約には「その余の紛争については言及されていない」
 
なお、実際に引き続き訴訟が続いているのだからその余の紛争すべてが取り下げられていない証左である。

 4月16日、リバエコはライブにて再度解説したが、この条件構文については掛かっている部分が離れているため、文書構成把握能力が必要であり、正本を上から読まなければ、誤読の可能性があるものであったため、長らく(現在も極めてだが一部)理解できずに、言い争いが続くことになる。

 今週、やさぐれメタルの訴状出します(裁判終わってねーよ) (youtube.com)

 実際に紛争は終了していないことが分かる。

【裁判進捗現状まとめ】
1、リバエコは、やさぐれメタルに複数争点の訴訟を起こした。
2、このうち、最もリバエコが重要視していた基板についてやさぐれメタルが、使用せずそのまま保管している旨を回答した。
3、裁判所は、やさぐれメタルが、リバエコに対し、賠償金や基板の返却、更にリスナーに対する共同声明を発することを骨子とした和解を勧告した。
(和解ではあるが、内容上、事実上のリバエコの勝訴である。)
4、しかし、やさぐれメタルは、裁判所の勧告を無視するものの、基板の返却には応じた。
5、しかし、実際に21kgほどの基板のうち9kg程度しか返却されず、裁判所は、その経緯を踏まえ、再度基板の返却・賠償に関する再訴を可能とする条件付和解条項を記載して、とりあえずの形式上の和解を成した。

【吉原弁護士 背任騒動】

 少し話は反れるが、同時並行的にリバエコは、上記、いやがらせをしてきたアンチの数々の情報開示に成功し、そちらでも争っていたが、リバエコが雇用していた、吉原弁護士が訴訟相手である【旗コウジ】に、ガールズバーで12万円の接待を行うという事態が生起した。さらにその動画内では、吉原弁護士は小川社長の奥さんは暴力団の娘であると吐露している。

 現役弁護士による名誉毀損の証拠(吉原崇晃弁護士の発言) - YouTube

 動画投稿主は旗コウジであるため、吉原弁護士が名誉棄損となるかは検討が必要だが、少なくとも弁護士倫理として吉原弁護士の行動は、極めて異常な事態である。

070弁護士職務基本規程 (nichibenren.or.jp)

 ちなみに旗コウジによる脅迫・挑発動画はこのようなものである。(まぁそりゃ訴えられて当然だろうという感想しかないが)

リバーズエコ元顧問弁護士吉原崇晃と旗コウジ (youtube.com)

 いずれにせよ、既に背信行為、守秘義務違反を犯し、買収されたかのような吉原弁護士の行動が目立つようになる。また吉原弁護士が解任後、それまでリバエコに嫌がらせをして開示請求を受けていたアカウントが一斉に削除されるという奇怪な現象が発生した。開示請求は大小あれ、一部は発表していたが、未発表のものも削除されていた上、この開示が通ったアカウントの一覧表(リスト)が流出していたことがあとで発覚した。
 当然に犯人は、小川社長・その妻・吉原弁護士・新弁護士に絞られるものであり、状況的に極めて吉原弁護士に疑惑の視線が集まることになった。
 真実は不明であるものの、リバエコは、この吉原弁護士に対して懲戒請求を行うことを宣言

安心して下さい。必ず界隈に法的措置を行います。 (youtube.com)

 9月8日、新しい弁護士を雇用したリバエコは、新弁護士の助言の元、吉原弁護士の作成した対やさぐれメタルの訴状内容が、勝訴が厳しいという理由でいったん取り下げを行った。

やさぐれメタルに対する【PDD(パパ抱っこ抱っこ)訴状】を抹消しました。 (youtube.com)

 前述した基板受け渡しにおいても、すべてそろっていないのであれば受け取らないとのリバエコ側の主張を遮り裁判に有利になるからと(実際にそのように裁判で有利になることはない)和解条件を吞むように促すなどの、吉原弁護士の弁護内容についても雲行きが怪しいところが見え隠れしていた。
 肝心のやさぐれメタルとの訴訟であるが、一旦基板関係が終了したため、残る内容は名誉棄損と損害賠償が主であり、こちらもやさぐれメタルが敗色であるものの、金額についての争いとなるので裁判としては一旦落ち着くことになる。
 このため以降、リバエコの主戦場は対吉原弁護士及び対アンチとなっていく。完全に無関係とはいえないが、現状ではこの話題については、場合により別記事とするか検討する。

【訴訟後編】

 比較的長い期間を開けて、リバエコは、令和6年3月16日に経緯説明を含むライブ配信を行った。

裁判所で虚言を披露する自称大魔王やさぐれメタルのとんでもない虚言について (youtube.com)

 具体的な進捗は把握が難しいが、現状では争点は基板でやさぐれメタルは、もともと送られてきた基板は9kgしかなかったというのが現在の主張のようである。
 ちなみに、21kgは公文書に記載されている数字なのでごまかしようがないが、これを21kgという9kgの商品名であるといういうロジックを本当に信じている人物がいるらしい。まぁたぶん本当に信じてるのではなく愉快犯だと思われるが。
 現状はまだまだ抗争中というところで、ここで終わる。


【編集メモ】
 とりあえず、現状まとめで終了かな?













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