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携える

集団の中に入らないと生きていけないと思い、無理して頑張ってボロボロになりながら食らいついてきた。それでもそこに居場所は無くて、いつの間にか孤立し、最後は排除されるようにその場を追われる結果になる。

何度それを繰り返すのか。

だいたい自分自身でさえ、その場にいたいと思っていないにもかかわらず、どうにか自分の形を歪に歪めながらでもそこにいないと生きていけないという思い込み。

本当に?
本当にそれを望んでいる?
こんなにボロボロになってまでそこに食らいつく意味なんてある?
何度それをやっているのだろうと途方に暮れる。

人に合わせなければと、どれだけ自分を歪めてきたか。

そろそろ、もうそういうのやめれば?
傷ついて膝を抱えている内面の自分に対し、大人の私が声を掛ける。

だったらどうやって生きていけばいいんだよ!
ボロボロになっている私が言い返す。

望んでいない生き方に一生懸命に自分を当てはめ、
それが正解なんだと自分に言い聞かせて生きる。

自分でも違うとわかっているくせに。
いつかに置き去りにしてきた自分と手を携え、
そろそろ一緒に生きていく時期に来たのかもしれない。

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