見出し画像

even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女 キャラ別感想文 ネタバレ有


「even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女」 という乙女ゲームを未プレイの方へ。こんにちは。

こんなところに来ていないで「even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女」という激烈爆最高ゲームをやりましょう。さようなら。

私は「even if TEMPEST 宵闇にかく語りき魔女」をプレイしたことで、夏休みの宿題が早めに終わり成績が上がり足が速くなって腰痛が治って宝くじが当たり、石油王と結婚しました。



この文章を読むにあたっての諸注意


あまりにも長いです。気づいたら1万文字超えてて笑っちゃった。

・私はこの作品がとても好きで素晴らしいと感じたので肯定的な文章です。

紹介文ではなく感想文なので、どんなゲームなのか知りたい方向きではありません。
シナリオの感想2割、キャラの感想8割です。8対2ですね。いただきます。プハァッ、ウメェ……

・この感想文は全て主観とうろ覚えです。あまり真に受けず読んでください。嘘言うかもしれません。

筆者はゴリゴリのカプ萌派です。更に言うなら主人公の背後霊派です。主人公の後ろに居るつもりでゲームをしています。

・「終遠のヴィルシュ」「鬼滅の刃」「グノーシア」の名前を出していますが、作品のネタバレはありません。

・最初からガッツリネタバレ有。個別ルートの感想でも真相の話をしています。閲覧は自己責任で!前半でも駄目そうだと思ったらすぐ撤退してください。




次からネタバレ有の個別感想文です。言いたい放題。


キャラ別感想

ティレル・I・リスター


狂う狂う狂う!!!!
初手少ない会話でティレルの「こいつ最高」感を引き出しすぎ天才。

自信家で傲慢で褒められるのが大好き。その性格に見合う能力がちゃんと備わっていて、ツンデレ風味の黒髪吊り目の杉山紀彰って、オタク古のDNAに刻まれてる最高のやつ。俺、この喜び、「知っ」てる―――
頭がよく頼りになりすぎるので、味方になってくれると「勝ったな!風呂行ってくる!」になる。

まずあの、すごい最低なんだけど蛇が嫌いなのやばい。蛇が嫌いなの興奮する。ティレルは真剣に無理なのに興奮してごめん。Chu!(倒置法)

その点アナスタシアはサバイバル知識と度胸があるから蛇の対処も余裕なので、新居に蛇が出た場合も安心だ(ゴキブリ感覚の蛇)
蛇退治できる女なんてそうそういないからティレルにはアナスタシアしかいないよ。ティレアナしか勝たんってワケ。蛇でティレアナ証明完了QED。
ティレル、こんなに地に足ついてそうで、ティレルの生い立ちと性質がそれを許さないというか。異端審問官でイシク族でニンジャで猟犬っていうカニの矛盾画像状態のティレル。


アナスタシアの彼氏

あんな簡素な部屋に、似合わないかわいらしい花を机に大事そうに飾るくらいには、イシク族であることがティレルという人間を根から支える大事なことだ。コンラッドに仕えることで自己を保ってたのにそれ全部根底から間違ってたとなると、足をついてた地面がなくなった、そこに足をついていてはいけなかったということ。そりゃ絶望するしああもなるし、そうなっちゃったらコンラッドをぶちのめしたくもなるよね。私が。

頭の良い人って、人より気づけることが多いゆえに心が折れやすい気がする。ティレルはこんなに尊大なのに、誰かが困ってたらなんだかんだ助けるし、相手の気持ちに寄り添える繊細で優しい人だ。物事の本質にすぐ気づいてしまうのに取り繕うのも上手い。

だからああなっちゃったのかな(号泣)
√最後の自死スチルほんとトラウマ。回想にこのスチルが出てくるたび、膝からくずおれて泣いていた。1週目だったので、当然ハッピーエンドに向かうと思ってただけに勘弁していただきたかった。自死は駄目だよ…ダメだって…
パッと見一番自死から遠そうに見えるだけに来るものがある。あんな幸せそうな微笑みで…死…ウ…………ティレル…

ところでこのルートの裁判パートゾッとした。
いや、最初っから犯人なのわかってたけど。わかってたけどさ~~~無邪気なショタ…
シチューにされて食べられる攻略対象、2度と味わえない体験。2度と味わいたくない体験。シチューだけにってね、ハハ(乾いた笑い)
ティレアナの何気ない屋台食事シーンにまで伏線が張ってあるのでゾワゾワする。

