先見の明、として占いを活かす重要性

今回は、つらつらと思う事について書いてみようと思います。
題名にあります「先見の明」というのは、やはりどのような時代においても成功者に必須である生まれ持った感性というイメージがあるでしょう。

そういった感性に恵まれなくとも、占いでも「先見の目」として活用し、先を見通す情報として活かすことは可能です。個人的な問題の悩みの解決や、抽象的なアドバイスだけでなく具体的に現実に活かすことが可能な占いはたくさんあるでしょう。

その占いのアドバイスを聞いたとしても、活かしきれず何も変えられないという人も多くいらっしゃいます。現実の変化を起こすことは、時として決断を強いられることもあるからです。

先のことを考え動く、という発想をポジティブに捉える人も現代のスピリチュアル信奉者の方に多くいらっしゃいます。

私はあまりそういった発想を持ち合わせておらず、どちらかというと「沈む
船には乗らない」という意識をもっているタイプだと思います。沈む船から逃げることネズミの如し、とはよく言いますが、私の命式には「子」が入っているのでそういうカンがとても強いタイプです。特殊干支の組み合わせがあるので、霊感が強く占い師の素質が強い、というタイプですね。

四柱推命の、命式で年柱・月柱・日柱・時柱のいずれかにおいて子が入っている人は、やはり多少カンがあるのではないでしょうか。割合的に強弱はあるかもしれませんが、嫌な予感がする、ここは危険だ、とかいろいろなんとなく感じるものが意外と先に進むと当たっていることも多いのではないかと思うのでもしご自身の命式がお分かりの方は、ご自身の人生を振り返って検証してみることをおすすめします。

さて、この今回の先見の明、という言葉は先を見通す神のような神通力をもった目、予知能力としてポジティブな表現をとりましたが、この表現よりも今後これから先の時代を生き抜くために必要な精神性というのは私はどちらかというと、「沈む船から逃げることネズミの如し」の方が適切ではないかと思うのです。

見捨てる、見限る、という意味でもありますが、そういった人間関係の断捨離(仏教用語を整理の意味として使用するのは気が引けますがここではそう表現させていただきます)、縁切り、することで人生が明るくなる、または自分自身の負担になるものを切り捨て身軽になる、ということもあると思います。

これまで20年以上、はたまた180年栄華を極めたものの衰退、破滅、破綻といった事象が今後20年凝縮されて起こる可能性が高い。それが、来年からの20年間です。

もう今年2023年も、あと4か月。2024年2月から、新しい時代の幕開けとなります。それまでの間、色々な出来事があり自分自身に自問自答する人も増えるでしょう。


「ここは、沈む船なのか否か?」

見極め、大事ですね。


沈む船だとしても、転覆しないように共に尽力したいと思う程の関係性であれば残るのはとても大事なことです。それほどの想いが浮かぶほどではなく、それどころかこれまでの恨みつらみが浮上し、見捨てたくなるような関係性であればあっさりと離れるのが人間。それでいいと思います。

今回、この投稿をしたのは自分自身の中でとても意味があることなのですが、私自身の大事な友人が長年とても嫌な待遇をされ続けても我慢をし何度も許してきたのにまた裏切りのような行為を親しい人間にされたという相談を先日されました。

話を聞いている時、私もよく知っている友人なので涙がとまりませんでした。なるべくなら性善説を信じたい方ですが、人間の世界は古今東西、人類史上始まって性善説を支持できるほどの現実はあまりないように思います。

どのような関係性であっても、我慢が限界なら切り捨てる。そういったことも時には必要、と思いますね。


沈む船に嫌な思いをしてまで乗り続け、一緒に沈んでしまってはこの人生は何だったのかと後悔するでしょう。そして、何より、その船が沈んだことさせえも尽力した側のせいにされることだってあるでしょう。


先見の明よりも大事なのは、もしかしたら、その人間自身の人間性を見抜くということかもしれませんね。



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