堀口氏虚偽発表証明の証明

ということで灰豚氏が弁護士に相談に行かれたので、私も考察してみようと思う。なお証明はこれ
堀口英利くんが虚偽発表をしていることの立証|灰豚 (note.com)

【今から読む1兆円バトルの経緯説明】

① 時事系youtuber小林の怒りch(以下、配信者を含め「小林氏」という。)に対し、堀口英利氏(以下、「堀口氏」という。)が、自身の画像などについて著作権侵害であるとしてyoutube運営に通報。この結果、youtube運営は、小林氏の動画15本を視聴不可能状態にした。具体的に言えば完全に削除されたのではなく運営による細部確認のための一時的な視聴制限状態である。
 堀口氏は、これを誤って「チャンネルが停止した」とプレスリリースをしてしまう。些細な勘違いではあるが現時点でこれに対する謝罪や発表の取り消しは堀口氏からなされていない。

② 小林氏は、この運営の措置を不服として、youtube運営に異議申立を行った。youtube運営はこの異議申立が行われたことによって、堀口氏に侵害の前提となる証拠の提出を求める通知を送付した。

③ しかし上記②の異議申し立ては弁護士名義によるものであった。これに対して堀口氏は「小林氏が弁護士の名前を使って虚偽の異議申立を行った」と発表した。

④ この際に、灰豚氏が堀口氏に対して「虚偽の報告である」と指摘した。
小林氏が虚偽申立を行ったとされる証拠として堀口氏が提示したが、第3者も含め以下のように反論された。

証拠:本人でなければいけないのに弁護士の名前なのは小林氏が勝手に弁護士名を使ったからである。
反論:youtubeの異議申立の説明には動画運営者本人による申立との説明があり、弁護人に関する記述はないが、実際に異議申立フォームでは、弁護人名義による異議申立は可能である。

なお堀口氏はこの件に関しては以降沈黙している

証拠:書かれていた弁護士に電話したが、委任契約はないと言われた
反論:赤の他人である堀口氏にそもそも契約関係を喋るはずがない
堀口氏反論:訴えたのは自分なんだから当事者であり弁護士が対応しないはずはない
反論:小林氏の申出先はyoutube運営であり、現時点で堀口氏は直接の当事者ではない。そもそも弁護士がそう答えたのかすら怪しい。
堀口氏反論:2つの電話番号から電話を掛けた、これが証拠だ。
反論:電話を掛けた証拠であって、弁護士が答えた証拠ではない。

なお現時点では堀口氏は弁護士が委任契約を結んでいないと言った、の証言を堅持している

⑤ 上記のやり取りの中で堀口氏は「私が虚偽の報告をしたなどいうのは名誉棄損である。虚偽と言うならば立証責任は貴殿にある」旨の発言を行う。この際、虚偽について争い(レスバ)し、結果として虚偽の証明により当初賭けのように1億円が提示されたあと、堀口氏から「1億でも1兆でもよい、虚偽ではないから払うのは貴殿(灰豚氏)である」とのことにより通称「1兆円バトル」と言われる証明論争が勃発した。

⑥ 先攻は、灰豚氏で冒頭のリンクによって証明を展開した。現時点では堀口氏は本件について逃避し、灰豚氏が判定勝利状態である。

 なお、小林氏の動画は15本すべてに問題がなかったと判定されchが完全復活しているが、現在も堀口氏は報告記事について取り下げていない。

【本題】灰豚氏の証明は証明を成しているか?

ということで、以下ようやく私の記事部分である。
まず灰豚氏の証明は数学的には背理法に当たる。

【背理法】について
数学をやってきた人ならば、「証明」という分野についてもっとも有名なのは、数学的帰納法と背理法であると思われる。
既に忘れてしまった人がいると思うので背理法とはどういうものかというと

命題Aを証明する際に、仮にAが真実でないとしてその証明に矛盾があることを証明することによってAが正しいことを証明する方法である。

今回に直せば
命題は「堀口氏は虚偽の報告を行った」である。
つまり「堀口氏は真実の報告を行った」と仮定して、それに矛盾が生じれば命題が成立する、という証明方法である。

ちなみに、ここでいう真実とは「=小林氏が弁護士の名前を勝手に使った」であり、先述の通りこれは間違いであるから、「堀口氏は真実の報告を行った」は成立しない。
つまり背理法としては灰豚氏は証明完了(Q.E.D)している。

しかし背理法の落とし穴としては「正解が必ず選択肢の中に限定」されていることが条件である。
例えば数学でいえば「Aは偶数ではない、だから奇数である」ということを上記背理法で証明する。一見して正しいように見えるが、偶数でも奇数でもない無理数だった場合はこの証明は失敗していることになる。

つまり灰豚氏の証明に完全性を保証するには「真実」か「虚偽」かの2択以外の存在がないことが確定していなければならない。つまり「真実ではない=虚偽」が証明できるかにある。

一応辞書では

【虚偽】
うそ偽り。真実でない事を、誤ってまたは故意に、真実だとすること。

であり虚偽には誤解・誤認・勘違いも含まれていることが伺える。事典的な解釈でいえば、故意か過失か関係なく、真実でなければ虚偽と言うことになっているため灰豚氏の「堀口氏は真実を言っていない、よって虚偽である」の背理法証明は現状で完全性を有する。

【あとがき】

一方で故意と過失(誤認)は、悪意の有無という点では明らかに責任の重さが違うことは道理的に自明ではある。
この点で私は両者に質問をし、灰豚氏は虚偽の定義で誤認を分離させなかった。つまり、故意か勘違いであっても「堀口氏が虚偽の報告を行った」は成立するのに対し、堀口氏は虚偽の定義から「誤認・誤報」を排除した以上事実だけでなく「悪意・故意」も証明しなくては行けなくなったので、かなり厳しい証明能力が求められる。
はたして証明可能なのだろうか?

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