SAD LOVE END

と言う名のエッチラブエンド(違います)めちゃくちゃセクシーを感じたんだけどみんなはどう?同意を求めるな。
コンラッドは最悪だしアナスタシアは純粋にかわいそうだと思ったけど、アナスタシアを抑えてるティレルの表情がなんというか、背徳的でどうしようもなくて、えっと、フフ…下品ですいません…
普段あんまりBAD系のエンドには興奮しないタイプなんだけどテン魔女のSAD LOVE ENDは全部刺さった。最高ヤッターッ!🏆

最終章

ティレアナって最高!期待を上回ってきてくれた。
まずあの感じのティレルがへりくだってくるの正直面白い。
先行マヤ・カークランドVS後攻ティレル・I・リスターの薄味濃い味舌戦大好きすぎる。ティレル・I・リスターの口の強さは自ずと知れてるけど、食い下がれるマヤが強い。舌戦レベルの差を強火古参後方保護者感情で補えてる。メイドVS従者、ファイッ!
普通にガチでへりくだってた上での敬語だと思ってたから、ティレルの手のひらの上だったとはね~!もうやだ~~~~好き~~~~
策略としては見事だし実際結果が伴ってはいるけど、対人コミュニケーション的には不器用な選択な気もする。とても良い。
敬語外れた時の確定演出感。これこれ~!これだよ~!



クライオス・キャソロック

「緑の古川慎」とかいうパッと見完全に私特攻の攻略対象。(筆者は緑のキャラを推しがち)(好きな声優は古川慎)ふたを開けてみれば「胡散臭い笑顔の頼れる優男」だったので好み的には対象外っぽい!これ刺さらんわガハハ勝ったなと思っていた私が浅はかでございました。

まず2週目だったので、単純にゲームの面白さに震えていた。裁判の立場毎回変わるんだ!わーいグノーシアみたい!とテンションが上がっていたところで、来ちゃった大事件。クライオス・キャソロック強すぎ事件。
アナスタシアが一瞬にして「勝てない」と本能的な恐怖を感じて動けなくなるほどのエンダーさんを、スチルと共に華麗に退けるクライオス、強い男は強いからかっこいい(小学2ねんせい)


一日目空が暗くなったことがずっと気になっていたので、実はすでに誰かがメンブルムになってるんだろうな…とは思ってたけど。思ってたけど!

私は食べるのが大好きなので、味がしないって気が狂いそうだなと思った。作中にもあったけど、姉たちがクライオスのために作ってくれたケーキと、そのへんの草の味の違いもわからない。わかってあげられない。こんなんずっと抱えてたら心荒むよ。この病を抱えながら人に優しくあれていたクライオス偉すぎる。無気力になってはいたけど。メンブルムになっても人を殺さないほどの欲の無さって…

あ!?待って今気づいたんだけど、イシュがメンブルムに特別な力は付与していなかったということは、つまりクライオスはこの時素の強さが解放されただけってこと!?病のせいで生きる理由が特になくて強い気持ちも持ってなかったけど、「アナスタシアを守る」という方向に倫理無視の激情が働いたってことじゃん!!無理~~~~~!!!
アナスタシアを深く愛してしまったからメンブルムの凶暴性が出てきちゃったのしんどすぎ。1週目クラアナしんどすぎるよ!人を殺さないと怪物になっちゃうなんて聞いてない!何あの死に方!鬼滅の刃!?


ところでこのルート裁判パート入ってからが以下略。いつでも裁判パートは最悪。血まみれのマヤ見た時の絶望感筆舌に尽くしがたい。べちゃべちゃに泣いた。
こう感じたの私だけかもしれないけどこのゲーム、絶望シーンに浸らせてくれなくない?そのあとすぐちょっとトンチキな雰囲気になるというか…どっちかにして!?と泣き笑いするはめになってどういう顔すればいいかわからなかった。笑えばいいと思

SAD LOVE END

メンブルムなのにアナスタシアから信用されるの、キ、キツーイ!!アナスタシアも悪くないだけにキツーイ!!
黒バラになってしまう理由が的確過ぎて良すぎて舌を巻いた。
そしてこのエンドもエッチだった

最終章

もうだめだ、メロすぎ…も、もうだめだ…MOU DAMEDA
みんなでパーティーしてて、アナスタシアと付き合ってるのか聞かれたときの「んー?」でもう駄目余裕大人CV古川慎いい加減にしろッ
雰囲気一番余裕あって、顔だちも誰より大人で、リミッター外れればエンダーさんすら退けるほどの強さの持ち主が!一人の小娘(アナスタシアはただの小娘ではないけど)にベタぼれで!すげー嫉妬深いの!たまらん!
嫉妬って普段あんま刺さんないんだけど、クライオスになんの要素が足されようとドキドキしているので恋は盲目じゃん。なんでこんなに好きなんだろクライオス・キャソロック~~~~

筋力ある男の、足あたりを持ち上げるデ○ズニー映画みたいなハグスチルだーいすき!大満足!いうことなし!
なんでクライオスだけ最終章スチル1枚しかないの?

