自家感作性皮膚炎体験談(7)
(7)ホルモンバランスのこと
このシリーズの(0)の時に書きましたが、私は更年期終盤の年代です。実際にはあまり大した更年期症状は出てなくて、自分的には更年期という明確な自覚がなかったのですが…
数年前からあちこち不調だったのも、たぶんその辺に遠因があるのかもしれません。あくまで想像ですが。
自家感作性皮膚炎になって、こういう時は悪化する、という経験則がだんだん積み重なって、冬の終わりが近づくころにはある程度のコントロールができるようになってきました。
おりしも新型コロナウイルス騒ぎで、皮膚炎抱えているいま、COVID-19になったら絶望的にイヤだなと思えば、自然に感染予防も真剣に取り組みます。ちょっとでも具合がおかしければ早め早めに対処、無理しない、適度に日にあたり、栄養バランスもできるだけ整える…と。
それでも更年期由来のホルモンバランスの悪さは対処のしようがなくて、周期の怪しい月のものの時期には一時的な悪化で困ったこともありました。気持ち的には複雑な部分もあるのですが、更年期抜けて、完全に終わってしまえば楽になるのかな、年齢的にはたぶんあと数か月だろうなと考えて、どうにか紛らわせていました。
そうするうちに気づくと、しつこかった腿の湿疹がだんだん治まってきているのを感じるようになりました。
腿は11月に膀胱炎で悪化させる前はかなり良くなっていたのです。その状態と比べると、2~3月頃はまだだいぶ湿疹があるのですが、ピークは完全に越している感じでした。
ホルモン関係の影響だと思いますが周期的に、悪化、少し良くなる、悪化、少し良くなる…を繰り返して、全体には少しずつ良くなっている感じです。
ちょっと話が前後しますが、1月ごろのあまり状態が良くなかったときに、薬の塗り方が良くなかったのか、皮膚に特徴的なブツブツが出来た時期があります。湿疹のブツブツとはちょっと違う、鳥肌が立つような感じですごく細かいブツブツができて、それが集まって皮膚がしわしわになる感じ。ゴムシャーリングの生地みたいな感じなんですが、分かってもらえるかなあ。
これ、診察のときに先生に見せても特にコメントはなかったのですが、自分の経験的に薬を湿疹の外側の部分に塗りすぎるとひどくなる感じだったので、なるべく中心のある丸い湿疹の一個一個にだけ薬を載せるようなイメージでピンポイントに薬を塗るようにしたらだいぶ良くなりました。
湿疹がたくさんできてしまっているときは、つい面で塗りたくなりますが、湿疹自体が繋がって全体が腫れあがっているときでなければ、面倒でも一点一点薬を置いていく塗り方をしないとだめなんだなと自戒です。
そのシャーリング状のしつこいブツブツも徐々に薄くなってきて、3月の受診で少しずつ良くなっていることは報告しましたが、9月に治療を始めて半年、ずっとベリーストロングのサレックスを使い続けているので、そろそろ副作用が心配ですと相談してみましたら、先生も少し考えて、薬を変えてみましょうということになりました。ステロイドの強さ的には同じランクベリーストロングですが別の薬です。
私は3月~初夏にかけて、何に反応しているのか確認できていない花粉症で免疫関係がボロボロになる時期なので、また悪化するのではないかと不安を感じながらも、新しい薬で改善されたらいいなと期待もして処方箋を受け取りました。
この頃処方されていた薬
1.保湿剤(プロペト)
2.ステロイド体用(スチブロン+ザーネ軟膏)
3.ステロイド顔用(アルメタ)
4.抗ヒスタミン剤(ビラノア、フェキソフェナジン)
抗ヒスタミン剤は「痒くなかったら飲まなくていい」と言われていたので、この頃はもう、飲んだり飲まなかったりでした。フェキソフェナジンは昼夜で1錠ずつ飲んで、ビラノアは痒みの強い日だけ飲む感じ。だんだん飲まなくても大丈夫な日がおおくなっていました。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?