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葬儀費用|互助会(ごじょかい)とは?互助会の意味や互助会費の内容を解説


こんにちは、茨城県水戸市の葬儀社『橙縁社(とうえんしゃ)』です。



ピンポーン♬

『互助会のご案内なんですが、ご興味ございますか?』



突然、訪問営業の人が自宅に訪ねてきて、『互助会』の会員を勧められたことってありますか?

まぁ、東京や大阪など首都圏では、あまりないとは思いますが。。。



確かに、聞き覚えがない人もいるかと思いますが、

『冠婚葬祭と言えば互助会』

と考えている人も、実は多いのです。



『ところで、互助会って何なの?』

『営業に来るくらいだから、何か得するサービス??』



世間的には、あまり知られていないかもしれない『互助会』ですが、特に我々葬儀社にとって、とても関係が深いのが『互助会』です。



そこで今回は、葬儀と関係の深い『互助会』の意味や内容を、簡単に紹介していきます。




葬儀費用|互助会(ごじょかい)とは?互助会の意味や互助会費の内容を解説

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そもそも『互助会』とは、葬儀や結婚式などの冠婚葬祭に備え、毎月お金の積み立てを行える組織のことです。



『積み立てってことは、貯金みたいなもの?』

『それとも、保険みたいな感じ?』

と考える人も多いことでしょう。



しかし、共済や保険と似てはいますが、全く違うものなんです。



互助会は積み立てても現金を受け取れない

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共済や保険と、『互助会』に大きな違いがあります。



その大きな違いとは、貯金や共済、保険などは、

・現金を預ける ⇨ 現金で返ってくる

となりますが『互助会』は、

・現金を預ける ⇨ 契約内容に応じたサービスを受ける

上記のように、お金ではなくサービスを受け取るのです。



つまり『互助会』とは、毎月決められた掛け金を、決められた回数だけ払うことで、冠婚葬祭を行える費用の積立なのです。




なんで互助会って組織があるの?

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『互助会』は、相互扶助(そうごふじょ)の精神から設立されました。

まぁ簡単に言えば、社会や組織の構成員同士が、お互い助け合うために、生まれた訳です。



冠婚葬祭の費用は、高額なケースが多く、また突然必要になることも多々あります。

その不安感を、毎月少額ずつ積立て、『互助会』の会員同士が費用を出し合うことで、会員の負担を軽くすることを目的としています。



また『互助会』の歴史は古く、昭和23年戦後の混乱期に生まれたサービスです。

当時としては、消費者を重視した珍しい制度のサービスで、その利便性から徐々に全国に拡大していきました。



互助会の費用は月々いくらぐらい払うの?

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高額で突然かかる冠婚葬祭費用の不安感を、軽くするための『互助会』ですが、実際毎月いくらぐらい支払うのでしょうか?



・月々の払い ⇨ 1,000円~5,000円

・支払い回数 ⇨ 60回~100回

現状では、上記の内容が一般的になっています。



そして、払い込み金額や支払い回数によって、いくつかのコースがあり、受けられるサービスが異なります。

内容や支払いコースは、もちろん選ぶことができます。



しかし、『互助会』は全国に約350社ほどあり、その『互助会』ごとにサービス内容が異なりますので、注意が必要です。



また、あくまでも目安ですが、一般的に『互助会』会員は、

・一般価格より3~5割安い

というサービスを受けることができます。




互助会は途中で解約できるの?

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『互助会』は、積立式で満期を迎えて初めて、会員サービスを受けることができます。

もちろん、満期を前に不幸があった場合、その不足額を収めることで会員サービスは受けられます。



しかし、少額の積立とはいえ、経済的な事情から解約を望む場合もあることでしょう。

その時、『互助会』は途中解約できるのでしょうか?



結論から言えば、解約できます!!



しかし、解約するには注意が必要です。

それが、解約手数料が掛かることです!!



『互助会』の積立金は、掛け捨てではありません。

そのため、積立金から解約手数料が引かれた金額が、払い戻しされます。



しかし『互助会』は、会員の掛け金の2分の1に対して保全義務があります。

つまり会社の経営に、全てを使うことができないのです。



そのため、『互助会』の解約は、解約費用や手数料が高額なケースが多々あります。

ちなみに、解約手数料10~20%が一般的だと言われています。




最後に

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今回は、葬儀と関係の深い『互助会』の意味や内容を、簡単に紹介しました。



『互助会』は元々、助け合いの精神から生まれた、戦後から続いている冠婚葬祭サービスです。

また、共済や保険とは違い、現金ではなく契約内容に応じたサービスを、毎月少額の積立で受けることができます。



突然、高額な費用が掛かることが多い冠婚葬祭において、少額の積立で不安感を少しでも取り除くことができる『互助会』ですが、注意しなくてならない点もあります。



それは、

・互助会ごとに受けられるサービスが異なる

・途中解約でも、満期でも解約手数料が高い

上記の2点が、『互助会』でよく聞くトラブルです。



『互助会』の会員だからと言って、無料で冠婚葬祭を行える訳ではありません。

あなたが考えている式の内容に応じて、『互助会』の内容も見直してみて下さい。





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