ゼン・ソルフィールド


ゼンのゼンによるゼンのためのゼンペスト魔女。ゼンしか勝たんのだわ。
どうしてこんなに良くも悪くも徹底的に相手に寄り添って考えられるのか、どうしてゼンがこうなったのか気になりますFDお願いします。いや嘘。徹底的にイチャこいてくれ。いや、嘘。いや…

信用してくれてからは徹底的にアナスタシアの味方。少し危うさを感じるほどアナスタシアの意思を尊重し、支え、守ってくれる。優しいというよりこれは甘やかし。ゼンに甘やかされるの最高…
支えたり支えられたりはあれどゼン√はその中で一番「一緒に走ってる」感が強かった気がする。ゼンには死に戻り前の記憶があるので今まで言えなかった事情が全部言える。
ゼンだけにゼンぶ…ってね…(ヒュウと甲高い音を上げながら一陣の風が吹く)
だからというか、いやおそらくそうでなかったとしても、ゼンはアナスタシアの苦しみを自分のことのように受けて、できる限りの寄り添い方をしてくれる。
「次は俺を頼れ」がファースト感動ポイントだったんだけど、何がミソって、「次」がさ。アナスタシアが進む道には絶対に困難しか待ってないのわかって、「頼ってくれたら良かった」じゃなくて次の話をまずする、っていうのがなんか、刺さって…
頼れと言ってくれたとおり、頼らない選択肢選ぶと黒いバラ咲かせちゃうのが好きだし、その通り頼れば絶対に助けてくれるところも大好き。城潜入パートあまりに良くなかった?ゼン・スケベ・ソルフィールドがよ…

ところでこのルート、裁判パー以下略。一番キツかった。限界すぎて終遠のヴィルシュよりしんどいって口からこぼれたけど、今思うとつらさのベクトルが違うから比べらんないです。
立場がメンブルム側なんだもん。人狼サイドにもなれるんだグノーシアみたい、と無邪気に喜んでいる場合ではない。
これ見よがしに魔女裁判のメンバーがマヤ、クライオス、ルーシェンなのが最悪だよ。コンラッドは良いけど…
むしろ「殺す」の選択肢大喜びで押したけど…(個人の感想です)

アナスタシアの様子がおかしいと気づいていながら微笑んで殺されるマヤ、アナスタシアを信じぬいて殺されたルーシェン、アナスタシアに何か大義があるのならと生きるのを諦めてしまったクライオス。魔女裁判で殺していくたびに私は毎回等しく体調不良になった。クライオスとか、直前に攻略しててどうしてそこで諦めてしまうのか心理がわかるから余計におええええぇ具合悪い
目的のために大切な人を次々と手にかけなくてはいけなくて、アナスタシアも後ろの私もボロボロのクッタクタになっていくので、余計にゼンとかいうあたたまりポイントが効いてくる。勝手にたき火みたいな扱いしてゴメンね。

ゼン・ソルフィールド、見た目はあんなに強いコーヒーなのに、どこまでも優しいミルクなんだよな。見た目はあんなに強いコーヒーなのに(色黒サイコー!)☕️
そんなだったから、終盤でアナスタシアに「苦しめ、最後まで無理をしろ」みたいなこと強く言ってくれるのめちゃくちゃ感動しちゃった。獅子の子落としみたいなこともできる人だったんだ。
ゼンの良いところは、バランスが良いところだと思う。アナスタシアの隣で倒れないようにそっと支えることもできるし、それが最善ならアナスタシアの背中を蹴っ飛ばして、前に進めと強く言ってくれもするのが。両方って中々できることではない。
とことん大切な人に優しくするのって難しい。相手の心を慮って、行動に移す事を常にしているのって疲れるし、観察力や想像力もいる。
大切な人に厳しくするのって難しい。下手をすれば厳しくする側の方が心が痛むだろうに、相手のために心を鬼にできる根の張った優しさ。
ゼンのアナスタシアへの言動は、ひとつの究極の愛だと思った。

