自家感作性皮膚炎体験談(6)と(7)の間

血液検査のことなど。

2019年の9月に治療開始して、ずっとベリーストロングランクのステロイド軟膏を使い続けていました。ネットの情報などを見ると数カ月以上連続で使っていると皮膚が薄くなってくるような副作用が出ると言われているようで、この頃、少し不安になっていました。

実際に副作用なのかどうかははっきりとしませんが、関節の内側やデコルテあたりの、皮膚が薄いところにできた湿疹に体用のステロイドを塗ると青あざ状に内出血してひどく痛むことがありました。打撲で内出血したときみたいにズキズキと、何もしていないのに顔がゆがんでしまうくらいの結構な不快感で痛みます。少し前に出ていた毛嚢炎も痛みは強かったんですが、単純な痛みではそれよりもずっと痛いです。

ステロイドの副作用で皮膚が薄くなると血管がもろくなり内出血するというのをネットで見て、内出血の部分を先生に診ていただいたのですが、「これはステロイドの副作用の症状とは違いますね」という診立てでした。でもぶつけたこともなければステロイドの薬以外で他に思い当たることも全くありません。

そんなやり取りの経緯もあって、2020年の1月の受診の時に今後の治療方針に関する質問してみました。

先生のお返事は、(ちょっとうろ覚えですが)薬の変更はなし、これ以上強くするのなら内服薬を使うことになるが、それはできるだけ避けたい、という旨でした。長引いていることへの対応として、合併症がないかどうか、血液検査をしてみましょうという話にもなり採血しました。

自家感作性皮膚炎は糖尿病などの既往症があると治りが悪いことがあるようで、その辺を懸念されていたのだと思います。

1月の受診で採血、結果は2月にうかがいました。結論としては、多少数値は悪いものもあるけれど、特に大きく問題になるような値ではないという結果でした。

その血液検査の中で私がちょっと気になったのはヘモグロビンです。以前、貧血治療をしたときに、13超えるあたりまで上がっていたヘモグロビンが、10を切るまでに下がってしまってました。基準値を少し割った程度なので貧血としては軽い方ですが、貧血治療をしたときに花粉症が改善したことを話して、鉄剤を飲んでみたいと希望してみましたら、皮膚科で鉄剤は出せないので内科でもらって、とのこと。

ちょうど新型コロナ騒ぎが怪しくなり始めた時期で、内科に行くのはちょっと気が引けてなかなか出かけられなかったのですが、逆にみんな避けていて空いているかもと思い3月に入ってから近所の内科クリニックで相談をしました。

皮膚科での経緯を簡単に話して、血液検査のデータを見ていただいて鉄剤処方を受け約ひと月飲みました。そして4月に内科で再度簡単な血液検査を受けて、ヘモグロビンが13.5まで回復していることを確認しました。

鉄剤の効果ですが、皮膚炎に関してははっきりと自覚できるほどの変化はありませんでした。でも、3月、4月辺りは生理関係の周期変動はあるものの全体的には少しずつ良くなっている感じだったので、貧血改善による効果も若干はあったのかもしれません。

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