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変わるきっかけとして

 新しい環境に飛び込むことは誰しも怖いことだと考えている。
 新しい土地へといくよりも、その地で一生安住したいとも考える人もいる。
 なぜか、その方が楽だからである。

 新しい環境へと足を踏み入れたとしても人間にはそれに適応しようとする能力が備わっていると感じている。
 子供の頃よく見ていた好きな戦隊アニメが終わる際、新しい戦隊シリーズには抵抗を感じる。だがこれらを抵抗を感じつつ、強制的に受け入れていく。いや受け入れさせられる。
 そのような体験がないだろうか。
 つまりはその中で生きていけるよう人間的にも幼少期に訓練されてきている。

 筆者も例外ではない。
 就職を失敗し、落ち込み、そこから立ち直り、二番手の会社へと入った。
 入ったことに安心しきっている自分がいたのも事実、だが入社一ヶ月経たずであることを悟ったのであった。

「社会の歯車の一部へと
       着実に組み込まれつつある。」

「ぬるま湯に浸かりながら
         毎日を過ごしていくのか」

 これらに気づいたのは1日目にして、狂気の世界へと放り投げられ、自分は誰でも替えが効くような存在なんだと確信してしまったからだ。

 普通であることが悪いとは考えたことはない、むしろそちらの方が良いとまで考えている。
だがこのような体験をしたことで、何か一つでも変えていかなければ、「自分が失われてしまう」ような危機感を覚えた。

 少しずつではあるけれども、ひとつずつ思いを綴っていこうと考えている。

 このように長文を書くことは少ないだろう。1、2行でもいい、続けることで「何か見える世界が変わっていく」ことを信じ、雲に覆われた先が見えない今を進んでいきたい。