なんでゼンの境遇で他人にそこまで愛を注げるの?????私だったら他の人間にかまけている余裕がないか、もしくは荒み切って諦め自暴自棄になっている。
私は「普通に生きていた人が望まぬ形で不死になる」が一番しんどいと思っているので…ていうか乙女ゲームそういうの多くない!?何とは言わないけどアレとかソレとかさ…😭

ANOTHER END

アナスタシア異世界転生エンド。後味がわりと結構アリなんじゃないかと思った。ゼンアナ現代ハッピーエンド欲しい。
アナスタシアどこにもない言語喋るから人体実験とかされないといいな。 ナナナナ~ナナナナ~発想が物騒

SAD LOVE END

割とアリなんだよなさっきから~~~
傷の舐めあいというか、慰めあいというか、相手に寄りかからなくては息もできない状況、でも息をすると苦しい状況は胸が締め付けられつつ、そこはかとなく色気があって素敵。綺麗な言葉で誤魔化そうとしていますが「このエンドはエッチだなあ」ということです。

最終章

もう爆湧き。オーディエンス大興奮。スタンディングオベーション。
選手宣誓、私しろものはスポーツマンシップに則りゼン・ソルフィールド氏がアナスタシアのホクロを発見した事件を一生擦り続けることをここに誓います。

ゼンの最終章は脳死で萌えころがるとことお前~~~~~~!!!!(涙)となるとこが混在してていとしさとせつなさと心強さとって感じ。まずはせつなさから。
ゼン・ソルフィールド、身を引くな!!!たのむ、たのむ…身を引かないでくれ、好きになっちゃうから…自己紹介すると性癖は身を引く男だから…
気持ちはよくわかる、信用を置いた生涯の友、好きな女性と同じ時を歩めないんだから姿を消したくなる気持ち、わかる。でもゼン・ソルフィールドってどこまでも他人本位で優しいからさ、絶対にそれだけじゃなくてアナスタシアのためでもあるんだよな、ック~~~~~~~~他ルートのゼンを思うと胸が抉れる~~~~~

と、今考えればめそめそできるんだけどプレイ時はその前のゼン・ソルフィールド泥酔劇場に心持ってかれすぎて一生口角上がってた。クライオスナイスすぎ。
「ホクロはっけ~ん」じゃないんだけどwwwおもしろかわいすぎ、有罪!
この時のゼンが素面だったってことはさ、「これが愛する女との一生の別れだからホクロぐらい発見しとこ」ってことでしょ?(?)
愛する女との一生の別れならホクロのひとつくらい発見するか。するわな。アナスタシアとの今生の別れなら私だって酔っぱらったふりしてホクロ発見する。むしろホクロ発見程度で終わって偉すぎない?無罪。

難儀な道を選んじゃうゼンを引っ張り上げれるくらい、本編を通してアナスタシアの幸せをつかむ力が強くなったんだなと思うと感動。アナスタシアがめちゃくちゃ苦しい時に一緒に歩いてくれていたのは間違いなくゼンなので、今アナスタシアがこうやってできるのは巡り巡ってゼンのおかげでもあるし…最高だし…ゼンアナフォーエバー…


ルーシェン・ノイシュバーン

プロローグ時の「顔だけ王子」と呼ばれている状態から、死に戻りを繰り返し後半に行くにつれてどんどん冷たくなっている(ように見えた)ので、「ルーシェンもループしてるのでは?」とアホ探偵かましていました。全然そんなことなかった。ルーシェンがアナスタシア過激派トンチキオモロ王子なだけだった。
真相ルートということで、ルーシェンにはどえらい秘密があってめっちゃシリアスで…と言う展開を勝手に想像してたので、ルーシェン視点から始まって男性主人公のホンワカ月9恋愛ドラマみたいなノリで来られた時は、もうたのしくて…いとしくて…

自己紹介をすると私は情けない男がだいだいだいすきなので、泣き虫だとなおよしなので、ルーシェン・ノイシュバーンが最推しです。
なんならもう顔だけ呼ばわりされてた時から大好きだった。たしかに能力がなくて逃げ回って諦めてきた威厳のない王子だったかもしれないけど、この時から立場に胡坐をかかず弱い者に寄り添える素敵な人だったもん…何が顔だけだよ…いいもんルーシェン殿下の魅力を知ってるのは私だけだし。過激少数派ルーシェン殿下担ムーブ🔪

