2023年からの傾向について

今回は、毎年の予想についてのような内容ではなく、ざっくりと今後しばらく20年以上続く傾向について説明していきたいと思います。

来年からはこれまでにない倒産ラッシュが訪れ、ますます世の中は厳しい空気になっていくと予想していますが、その中でも一番業界自体激変してしまうのが製造業。

特に、家電は全般的にですが、アパレルもその1つに入ります。もうすでにその流れは始まっているようですが、これまで新商品とセール品、新作と型落ちしたものといった区切りだったものがなくなっていっているようです。

新品は新品の扱いのままを貫き、セールを今後行わないと宣言するブランドも出てきているようですね。又はセレクトショップ等でそういった商法を取るようにもなっているようです。

特に首都圏などはそういった対応が早いようですが、地方は後から右習えというように普及していくようにも思います。

今後、製造業はあらゆるコストが膨らむ、といった影響からSDGsなど思想的な影響も含め、いわゆる中古市場が拡大していくようになるでしょう。

Reduce、Reuse、Recycle、といった概念が社会に強く根強き浸透するのが今後20年少しの期間になっていくのですが、だからといって物価の高騰がおさえられることはなく、おそらく中古市場での価格はそれほど低価格ではない、つまり新品市場が圧倒的に高騰していくための理由付けに使われるという可能性もあるのではないかなと思います。

特に、2025年に起こる可能性があると問題視されている太陽フレアの影響について考慮すると、現代で普及しているサブスクリプション方式のサービスなどは、インターネットの通信障害によって多くの問題が生じやすくなる可能性が高いのでデジタル化が当たり前のようになっている書籍や音源(CD)なども元々令和以前に出回っていた商品が中古市場で高値がつくなどの流行もあるかもしれません。

アパレルに関しては、リユース事業に力を入れ適応力をもつ企業が残っていき、アパレルだけでなくインテリアなど、衣・住をコンセプトにブランド化していき利益を出すこともあるかもしれません。今後数年の、最悪なケースを考慮してそういった準備を始めている企業も現時点では多少あるように思えます。

リユース事業が様々なマーケットで一般化していくまでに、もし大きな金額の買い物や、好きなブランドの定番アイテムがあるなど、そういった買う予定があるものについてはなるべくはやめにお買い物しておくのがよいと思うのでご参考までに。

来年から、またあっという間に高騰高騰、高騰高騰高騰、の嵐で消費者にとってはつらい時代が到来すると思います。

余談ですが、追剥という言葉がありますが「着ている衣服や金品をはぎ取り、強奪する強盗や盗賊」という意味ですね。西洋東洋どちらも調べればわかりますが、昔は追剥がとるくらいの価値を衣服は持っていたから強奪されていた時代がありました。

一枚の服が何か月、何年、一生働いた対価になるというのは、現代でもありますね。ファストファッションやブランド物の価値、そしてブランド物でも大量生産だけでなくオートクチュールまであります。

ファストファッションが普及しすぎた現代では、理解し難いものでもあるかもしれませんが、衣服が価値を持つ時代が到来する可能性もあるわけです。ないものねだりをするのが人間で、すぐ買えない・手に入らないものほど人間は欲求が高まり欲しくなる生き物でもあります。

今まで当然に買えていたものがすぐ手に入る金額ではなくなる、今まで少し無理をしていれば買えていたものが辛抱しなければ買えなくなる。

3年程過ぎて、気づけばもうそんな時代になっているかもしれません。
必要なお買い物は、なるべくお早めに。


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