見ることと見えないもの
去年のクリスマスに、ずっと欲しかったプラモデルをサンタさんに頼んだ。「高すぎるので駄目です」とクリスマスの1週間前にお手紙が届いた。
代わりに僕の枕元に届いたのはサッカーボールだった。僕は運動が嫌いなのに。
その日僕はサンタさんの正体がお父さんだと気づいた。小学生になってからずっとずっと僕にサッカークラブに入れと言ってきていたからだ。お父さんはバレていないと思っていたみたいだった。喧嘩になった。
今日はお正月。お年玉を貰った。僕の家は親戚がいないので、お母さんとお父さんから