情けないとは言いつつも彼は決して弱い男ではない。むしろとても強くて勇気のある素晴らしい人だ。ひとり部屋に戻って油断するとすぐ涙が出るような本質はそのままで、「冷徹王子」と評されるまで己を高め周りを律した素晴らしさといったら。
目立ったら死ぬかもしれない環境で、幼いころに憧れの少女にもらった言葉と手紙を胸に、一歩踏み出した勇気ってめちゃくちゃすごいと思う。何度も折れそうな瞬間があっただろうに、人前で泣きそうになっただろうに、手紙だけを支えにして踏ん張ってきたんだと思うと…
そんな健気主人公(この場合少女漫画の)みたいなルーシェン、アナスタシア側からの矢印は結構最後の方にならないと感じられないの可哀想。
そう、こんなに健気かつ真相ルート男なのにちょっと不憫でかっこつかなくてドタバタするのがルーシェンのサイコーなとこでさ…
なんなら健気ってより若干…あの………なのも好きなとこでさ。
ペットにアナスタシアの名前つけるの結構ちょっとさ…ね!、あの…ちょっと擁護しかねるじゃん!私は!擁護しかねるのが!!だいすきなんだ!!!
私はちょっと気持ち悪いルーシェン殿下がだいすきなんだ!!!!!あ🫢

ルーシェン殿下がアナスタシア大好き芸をドタバタ繰り広げている間にアナスタシアは大変なことになっている。自らの危険性に怯えるアナスタシアは、トラウマである最初の屋根裏に自ら閉じこもってしまっている。
ところでこのあたりのゼン・ソルフィールドの「俺はアナスタシアをわかってるんだ」感やめてほしい。何がずるいって「そう」だからさ…

そんな状態で突入したアナスタシア復活シーン、控えめに言って最高!一番楽しかったのここかもしれない。ありがとう、テンペスト魔女!!!
心の折れたアナスタシアに前を向かせ、部屋から引っ張り出す、といういかにも少女漫画のヒーロー!みたいなシーンなのにも~~~~かっこ悪い!スマートじゃない!余裕がない!ルーシェン・ノイシュバーン!!たまらん!

栄えあるルーシェンの第一声「バカ!」でもうここからは最高の時間なんだな、と判断して衝撃に備えた。判断が早い。これには鱗滝さんもニッコリ。
憧れのアナスタシアと小学生みたいな喧嘩して、女の子前にして1人半ベソかいており、俺は膝から崩れ落ちた。衝撃が膝に来た。もう立てない。勝利確定のスチルを舐め回すように拝んだころにはルーシェンは動かぬ最推しとなっておりました。本当にありがとうございました。
一人で抱え込み潰れようとするアナスタシアを等身大の女の子に戻してあげる。絶対に意図的ではなかったけど、これはルーシェンにしかできないことだ。ルーシェンが元々弱虫で、そんな自分から目をそらさずひたすら向き合って成長したからこその結果だと思った。
ルーシェンは知らないけれど、彼はアナスタシアを2回も屋根裏から連れ出している。暗闇、不幸せの象徴のような場所から外へ。弱かったあの日も強くなった今も変わらずに。さすがの文脈じゃん。ルーシェンのルーシェンによるルーシェンのためのルーシェテスト魔女じゃん(語呂に無理がある)

SAD LOVE END

スチルキレ~~~~~^^と思うことでしか正気を保てない。ルーシェン・ノイシュバーン、水中が似合うんだ…ふんわりとイマジナリーアナスタシアが出てくるとこで涙腺崩壊した。これはエッチではないな ~NOT ECCHI~
いつも思うけど、メンブルムの状態で自死を選ぶのって相当な精神力が必要なのでは…?

最終章

他キャラと違って最終章に至るまでにあまりイチャついてくれないので、ようやくルーアナが吸える…!!と意気込んでから突入した。

なのにどうしてこの期に及んでコンラッドにつつかれなきゃいけないんだ。やっぱこいつどっかでどさくさに紛れて俺が処しておくべきだったんじゃないか?(物騒)
アナスタシアの後ろの私がコンラッドの暗殺を企てる前に、ルーシェンがちゃんと解決してくれて助かった。冒頭ではちょっとなんかあっただけでう…グス…ってやってたのに、こんなに立派な王子になって…;う…グス…

ルーシェンの前のアナスタシアはやっぱり年相応の少女になっていて、めちゃくちゃかわいいんだこれが…^^少し違うけど学園物の同級生ぽさを感じた。のどごしさわやかでたまんね~~~
この調子でじゃんじゃんイチャこいてくれよな、と思ってたら結婚した。違う、待ってほしいオタクの誇張表現じゃなくてほんとに、結婚したんだよ。
でもそっか、よくかんがえたら始まりはコンラッドと結婚して王妃になるかも、というところからだったし、何周も経て別の形で幸せな王妃になるというこの結末は綺麗で納得がいく。義理の母親、妹から虐げられ耐えていたらなんやかんやあって王妃になった、って文脈だけ見ればシンデレラのようで素敵。いやどう考えても殺伐としすぎだけど。姫強すぎだけど。
プロポーズで泣いちゃったとこ「それそれそれ~~~ッ!!!」て感じだった。需要に供給が追い付いた。だってなんか、もはやすでに見たことあった。
欲を言えばアナスタシアのドレス姿を見ただけでボロボロ泣くルーシェンとか、マヤの結婚式スピーチでアナスタシアよりルーシェンの方が泣いてるとかそういうのも見たかったけど、あんなスチル出されたらなんも言えねえや。世界一幸せになるんだよ、アナスタシア…


サブキャラの感想

私選抜メンバーなのでいないキャラもいます

マヤ

マ゛ヤ゛~~~~~~~ッッ!!!!!!!!!バブ~~~~~~~~~!!!!!!
かわいくて優しくて優秀なメイドでアナスタシア強火古参後方過激派保護者なんてそんなん好き。マヤと結婚するんだいッ俺が。
もうだいすき。こんなんみんなだいすきなやつだからいつも酷い目にあってオタクの涙を引き出してくる。やめてほしい。
マヤにストレートに認められてる攻略対象、多分ルーシェンしかいなくて笑う。マヤチェックきびしい。

コンラッド

手腕も口も強くて権力もある、ついでに顔面も良い圧倒的強者…と思ったら、わりと小物感もあってよくわからん。初期のロケット団みたい(そうか?)
かっこよすぎないしとことん道徳心がないので、プレイヤーのヘイトタンクとして非常に優秀だったと思います。ほ、褒めてます

エヴェリーナ

絶対ラスボスだと思ってた。全然違った。
掘り下げが少なかったのでもうちょっとほしい。気持ちはなんとなくわかった。掘り下げられたとて同情はしないけど…

オーラ

ひどい!意地悪!あざとい!可愛い!!!
オーラ、ほんとにかわいい。寂しかっただけだもんね…私が愛すからね。私がママになる
かわいい女の子への判定が甘すぎるオタクからは以上です。

ヒューゴ

絶対アナスタシアのこと好きじゃん!?!?やさし~し気さくだし顔良いし、ヤダ!ヒューゴと結婚する~!俺が!
マヤとヒューゴと結婚してオーラのママになりたい強欲の壺。

メイル

めっちゃ好き。俺らって感じで。
度々魔女に利用されててかわいそう。
ルーシェンとの関係性がだいすき。陰キャ同士通じるものがあるんだろうな。コラ!陰キャのこと王子って呼ばないでください!無礼ですよ!
ペットの名前アナスタシアてマジかよコイツ漫才してるとこかわいい。

ルーン

かわいい。声が最高。そういうアプリで寝落ち配信者やってそう
願わくばこれが最後の逢瀬になりますようにってセリフ、いやそうなんだけど私としてはルーンにまた会いたかったから複雑な気分で聞いてた。
優しくて儚くてそれでいて男性らしさは損なわれていない最高の声で優しくされるので、死に戻りで会うたびになんか泣きそうになってた。

イシュ

諸悪の根源だけど、真相を知ってくうちに愛おしさがこみあげてきてしまった。
最悪のゲームを提供してきた悪いやつだけど、根底には大切な人を思う心しかなくって、彼のさみしさがダイレクトに伝わってきてなんかかわいく思えてきた。クロム~~;;
やったことはやったこと、罪は罪なんですけど、それはそうとて可愛い。本当の諸悪の根源はノイシュバーンだし…

誰かを選んで幸せに生きた後のアナスタシアと黒幕がエピローグで話すって見たことがなかったので新鮮だった。THE答え合わせタイム。
「生まれ変わって違う誰かになっても会いたい」と思ってくれるって、すごいよね…



ちょこっと感想文のつもりだった(ほんとなんだ…信じてくれ…)のに思ったより長々とした感想文になってしまいました。総括とかは無い!テンペスト魔女、最高!もうすぐFD出るね!!!
even if TEMPEST 〜連なるときの暁〜を買おう!おわり!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?